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令和6年2月19日市長定例記者会見

令和6年2月19日市長定例記者会見

市長定例記者会見の様子
*手話通訳が付いた動画を市公式Youtubeチャンネルで見ることができます
市公式Youtubeチャンネル(概要欄に目次を付けています)  
 

会見内容

冒頭あいさつ

1月に発生した「令和6年能登半島地震」の災害対応につきましては、1月12日に、石川県穴水町での給水支援、2月2日には、富山県氷見市での罹災証明書の窓口交付を支援するため、それぞれ、職員派遣を行ったところです。
2月16日(金曜日)現在での、義援金の受付状況は164件、941万3,625円で、皆さまからの温かい、お気持ちとともに、被災地に届けてまいります。
今後におきましても、関係機関からの要請に基づき、人的、物的支援など、速やかに対応してまいります。
さて、本市では、このたび、防災ハザードマップを平成30年3月以来、6年ぶりに改訂いたしました。
土砂災害や浸水害は元より、地震や大雪に備えて、住民一人ひとりが、取るべき避難行動を、あらかじめ決めておく「マイ・タイムライン」を掲載するなど、本市で起こりうる、自然災害の危険度や、その備えなどを網羅した、総合的な内容となっております。
住民の皆様には、ハザードマップを活用し、いつ発生するかわからない自然災害に、ご家族や地域で備えていただきますよう、お願いいたします。
昨年の記者会見で、お知らせしておりました、都市計画道路「総社川崎線」の、山北工区の開通式を、3月20日(水曜日・祝日)午前10時から行う運びとなりました。
同日、午後3時からは、沼林田工区の沼区間とともに、一般開放する予定としています。
残る、林田工区(約200m)につきましても、早期開通に向けて全力で取り組んでまいります。
そして、うれしい知らせが続いております。
先月、東京都で開催された、「2024年日本ベテランズ国際柔道大会(第18回日本マスターズ柔道大会)の、男子66キロ級、80歳から84歳の部において、津山市在住の石本知也さんが、2大会ぶりに優勝されました。
今月、大阪市で開催された、陸上の「第107回日本選手権・室内競技」においては、U20女子60mハードルで木梨光菜(倉敷中央高校)さんが、男子60mにおいては、木梨嘉紀(順天堂大学)さんが、津山市出身の兄と妹が兄妹そろって優勝されました。兄妹優勝は快挙であります。
また、先月、兵庫県で開催された、「全国高等専門学校ラグビーフットボール大会」においても、津山高等専門学校が第3位となりました。
こうした、ご活躍によりまして、地域も盛り上がり、私を含め、たくさんの人に、感動と勇気をもらっております。
選手の皆様の、今後の更なる、ご活躍を期待しております。
 

1 3月定例市議会への提出議案等について

3月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、2月26日、月曜日に開会する日程などが決定されました。
今議会に提出いたします議案等は、当初予算議案18件、補正予算議案12件、条例議案14件及びその他議案14件の計58件でございます。
また、追加提出議案等といたしまして、人事案件2件を予定しております。
 

2 令和6年度当初予算案及び令和5年度3月補正予算案(第9・10次)の概要について

まず、令和6年度予算編成の考え方について申し上げます。
本市の財政は、第三セクター等改革推進債の発行に伴う元利償還金の負担に加え、社会保障関係費や一部事務組合負担金の増加などから、収支見通しは依然として厳しい状況が見込まれます。
長期的な財政見通しについては、昨年11月に令和4年度決算、令和5年度決算見込みや地方財政計画を基にローリングを行ったところですが、このローリングでは、エネルギー価格・物価高騰の影響など、歳出の増加が見込まれる一方で、「財政構造改革に向けた取組方針」に基づく歳入確保及び歳出見直し等の取り組みを継続してきたことにより、令和12年度基金残高が12億2千万円となる見込みをお示ししたところです。
しかしながら、今後も社会保障関係費などの増加や世界情勢等に起因するエネルギー価格・物価高騰などが社会経済に与える影響も不透明であり、依然として厳しい財政状況が続くと推測されるため、令和6年度以降においても、行財政改革に計画的かつ継続的に取り組まなければならないと考えております。
このことから、令和6年度当初予算は既存事業の目的や実績、効果を効率性・有効性の観点から検証し、個別事業の細かな見直し・改善はもとより、事業間あるいは課室や部局の枠組みを超えた事業の重点化や統廃合の検討を実施するとともに、公民連携、民間活力の導入検討などを踏まえ編成致しました。
まず、喫緊の課題としては少子化対策です。
今年度から「多子世帯応援事業」を新設したことに加え、本年1月から開始した「子ども医療費公費負担事業の高校生までの拡充」、そして、「不妊不育治療支援事業の拡充」など、実施してきております。
令和6年度においては、新規事業として「民間保育園等への使用済み紙おむつの自園処理支援」などを予定しており、これまでの取組についても継続・拡充に努めているところです。
今後においても、適宜充実を図っていきたいと考えています。
その上で、活力と魅力あふれ、将来にわたって住み続けたい快適なまちづくりに向け「第5次総合計画後期実施計画」を中心に、「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」を積極的に推進し、DXと健康づくりを融合した「健康アプリ」の導入や、AI技術を活用した「AIデマンド交通」導入、賑わい創出に向け、歴史的文化財を活用した「津山城下町歴史観光まちづくり推進事業」などに重点を置き、とりまとめたところであります。
 
