津山だより

津山の情報をいち早くお知らせします。

津山だより vol.50

梅雨も本格的となり、各地では災害も起きているようですが、皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか?
津山市でも連日蒸し暑い日々が続いていますが、一方で雨が田んぼを潤し、田園風景はますます緑深くなっています。
そして市内のアジサイの名所・長法寺も多くの人の目をなごませていました(写真)。

ところで、この季節になじみのある雨、すなわち水は「水素」と「酸素」の化合物です。
津山珈琲倶楽部でおなじみ、「珈琲」という言葉を考えた「宇田川榕菴(うだがわようあん)」(江戸時代の津山藩医)はこれら「水素」や「酸素」という言葉も生み出しました。
そのほか、今では馴染のある次の言葉もそうです。

「元素」「酸素」「水素」「窒素」「炭素」「酸化」「還元」「温度」「試薬」「成分」「燃焼」「炭酸」「装置」「物質」「法則」「飽和」「濾過」「蒸留」「坩堝(るつぼ)」「瓦斯」「柱頭」「花柱」「葯(やく)」などなど

皆さんが一度は目にしたことがある言葉がほとんどと思います。

幕末に、オランダ経由で入ってくる西洋の文化を日本に取り入れた学者・宇田川榕菴。彼が亡くなって今年で170年が経ちました。
命日である6月22日には、市内にある榕菴の墓やゆかりの地を巡る街歩きが例年のように行われており、今年も30名を超える方が参加されたとのことです。
年々参加者は増えているとのことですが、現代日本を語るうえで欠かせない偉業を残した彼の知名度は、まだまだ上がってもおかしくないと思います。
そのためにも、津山珈琲倶楽部では皆さんに榕菴や津山洋学についてご紹介していきます。

 

2016/06/23