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令和5年8月21日市長定例記者会見

令和5年8月21日市長定例記者会見

記者会見の様子
*手話通訳が付いた動画を市公式Youtubeチャンネルで見ることができます
市公式Youtubeチャンネル(概要欄に目次を付けています)

 

会見内容

冒頭あいさつ

先週、台風7号により、道路や河川、家屋などへの被害が発生いたしましたが、人的被害はありませんでした。早期復旧となるよう全力で対応して参ります。
なお、大気の状態が不安定な時期でもありますので、今後も、住民の皆さまには、市や気象台から発表される避難情報や気象情報を、ご確認いただきまして、自然災害への備えをしていただきたいと思います。

さて、新型コロナウイルス感染症が、5類へ移行し、コロナ前のような制限の無い、夏を過ごしています。
感染症は、油断すると広がってしまうことからも、感染対策は個人の判断が基本となりますが、感染拡大や医療ひっ迫を防ぐため、基本的な感染対策に、ご協力をお願いいたします。

今月、5日、6日に「POWER OF SMILE 笑顔の力で未来に繋ぐ」をテーマとして開催いたしました「津山納涼ごんごまつり」において、祭り史上、最高となる、13万人という多くの方に、ご来場いただき、「夏の津山」を楽しんでいただきました。
ご来場いただきました皆さま、大変ありがとうございました。

また、本日で、開業100周年を迎えた、JR津山駅の記念式典が、午前中、「SAKU美SAKU楽」の津山駅停車時間に合わせて、多くの皆さまのご出席の下、盛大に開催され、改めて、津山駅の歴史を感じたところです。
津山駅につきましては、本年3月にエレベーターの設置が整ったところです。今後も、JR津山駅の利便性が向上するよう、努めて参りたいと考えております。

今月、27日(日曜日)には、「NHKのど自慢」が、津山文化センターで開催されます。荻野目洋子さん、STU48の皆さんをゲストに、前日の予選を通過した、18組程度の方々が出演されます。
午後0時15分から1時まで、生放送されますので、みなさんご覧いただきたいと思います。

そして、スポーツでうれしい知らせが続いております。
今月、福岡県で開催されました、「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」において、津山市在住の土井美智江さんが、80歳の区分において、50mバタフライで、金メダルと、50m自由形で、銅メダルを獲得されました。
また、今月、北海道で行われました「全国高等学校 総合体育大会(インターハイ)」において、陸上女子1500mで、ドルーリー朱瑛里さん(津山高校1年生)が、3位入賞。同じく、陸上女子で、木梨光菜さん(倉敷中央高校2年生)が、4×100mリレーで、3位入賞と、100mハードルで、4位に入賞されました。
津山市出身の方々の、こうした大会でのご活躍により、地域も盛り上がり、私を含め、たくさんの人に感動と勇気をもらったと、大変よろこばしく思っております。
今後の更なるご活躍を期待しております。

 

 9月定例市議会への提出議案等について

9月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、8月28日、月曜日に開会する日程などが決定されました。
今議会に提出いたします議案は、補正予算議案3件、条例議案2件及びその他議案4件の 計9件でございまして、本日、議案を送付しております。
また、追加議案等といたしまして、令和4年度会計決算議案18件及び人事案件4件を予定しております。
 

 令和5年度第4次補正予算案の概要について

9月定例市議会に提案する一般会計第4次補正予算は、5億3,620万円を追加し、補正後の予算総額は499億9,379万7千円となっております。
今回の補正予算は、国・県補助事業の内示に伴う事業費調整のほか、6月補正予算編成後における事情の変化等で、補正予算措置を必要とする事業を中心に編成しています。

主な事業といたしましては、「公用車EV導入事業」に2,385万円。
これは、省エネルギー・クリーンエネルギーを推進し、温室効果ガス排出量の削減を図るため、更新時期を迎えた軽乗用タイプの公用車7台をEV車に置き換えるものです。
また、災害時には非常用電源としても活用し、地域レジリエンスの向上を図るものです。

「不妊不育治療支援事業」に125万円。
昨年4月から保険適用となりました「一般不妊治療」について、本市では、これまでも市の独自政策として、保険適用後の自己負担分について、助成制度を行ってまいりましたが、自己負担額が高額で、経済的負担も大きいことから、不妊・不育に悩む夫婦が安心して治療を受けられるよう、助成額や回数をさらに拡大するものです。
具体的な内容としましては、助成額の上限額を1年度あたり1万5千円から4万円に増額するとともに、助成回数も、生涯で通算3回までだったものを、子一人当たり3回までとします。
今後も、子どもを生み育てやすい環境づくりを進めてまりいます。