それでは、令和6年度一般会計当初予算について、ご説明申し上げます。
当初予算額につきましては、494億3,500万円、令和5年度と比較しまして、12億8,500万円、2.7%の増となっております。
新年度予算に計上した主な事業を申し上げます。
まず、総務費では「自治体DX推進事業」に1億1,403万円。
自治体の行政手続の簡素化、効率化を推進するため、住民記録など主要な20の事業で情報システムを国の示す仕様書に基づき、標準化するもので、本市においても、さらなる市民サービスの向上と行政運営の効率化を目指し、標準システムの移行に取り組みます。
「公共施設の脱炭素化パッケージ事業(新規)」に1億7,126万円。
民間提案制度を活用した公共施設の脱炭素化に向けたパッケージ事業で、本庁舎等への太陽光発電設備の設置や、照明LED化、急速充電器の更新、EV自動車の導入によって、電気代等の維持管理費の削減とゼロカーボンシティの実現、地域レジリエンスの強化を図ります。
「阿波地域交流施設大規模改修事業」に3億1,870万円。
令和4年度から阿波地域交流施設の大規模改修を計画的に実施しています。
最終年度の令和6年度は、あば温泉の大規模改修を実施し、施設の長寿命化、利用者の利便性の向上等を図ります。
次に、民生費では「多子世帯応援事業」に9,340万円。
多子世帯の経済的な負担を軽減し、安心して出産、子育てができるよう、1歳から3歳までの第2子以降の児童を対象に市独自の給付金を支給します。
「放課後児童健全育成事業(拡充)」に4億1,242万円。
子どもたちの安全で安心な放課後の居場所を確保する事業で、本年度は、河辺小学校の児童クラブを1クラス増設し、定員の拡充を図ります。
「子ども医療費公費負担事業」に5億1,433万円。
子どもたちの健やかな育ちを支援するため、通院・入院ともに、高校卒業までの子どもの医療費自己負担分を公費負担とします。
「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業(拡充)」に165万円。
地域における高齢者の通いの場を中心に、介護予防・フレイル予防と、生活習慣病などの疾病予防・重症化予防を実施し、高齢者の健康づくりを推進します。
令和6年度は南部圏域に加え、東部、加茂・阿波圏域でも、健康相談等を実施します。
次に、衛生費では「健康寿命延伸事業(新規)」に1,699万円。
健康寿命の延伸を目指し、住民自らが、それぞれの状態にあった健康的な生活習慣が定着するよう、DXを活用し、行動記録や健康情報の発信に加え、健康診断結果等に基づいた健康リスクシュミレーションや行動変容に向けた個別のアドバイスを行う「健康アプリ」を導入します。
また、健康アプリのデータは匿名加工した後、本市のデータ基盤と連携し、本市の健康増進施策の推進に活用してまいりたいと考えております。
「低炭素都市つやまスマートエネルギー導入応援事業」に1,230万円。
環境負荷の少ないライフスタイルへの転換を促進するため、エネルギー効率の高い機器やCO2削減効果が図れる設備などの導入を支援します。
次に、労働費では「IJUトータルサポート事業」に3,031万円、「新規学卒者地域内就職応援事業」に189万円。
津山ぐらし移住サポートセンターを拠点とするワンストップの移住相談、住まいや仕事のマッチングなど、きめ細やかな支援を継続してまいります。
また、地域内企業と学生を繋ぐ接点創出事業を実施し、新規学卒者等の地域内就職促進に取り組みます。
次に、農林水産業費では「津山産小麦普及促進事業(新規)」に657万円。
津山産小麦の消費拡大とブランド化を図るため、学校給食用麺類で使用する小麦粉を津山産へ切り替えるとともに、他のメニューへの拡大について研究を行います。
「つやま和牛ブランド化事業」に1億2,225万円。
つやま和牛の生産振興及びブランド化を図るため、仔牛導入助成等を行うとともに、安定的な出荷頭数の確保に向け導入・肥育資金の貸付を行います。
「地域材利用促進事業」に5,715万円。
県産認証材を使用し新築した住宅・非住宅に補助を行い、地域材利用促進による地域内経済の好循環や、森林所有者の木材生産意欲の向上を図ります。また、市外からの移住者や三世代同居世帯に対しても上乗せ補助を行います。
次に、商工費では「AIデマンド交通事業」に3,505万円。
阿波、加茂、勝北及び久米地域における公共交通の維持と利便性向上を図るため、AI技術と既存の交通手段を融合した「AIデマンド交通」の導入に向けた実証実験を行います。
こちらにつきましては、後ほど項目立てして、ご説明いたします。
「ふるさと納税推進事業(拡充)」に4億9,377万円。
ふるさと納税の拡大に向け、返礼品の開発やPR活動を積極的に進めるとともに効果的なWEB広告を活用し、さらなる寄附金額の増額と地域経済の活性化に取り組みます。
「中心市街地活性化推進事業」に3,190万円。
中心市街地活性化基本計画策定に向けた基礎資料等の作成を行います。
また、官民連携のまちづくりを推進するための地域協議会立上げ支援や中心市街地の空き店舗等の活用策検討などを行います。
「アートを切り口にした県北観光振興事業(拡充)」に2,221万円。
本年秋に岡山県、JR、県北12市町村、経済団体などが連携し、県北を舞台に現代アートを中心とした「森の芸術祭 晴れの国・岡山」を開催し、アート作品を核に観光資源との周遊性の向上や地域全体の観光消費拡大、交流人口の増加を図ります。
