翁橋で発見された煉瓦舗装について
翁橋の選奨土木遺産認定書授与式が開催されました。
公益社団法人 土木学会より令和4年度の選奨土木遺産に認定された翁橋の認定書授与式が12月14日に開催されました。土木学会中国支部支部長 河合研至広島大学教授の主催者挨拶に始まり、土木学会中国支部選奨土木遺産選考委員会委員長を務められた樋口輝久岡山大学准教授による翁橋の歴史的価値に関する解説の後、河合氏より谷口圭三津山市長へ認定書及び銘板が手渡されました。.jpg)

この授与式に合わせて翁橋は煉瓦パターンのカラー舗装が施され、歩道部分には強化ガラス製窓を通して、煉瓦の現物を見ることができる場所が2ヶ所設けられました。


翁橋が選奨土木遺産に認定されました
令和4年9月12日、公益社団法人 土木学会より平成4年度選奨土木遺産が発表され、翁橋が美作地域初、県内10件目の選奨土木遺産に11月18日付で認定されました。令和2年の舗道煉瓦発見以来、調査を進めておりましたが、このたび、土木学会中国支部の推薦を受けて認定に至りました。選奨土木遺産については公益社団法人 土木学会のホームページをご覧下さいください。土木学会選奨土木遺産 令和 4年度 (jsce.or.jp)翁橋の発掘調査について(令和3年12月調査)
令和3年12月に橋全面の舗装を撤去する発掘調査を行いました。
調査の結果、橋全面に煉瓦舗装が残っていることが判明しました(現在は、アスファルト舗装しているためレンガは見えません)。
煉瓦舗装が良好な状態で保存されていることは全国的に非常に珍しく、今後関係機関と協議の上、保存活用につなげる方針です。
なお、翁橋発掘調査の様子をYouTubeで公開しておりますので、ぜひご覧ください。
【岡山県津山市】幻のレンガ橋発掘調査
翁橋で発見された煉瓦舗装について(平成31年2月調査、令和2年11月発表)
翁橋(おきなばし)は津山市城西地区を南北に流れる藺田川(いだがわ)を渡る1級市道中央線(出雲往来)の橋として、西今町から宮脇町にかけて大正15年(1926)に建設された市道橋(橋長10m、幅員9.8m)です。平成28年の橋りょう点検後、平成31年2月に実施した現地調査の際、橋面の状態を確認するための試掘調査を行ったところ煉瓦舗装を発見したものです。
調査の結果、貴重なものである可能性が高いと判断したため、令和2年11月25日に報道説明会を開催しました。
今後、関係機関と協議のうえ、慎重に保存活用方法を検討していく方針です。
11月25日報道説明会配布資料 [421KB PDFファイル]
翁橋について
国登録有形文化財。西今町と宮脇町の間を流れる藺田(いだ)川に東西にかかる。大正15年(1926)に土橋から鉄筋コンクリート製にかけ替えられ、その際路盤に使用されたレンガ敷きが舗装の下に今も残る。
(オープンストリートマップ(OpenStreetMap)にuMAPで作成した伝建地区のレイヤを重ねたシステムです。)
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