「AIデマンド交通事業」に2,529万円。
現在、阿波、加茂、勝北及び久米地域で運行している市営バス及び福祉巡回バス等の運行形態を、AI等の先進技術の活用により、予約に応じて、自宅周辺から地域内の目的地や、駅・バス停といった公共交通結節点へ乗り換えなく移動できる配車システム等の導入実証実験を行うものです。
なお、令和6年度中の本格運行を予定しており、移動手段を持たない高齢者や障害者などへの外出支援、移動手段の確保といった福祉的観点とJRや路線バス等とのアクセス向上、ICTの活用による公共交通のシームレス化を実現し、運行形態見直しによる運行費削減などにも効果があるものと考えております。

「城下地区まちづくり整備事業」に2,519万円。
これは、国際ホテル跡地周辺を住民と観光客が交流・回遊し、憩える多目的スペースとしての整備に向けて、跡地北側と東側の塀改修や眺望を改善するため樹木伐採等を行うものです。

「津山シティプロモーション戦略事業」に633万円。
これは、インバウンド誘客を促進し、観光消費額の増加による地域経済の活性化を目指すもので、海外インフルエンサーを活用した日本向け旅行サイトでの情報発信や、海外メディアを招聘するFAM(ファム)ツアー、台湾でのテレビ番組の製作、放映などを行うものです。

「道路除雪管理費」に3,413万円。
これは、冬期における市道の雪害防止と一般交通の安全を確保するため、効率的な除雪や凍結防止剤散布作業を実施するものです。

「単市道路改良事業」に6,600万円、「道路ストック整備事業」に1億3,843万円。
これは、住民生活に密着した生活道路について、交通難所の早期解消や、老朽化した舗装や道路側溝等の予防的修繕を行うもので、利用者の安全・安心を高めるとともに、将来的な維持管理コストの削減に取り組むものです。

「公民館整備事業」に2,012万円。
これは、地域の生涯学習の拠点施設であり、災害時の避難施設にも指定されている大崎公民館を老朽化に伴い建て替えるもので、令和7年度中の供用開始に向け、用地購入など準備を進めます。

以上、主なものについてご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた第4次補正予算を、今回の9月定例市議会に提出することとしております。
 

 「城下小宿 糀や」及び「Globe Sports Dome」への内閣府特命担当大臣の視察について

本市で実施している2つのコンセッション事業「城下小宿 糀や」及び「Globe Sports Dome」は、地域経済循環の解決策となる「ローカルPFI」や「スモールコンセッション」の事例として、国の優良モデルとして取り上げられているところです。

「糀や」につきましては、私が市長に就任した直後、事業手法を見直し、元々指定管理施設として計画されていたものを、日本一小さいコンセッション施設として転換したものです。
また、年間1億円以上の指定管理料を要していた旧グラスハウスについては、全国的にも例のないRO-PFIとコンセッションを組み合わせた手法により、独立採算施設「Globe Sports Dome」として再生を果たしたものです。

このような公民連携による取組を、私は「活性型行革日本一のまちづくり」と称して、住民サービスの向上、地域内ビジネスの創出、行政コスト削減の「三方良し」を目指しているところですが、この度、8月23日(水曜日)に、PFIや地方創生を所管している内閣府から、本市が行っている2つのコンセッション事業について、全国の先進地視察として、岡田直樹内閣府特命担当大臣が現地に来られることが決定しましたのでお知らせします。
当日は、11時55分から「城下小宿 糀や」を視察された後、12時55分から「Globe Sports Dome」を視察される予定です。

記者会見の様子
 

 津山城ナイトイルミネーション『TSUYAMAGIC』について

9月15日から24日の10日間、津山城においてイルミネーションを行います。
今年度は、「ANAあきんど」と東アジア最大規模のプロジェクションマッピング国際コンペにて世界2位、日本国内では第1位を獲得した世界的に有名な「ソルメディエージ」によるもので、「津山城にいる桜の神様が、秋の津山城に魔法をかけ、満開の桜を咲かせる」という幻想的な光の演出とともに、キッチンカーが出店し、鶴山公園に賑わいをもたらします。
 
9月上旬には、市内小学生に無料観覧チケットを配布しますので、ぜひご家族で来場いただき、秋の津山城を満喫していただければと思います。
 

 B&G海洋センター体育館リニューアル記念利用促進事業「白井健三講演会&体操教室」について

10月22日(日曜日)の午前9時から、リオデジャネイロオリンピック金メダリストである白井健三さんをお招きし、『白井健三講演会&体操教室』を開催します。
会場の津山市加茂B&G海洋センター体育館(津山市加茂町スポーツセンター体育館)は、B&G財団が建設、昭和58年に竣工、昭和61年に旧加茂町に無償譲渡された施設です。
施設の老朽化にともない、令和4年度に体育館施設の大規模改修を実施し、地域住民の健康・コミュニティづくりの拠点として、利用者の利便性が大幅に改善されたところです。

この度、リニューアルした体育館アリーナにて講演会を行い、講演会終了後には、体操練習場にて、白井さん自らの演技披露と加茂体操スポーツ少年団員を対象とした体操教室を開催します。
なお、白井さんはジュニア時代、当練習場で合宿経験もあるとお伺いしています。
参加者の皆さまには、白井健三さんとの有意義な時間をお過ごしいただくとともに、体育館施設の魅力に触れていただく良い機会になればと期待しています。