「津山城下町歴史観光まちづくり推進事業(拡充)」に3,354万円。
本市の価値ある歴史的文化財である鶴山館など、価値を高めた上で「城泊・城下町泊」などの、観光資源に活用することで、ブランディングによる本市の認知度向上や来訪者増大の賑わいづくり、雇用の創出や資金面での文化財保護と活用を下支えする持続可能な仕組みを構築してまいります。
令和6年度は「城泊・城下町泊」事業の設計に着手し、後年度の改修・活用に向け、戦略・仕組みづくりを行います。
次に、土木費では、社会資本整備総合交付金事業で「総社川崎線・沼林田工区」に1億2,723万円、「橋りょう新設改良事業(拡充)」に1億9,530万円。
重要な交通インフラである市道の新設や改良、市道橋の補修等に取り組み、住民生活の安全安心を高めてまいります。
「道路ストック整備事業(拡充)」に2億8,300万円。
道路照明や標識、側溝、舗装などの道路附属物を従来の事後的な修繕及び更新から、予防的な修繕へ転換することにより、道路施設の長寿命化、維持管理コスト縮減に取り組みます。
「補助交通安全施設整備事業(拡充)」に3億9,120万円。
小中学生をはじめとした道路利用者の交通安全対策として、通学路危険箇所に、歩道の設置・拡幅工事や防護柵の設置など交通安全施設の整備を行います。
「まちじゅう博物館構想推進事業」に1,800万円。
津山まちじゅう博物館構想を具現化していくため、コンソーシアムが行う津山遺産の再認識や津山遺産を活用した地域経済循環を拡大する事業を推進します。
「城西地区観光拠点施設等整備事業」に7,278万円。
城西地区の更なる魅力向上と観光客の利便性向上のため、観光駐車場と災害時でも使用できる防災機能を持った倉庫とトイレの整備を進めます
次に、消防費では「防災基盤整備事業」に7,397万円。
消防機庫の新築1棟、防火水槽の新設1基に取り組むほか、消防ポンプ自動車1台、小型動力ポンプ3台、積載車3台などの更新を行い、地域防災力の中核を担う消防団活動の強化・充実を図ってまいります。
最後に、教育費では「生徒指導・不登校対策事業(拡充)」に2,239万円。
長期欠席傾向にある生徒に対し、学校や教室への復帰に向け、登校支援員や別室支援員を配置し、児童の登校時の寄り添いや生徒・保護者からの相談活動、別室での生活・学習支援等を行います。
令和6年度は、新たに津山西中学校に別室支援員を配置します。
「スクールヘルパー配置事業(拡充)」に6,651万円。
津山市内小中学校にスクールヘルパーを配置し、障害や発達等に特別な支援を必要とする児童生徒に対し、生活・学習支援を行います。
令和6年度は、新たに、日本語指導の必要な外国籍等の児童生徒に対し、学習支援を行うヘルパーを配置します。
「津山総合芸術祭事業(新規)」に500万円。
市民文化団体の情報発信の一元化や市民文化活動を支援し、「津山芸術文化博」と題して、各地域の芸術文化コンテンツにスポットを当て情報発信等を通じ、文化振興による地域活性化を目指してまいります。
「公民館整備事業」に2億7,519万円。
地域の生涯学習活動の拠点や災害時の避難所にも指定されている公民館の計画的な整備を行うもので、令和6年度は佐良山公民館の建築工事や大崎公民館の実施設計、河辺公民館の建替えに向け協議等を行います。
「図書館電子書籍貸出サービス事業」に761万円。
誰もが情報技術の恩恵を受けられるよう、従来の紙書籍に加え、新たに電子書籍貸出サービスを津山圏域定住自立圏事業として実施します。
「加茂町スポーツセンター体操練習場空調設備設置事業(新規)」に4,603万円。市内外の小学生から社会人までの体操競技団体から幅広く利用されている体操練習場に空調設備を設置し、利用者の安全利用と満足度の向上、利用者増加による地域の活性化を図ります。
「久米総合文化運動公園市民プール整備事業(新規)」に1,581万円。
老朽化した久米市民プールを、公認プール機能を付加したプールに更新することで、あらゆる世代が交流し健康で生活できるよう健康づくりを推進するとともに、水泳競技力の向上や、合宿・大会等の誘致によって交流人口を増やし、地域の活性化を図ります。
こちらにつきましては、後ほど項目立てして、ご説明いたします。
以上、主なものについてご説明いたしました。
市長定例記者会見の様子
続いて、令和5年度第9次補正予算についてです。
3月定例市議会に提案する一般会計第9次補正予算は、2億9,042万円を増額し、補正後の予算総額は544億4,397万円となっております。
今回の補正予算(第9次)は、物価高の影響を受ける低所得世帯を支援するため国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用した住民税非課税世帯等臨時特別給付金の支給に必要な経費について編成しています。
「住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業(その他世帯追加)」1億8,989万円は、住民税均等割のみ課税世帯に対し、1世帯当たり7万円を支給するもの。
「住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業(こども加算)」1億52万円は、住民税非課税または均等割のみ課税世帯で18歳以下の児童を扶養している世帯に対し、児童一人当たり5万円を支給するもので、3月下旬から支給を開始する予定です。
 
