津山だより

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津山だより vol.51

夏と言えば甲子園。
7月10日、岡山県でも「第98回全国高等学校野球選手権岡山大会」が開催されます。
夏雲の下、奮闘する球児たちの青春の季節が今年もやってきました。

さて、昨年の甲子園をわかせた高校のひとつ大阪偕星学園を知る人は多いと思います。
強豪ひしめく大阪府で頂点に立ち、栄光の切符を勝ち取ったサクセスストーリーは全国から脚光を浴びました。

選手との熱い信頼関係に基づく、独特の指導方法で一躍有名となった監督・山本皙(せき)さんですが、実は津山市出身の方です。
津山商業高校を卒業後、大学に進学し、卒業後には野球の名門校・尽誠学園(香川県)で野球部コーチを務めます。その後は韓国のプロ野球で活躍するという異色の経験の持ち主です。

この春に発刊された『崖っぷちからの甲子園』(ベースボール・マガジン社)では「熱血ボス」とも呼ばれる山本さんの生い立ちや、選手たちと歩んだ甲子園に至るエピソードについて記されています。

 谷上史朗『崖っぷちからの甲子園』ベースボール・マガジン社(2016.4)

並々ならぬ努力と苦難の数々、選手と正面から向き合う「山本式」指導法などが綴られているとともに、またひとつ津山市の誇りが生まれたことを感じる一冊です。

その大阪偕星学園は、夏の甲子園に向け大阪大会初戦(7月17日)で精華高校と対戦することが決まっていますので、「津山の目」でも同校の活躍をご覧ください。


 

2016/07/04