講演会はアリーナの規模により先着300名としています。
人数制限はありますが、できるだけ多くの方々にご来場いただければと思います。
 

 令和5年度全国及び岡山県学力・学習状況調査の結果について(教育長)

まず、小学校では、現在の全国学力・学習状況調査の実施体制となって以降、はじめて6年生の国語で全国及び岡山県平均正答率を、算数で岡山県平均正答率を超える結果となりました。
また、3、4年生では、昨年に引き続き、国語・算数ともに全国及び岡山県平均正答率を上回る結果となりました。

これらの結果の要因としては、
(1)就学前からの円滑な接続と落ち着いた学習環境づくりを目指した小学校1年生への支援員の年間配置
(2)令和元年度から全校で実施している「学びのサイクル」により学習内容の基礎基本の徹底・定着が図られたこと、
(3)AIドリル「navima」を活用した取組の徹底に加え、
(4)普段の授業や教育活動において、書く活動を通しての振り返りの機会を設定・充実したこと、
(5)各校で地道な読解力向上の取組を行ってきたことなどと考えております。

5年生については、前年まで全国平均正答率を上回っていたにもかかわらず、今回、全国平均正答率を1から4ポイント下回りました。
基礎基本の定着に向けた取組や読解力の育成に向けた取組の更なる徹底・充実とともに、中学年の指導体制の強化が必要であると考えております。

一方、中学校は、1年生から3年生まで国語・数学・英語ともに全国平均正答率を0.2から6.6ポイント下回る結果となりました。
特に、2年生数学と3年生英語については、全国平均正答率と比べてマイナス6ポイント以上とその差が大きい状況となっております。

このような結果の原因としては、
(1)中学校の授業改善の進展に学校間の差があること、
(2)家庭学習時間が十分に確保できていないこと、
(3)スマホ等でのゲーム等に費やす時間が長いことなどの改善が十分に進んでいないことにあると考えております。
特に、小学6年生より中学3年生の方が、家庭学習時間が短いという調査結果となっており、中学校での「学び直し・学び重ね」の徹底が不十分であったと考えております。
また、中学生の6割以上が、一日2時間以上スマホ等のゲームをしているという結果も出ております。

このような現状を踏まえて、2学期からは、
(1)タブレット端末を活用する家庭学習の頻度を増やし、予習・復習したり、関心のある教科内容等の家庭での学習を選択して進める等、個々の児童生徒のつまずき解消や主体的な学習に注力してまいります。
また、(2)数学と英語については、小中連携による教科会の充実や先進校の授業視察に中学校教員を派遣すること、
(3)全校で取り組んでいるAIドリル「navima」に加え、児童生徒が自身の学習を自動採点できる「CBT」の取組を推進し、基礎基本の確かな定着に努めてまいります。

さらに、課題が見られた対象校の管理職との意見交換会や、学力向上担当者会、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)等を開催し、学力に関する課題を明確にし、実効性ある取組を徹底し進めてまいります。

*AIデジタル教材「ナビマ」
小中学校を対象としたICT学習サービスで、国語、算数、数学、理科、社会、英語の学習を子どもが主体となって取り組めるもの。個々の児童生徒の理解度に応じてAIが最適な問題を選択し、出題する機能や個別の学習履歴を一覧化し教員が管理できる機能など、各学校における個別最適な学習を支援できる内容。
*CBT
「Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)」の略称で、コンピュータを使った試験方式。国語、算数(数学)等全国学力調査の類似問題を子ども自身が実施でき、即時の自動採点が可能である利便性が高い。全てインターネット上で完結し印刷等の負担がなく、データ保存も可能。

記者会見の様子
 

 学校給食における津山産小麦麺の提供について(教育長)

地場産物の使用を積極的に進めている学校給食ですが、8月29日の草加部学校食育センターエリアの小学校14校を皮切りに、2学期から、津山産小麦を使用した麺を提供いたします。
学校給食用麺は、中華麺、ソフト麺、うどんの3種類あり、どの種類も津山産小麦の「ふくほのか」と「せときらら」を使用した麺となります。

そして、今回の給食使用に先立ち、6月には、西小学校の6年生が総合学習の一環として、収穫したばかりの本物の小麦に触れたり、津山産小麦の生産状況や特長について学び、実際にうどん作りにも挑戦しました。
子どもたちは、初めての作業に悪戦苦闘しながらも、出来上がったうどんを美味しくいただいたと報告を受けております。

学校給食に津山産小麦を使った麺を使用することで、地産地消を推進し、ブランドの付加価値が高まることに加え、本市の子どもたちが、自分たちの生活する地域で作られた農産物が、給食として提供されるまでの過程や、地域の人々の関わりについて学び、理解を深めることにより、食に対する感謝の気持ちや「ふるさと津山」への郷土愛の醸成につながるものと期待しております。
 

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
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