続いて、令和5年度第10次補正予算についてです。
3月定例市議会に提案する一般会計第10次補正予算は、4,037万9千円を増額し、補正後の予算総額は544億8,434万9千円となっております。
今回の補正予算(第10次)は、各事務事業費の実績見込みに伴う事業費の調整のほか、国の補正予算(第1号)への対応として取り組む、防災・減災、国土強靭化の推進などの事業を中心に編成しております。
「ふるさと津山サポート基金積立金」2,360万円の減額は、ふるさと津山サポート寄附金の実績などに基づく基金積立金の調整。
「住民税非課税世帯臨時特別給付金給付事業」6,023万円の減額は、本年度6月補正にて予算化した住民税非課税世帯1世帯当たり3万円の給付金給付事業の実績見込み。
「民間教育・保育施設運営費」5,945万円は、国の公定価格に基づく私立保育園・認定こども園等の運営費の調整。
「農業用水合理化施設管理事業」748万円は、昨年11月の農業用水合理化管破裂事故にかかるアパート敷地の復旧にかかる賠償金。
「小学校施設整備事業」4,500万円の減額は、河辺小学校校舎長寿命化改修事業などの実績見込みによるものです。
次に、国の補正予算(第1号)への対応として「社会保障・税番号制度システム整備事業」2,213万円は、戸籍等への振り仮名記載や、マイナンバーカードへの氏名のローマ字表記に係る電算改修経費。
「小学校施設整備事業」2億5,910万円は、特別教室への空調設置工事13校分及び西小学校外壁等改修を前倒しで実施。
「中学校施設整備事業」4億8,944万円は、特別教室への空調設置工事3校分及び北陵中学校屋内運動場工事を前倒しで実施するものです。
以上、主なものについて、ご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた令和6年度当初予算(案)及び令和5年度3月補正予算(案)第9次、10次を、今回の3月定例市議会に提出することとしております。
 

