津山だより

津山の情報をいち早くお知らせします。

津山だより vol.151

ここ数日、全国的に厳しい暑さが続いていますね。津山市も連日、猛暑日となっており、外に出歩くのも億劫な気候となっています。
新型コロナウイルスにも注意ですが、熱中症になっている方も増えていますので、皆様も体調管理には十分にご注意ください。

さて、今回の津山だよりは、夏休み期間中に行われた催しについて紹介いたします。

8月10日ポート アート&デザイン津山にて、イタリアと津山を拠点に世界で活躍する彫刻家・画家の武藤順九さんが市内の小学生を対象に「お絵描き寺子屋」を開催しました。
この催しは、日本の伝統文化がしだいに衰退していくことに危機感を抱いていた武藤さんの「子どもたちが日本の伝統文化に触れる機会を少しずつ増やしたい」との想いから実現しました。

当日は親子23人が参加し、「葉っぱ」をテーマに、長さ6mの絵巻物に墨汁と筆を使って、思い思いの物語を描きました。
参加者は、墨の濃淡やお気に入りの葉などで、自由に感性を表現し、1時間ほどで十人十色の絵巻物が完成しました。
武藤さんからは「個性があってどれもいい作品」と講評し、参加者からは「墨を擦るところから始まり、発想を膨らませながら墨絵を描くといった体験は初めてで、夏休みのいい思い出になった」と喜ぶ声がありました。

このような体験を通じて、多くの子どもたちが日本文化の素晴らしさを話せるようになってくれたら嬉しいですね。
今後も津山市を含めた県北地域で開催する予定です。

 

2020/08/21