津山だより

津山の情報をいち早くお知らせします。

津山だよりvol.48

山の緑も濃くなり、津山では田植えの光景があちらこちらで見られる季節となりました。
梅雨も近づき、晴耕雨読となる日も多くなる季節になりましたので、新刊書籍の情報をお知らせします。

津山市在住の小説家・平茂寛(ひらしげ・かん)さんが、このほど書籍を発刊されました。
『若さま水鏡剣』(株式会社コスミック出版) 税込680円
将軍世嗣の徳川家治が、湯屋(風呂屋)の奉公人となって活躍するお話で、江戸城西丸から見下ろしていた町屋の姿と、番台から見た町人たちの生き様、江戸時代の湯屋の様子、湯屋で働く人たちの姿が描かれています。

平茂さんは平成23年に、東京スカイツリーの第一展望台にも展示されている「江戸一目図屏風」の作者「鍬形恵斎(くわがたけいさい、津山藩お抱え絵師)を主人公にした『隈取絵師』で第三回朝日時代小説大賞を受賞、作家デビューします。
史料調査力やミステリー調のストーリー展開の作風で、その後も執筆活動を続け、本作品が7作目となります。
ちなみに、第三作目『悪采師(あくさいし)』(朝日新聞出版、2014年)には、津山珈琲倶楽部の由来となった「珈琲」という当て字を作った宇田川榕菴が登場しています。

本業の傍らでの執筆活動という、その努力に脱帽。
ぜひご一読ください!

平茂寛さんのオフィシャルサイトはこちら


 

2016/05/27