3 津山産業・流通センターへの立地について

今月9日、LPガスやカセットこんろを中心とした総合エネルギー事業をはじめ、産業ガス・機械事業など、幅広く事業展開されている岩谷産業株式会社と、立地協定を締結しました。
この度の立地は、津山産業・流通センターへ新たな拠点を設置されるもので、分譲面積は5,802平方メートル、分譲価格は約9,800万円です。
協定締結に伴い、分譲する土地に関する財産処分議案を、今議会に提出します。
なお、今回の立地により、津山産業・流通センターの立地率は93.9%、立地企業数は58社となります。
 

4 AIを活用した予約型乗り合い交通「AIデマンド交通」の実証実験の開始について

現在、阿波、加茂、勝北及び久米地域で運行している市営バス及び地域巡回バス等の運行形態を見直し、AIデマンド交通システムの整備を進めておりますが、令和6年3月1日金曜日から実証実験を開始いたします。
運行地域は、加茂、阿波、勝北及び久米地域で、名称はシステムを構築したJR西日本のAIデマンド交通の名称「のるイコ」を採用し、「のるイコつやま」になっております。
今回導入するAIデマンド交通は、バスとタクシーの中間にあたる公共交通で、AI技術を活用することで、利用者ニーズに併せて柔軟に運行することができます。
また、本システムにより移動手段を持たない高齢者や障害のある方などへの外出支援、移動手段の確保といった福祉的観点とJRや路線バス等とのアクセス向上も目指しております。
なお、令和6年度中の本格運行を予定しており、地域住民の方はもちろん地域を訪れる方等多くの方の利用を期待しています。
また、令和6年2月29日木曜日午前10時から美作加茂駅において出発式を行う予定です。
市長定例記者会見の様子
 

5 春はつやまについて

昨年1年間で過去最高となる約21万5千人の方にお越しいただいた津山城鶴山公園などで、3月から5月にかけ「春はつやま」と称し、様々な事業を展開します。
今年のポスターが完成しました。
ターゲットとしている若年層を意識したものとなり、市内外の観光施設、JRなどに掲示します。
「春はつやま」のPR動画も制作しました。
本日2月19日からTVerにてCM配信を開始しています。
岡山県や津山市へ来訪歴のある周辺県域の方にターゲットを絞り、効率的な誘客促進を目指します。
また、吉本興業所属で地元出身芸人の河本準一さんを起用した動画も制作しており、インスタグラム広告や岡山駅デジタルサイネージ等で放映します。
こちらの動画は、改めて完成披露の場を設ける予定です。
「春はつやま」を、しっかりとPRをしてまいります。
また、今年の「さくらまつり」では、芸能大手プロダクションのスターダストとのコラボ企画「さくらまつり×スターダストオーディション」や、眼下に咲き誇る桜をはじめ、津山城上空からの景色を一望できる「本丸からのスカイビューイング」など、これまでにない、「さくらまつり」に取り組んで参ります。
例年好評を博している「花火」も、3月30日、4月6日の2日間計画しております。
皆様、ご期待いただき、ぜひ、さくらまつりへの来場お待ちしています。
 

6 台湾彰化市との連携事業・シティプロモーション事業について

今年度「観光交流における友好協力に関する協定」を締結いたしました、彰化市の彰化扇形機関車庫をはじめとする観光スポットを紹介したパネル展を、現在、津山まなびの鉄道館で開催しています。
台湾彰化市の魅力をたくさんご紹介しておりますので、ぜひ、ご覧いただき、旅先として台湾彰化市をご検討ください。
また、彰化市でも、1月から庁舎において津山市の観光施設等を紹介するパネル展を開催していただいています。
台湾における津山市の認知度向上、観光誘客に繋がるものと思います。
津山市庁舎でのパネル展
津山市でのパネル展の様子写真 津山市でのパネル展の様子写真
 
