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第28回西東三鬼賞の選考結果について

 第28回西東三鬼賞には、国内外から4,228句(848組)のご応募をいただきました。多数の応募作品の中から厳正な審査を行った結果、各賞を決定しましたので、ここに発表いたします。
 
 《審査委員》 茨木 和生  寺井 谷子  久保 純夫
 

【大賞・西東三鬼賞】 1句
 
 マスクしてしづかな国となりにけり 北海道 松田 佳子
 

【秀 逸】 10句(受付順)
 
 天井に扇風機見え三鬼の忌 東京都 菊池 ひろこ
 骨だけになって見ている冬景色 大阪府 米岡 隆文
 鍵穴を失ひし鍵梅雨出水 岡山県 浅沼 利郎
 仮死の蜘蛛捨てにいく兄の下敷 山口県 鳥野 あさぎ
 父の日や甘き匂いの殺虫剤 岡山県 保田 紺屋
 げぢげぢが筆入れの中憩ひ居り 岡山県 三宅 陽陽空
 プール熱きのう沈めた巡洋艦 沖縄県 畑人
 電子の海に言葉は苦しく絡まっている 新潟県 細ノ木 太
 蟻穴の周り砂積む爆心地 東京都 大久保 昇 
 股ぐらに風船挟む男児かな 静岡県 川上 森

【入 選】 30句(受付順)
    
 疫病禍や大きな音の蝿叩 岡山県 妹尾 武志
 六道のいづれも拒みたる海鼠 京都府 北川 柊斗
 父拾ふ青水無月の骨拾ふ 東京都 曽根 新五郎
 死の灰の青水無月の小瓶かな 東京都 曽根 新五郎
 夜長人にれがむ美作俳諧史 岡山県 妹尾 武志
 箱庭の家のみすべて灯をともす 香川県 北窓 倫
 あの夏は銅を拾つてゐて昭和 奈良県 森重 南行
 さよならと言はれて気付く案山子かな 埼玉県 鈴木 良二
 コンビニに牛乗る車冬日和 長野県 寺本 一之
 たくさんの今が分かれてしゃぼん玉 大阪府 米岡 隆文
 残る虫前後左右のしづかな死 京都府 島村 福助
 三鬼忌の硝子磨きて世を覗く 千葉県 石橋 徹生
 手袋が右手のように落ちている 東京都 京戸 宗保
 縱縞のスペインのシヤツ三鬼の忌 福岡県 中島 直四郎 (「縞」の高は原句でははしごだかです)
 感情に重力ありぬ黒揚羽 京都府 北川 柊斗
 アマリリスくすくす笑ひ合ふ老化 徳島県 松尾 初夏
 遠足に来ていない子にみやげ買う 東京都 川崎 果連
 三鬼の忌端のめくれた英和辞書 岡山県 黒瀬 琢葉
 8の字に蠢く輪ゴム三鬼の忌 東京都 高橋 透水
 蓮守の小屋に女の枕かな 岡山県 杉山 武明
 紅玉ほどの別の心臓届きけり 熊本県 坂崎 善門
 どんぐりを三鬼の墓に供へけり 岡山県 杉本 征之進
 玉葱の芯にさみしさ見つけたり 神奈川県 渡辺 一充
 木守柿国家機密の色をして 大阪府 藤井 なお子
 逃げそうにないものまでも虫籠に 愛媛県 森田 欣也
 煙突が見えて終戦の日と思う 大阪府 季村 和哉
 潔く飢ゑてをりけり秋の空 神奈川県 三玉 一郎
 名を知らぬ子に託されしずずこかな 愛知県 水野 大雅
 少年の化石に生まる黒揚羽 神奈川県 相原 光樹
 亀虫もあなたも生きている匂い 埼玉県 佐藤 きりん

この情報に関する問い合わせ先

津山市産業文化部 文化課
  • 直通電話0868-32-2121
  • ファックス0868-32-2154
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520 東庁舎2階
  • Eメールbunka@city.tsuyama.lg.jp