彰化市庁舎でのパネル展
彰化市でのパネル展の様子写真 彰化市でのパネル展の様子写真
 
台湾で人気のインフルエンサーMaoさんにご出演していただき、台湾で放送するテレビ番組を制作しました。
30分番組で、3月10日、台湾全土に放送する予定となっています。津山城やまなびの鉄道館、牛肉料理等紹介しており、津山の魅力を幅広く伝える魅力的な番組となっています。
この番組を通して、多くの台湾の方々に興味を持っていただき、実際の誘客に繋げたいと考えています。
また、同時に制作した15秒動画をTVerのCMで、関西圏、また、首都圏を中心に全国に配信します。
 

7 津山産小麦のPR事業について

パンフェスタの開催や学校給食での使用など、津山産小麦の普及促進に向け積極的に取り組んでおりますが、この度、津山産小麦生産普及連絡協議会がPR動画「小麦の里のおくりもの 津山産小麦」を制作しました。
美しい小麦畑を背景に生産者や事業者の思いやこだわりなどを紹介しており、「津山産」の魅力を伝えるものになっています。
今後はホームページやイベント、直売所などで情報発信し、消費拡大につなげたいと考えております。
また、2月25日にパンに関する情報誌「岡山パン本」が県内で初めて発行されます。
タウン情報誌などを展開している株式会社ビザビが発行するもので、岡山県はパンの年間購入数量が全国で上位であることから、パン情報誌の創刊号は多くの読者の関心を集めると推測されます。
そこで、株式会社 曲辰が同誌を活用し「津山産」の周知を図るため、その特長や津山産小麦を使用している圏域のベーカリーなどを紹介します。
これらのPR事業により、津山産小麦の認知度や印象を上げ、ブランドの確立や需要喚起を図るとともに、津山地域のパン屋さん巡りなど地域活性化にもつながることを期待しております。
 

8 津山市久米総合文化運動公園市民プール整備基本計画について

現在、久米総合文化運動公園市民プールは、屋内温水プールの特徴を活かし、体力づくり、健康増進、競技スポーツなどを目的として、年間約5万人の市内外の幅広い年代の方々に利用されています。
一方で、平成7年10月の開館以来、約28年が経過しており、その経年劣化から、施設・設備の老朽化が著しく、抜本的な改善が必要な状況を迎えています。
そのため、令和4年11月に「整備基本構想」を策定し、「市民温水プール」の更新整備に向けた方針を定め、これまで、利用者及び市民へのアンケート調査、サウンディング型市場調査、高校生・大学生ワーキング調査を実施するとともに、幅広い分野の委員で構成された基本計画策定委員会や付属機関である津山市スポーツ推進審議会など、様々な角度からご意見・ご提言をいただいてまいりました。
この度、それらのご意見等を踏まえ「津山市久米総合文化運動公園市民プール整備基本計画」を策定いたしました。
本計画では、本市における体力づくり・健康増進・競技スポーツなどのさらなる推進と地域の交流拠点とすることを目的に、整備場所を現在の市民プール施設敷地として、県北で唯一となる公認プール機能を付加し、ユニバーサルデザインに基づき、様々な利用者にとって必要な施設・機能を有し、次世代にふさわしい市民温水プールを整備することをお示ししています。
今後は、この計画に沿って施設整備等を進め、早期の施設開業を目指していきたいと考えています。
 

9 令和6年度津山市水道事業会計予算について

当初予算額につきましては、66億5,022万円、前年度と比較しまして、6億3,424万円、10.5%増となっております。
新年度予算に計上した主な事業といたしましては、浄水場更新事業に7億3,289万円、
基幹管路更新事業に5億8,600万円を計上し、「強靱で安全安心な津山の水道」を目指してまいります。
津山市水道事業経営審議会から水道料金の適正水準の答申を得ておりますが、物価高が市民生活や事業経営に影響を与えている状況が続いていることから、令和6年度につきましては、水道料金を据え置いた予算としております。
市長定例記者会見の様子

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp