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第26回西東三鬼賞の選考結果について

 第26回西東三鬼賞には、国内外から5,059句(1,019組)のご応募をいただきました。多数の応募作品の中から厳正な審査を行った結果、各賞を決定しましたので、ここに発表いたします。
 
 《審査委員》 茨木 和生  寺井 谷子  久保 純夫
 

【大賞・西東三鬼賞】 1句
 
 冷蔵庫流れたと姥わらへりき 福岡県 深町 明
 

【秀 逸】 10句(受付順)
 
 一億の稀少のひとり漆搔 岡山県 妹尾 武志
 一日づつ一葉づつ落つ病母かな 大分県 薬師寺 裕二
 平成の出口に蟻の穴ひとつ 宮城県 武田 悟
 立ち上がるやうに見え来し夜の滝 秋田県 池田 崇
 間引かれて七夕竹になつてゐる 東京都 石山 正子
 二十九も年下に恋柘榴の実 岡山県 衣里堊
 老女にも鬣はあり枇杷の花 神奈川県 相原 光樹
 暑さうな鳩に囲まれ長寿国 東京都 大久保 さく子
 わが死後の君を知りたし夏帽子 愛知県 横井 来季
 神在月島根原発三十キロ 東京都 吉竹 純

【入 選】 30句(受付順)
    
 スリッパが脱ぎ捨ててある天の川 宮城県 内山 かおる
 あらあら老年コスモスに囲まるる 千葉県 沢木 京
 背泳の手の彼岸へと辿りつく 岡山県 妹尾 武志        ※「辿」は、投句作品は、一点しんにゅう
 太古より乳房はまろし桃熟るる 滋賀県 東野 了
 戦前を知らぬ政治家敗戦日 千葉県 岡田 春人
 十四番まである軍歌鳥渡る 東京都 津田 隆
 肉弾となるラグビーの少女らは 山口県 宮野 しゆん
 始発待つ一番線の冬帽子 静岡県 掛井 広通
 余命告ぐ主治医と僕と遠花火 島根県 小川 蝸歩
 十月や天気良ければよく働く 東京都 笠原 タカ子
 残り福屋台の釣りの銭ぬるし 大阪府 北芝 ゆう子
 風船に糸ある不幸かも知れぬ 東京都 圡居ノ内 寛子
 水買って銀河の端に躓きぬ 東京都 髙野 公一
 ボンネット・バス月光の崖を行く 徳島県 松尾 初夏
 家中をあたためて待つずっと待つ 愛知県 田中の小径
 まつろはぬ民の石文鳥雲に 神奈川県 石川 暘子
 梟やとんがつてゐて優しい木 大阪府 一門 彰子
 戦争を知らない人と藷を食ふ 東京都 谷川 治
 生きてきた時間は武器や生身魂 岡山県 妹尾 武志
 山神を鎮めて熊を解体す 兵庫県 堀 瞳子
 父と子とボール投げ合ふ刈田かな 兵庫県 宮本 隆三
 なずな咲く胎内被爆児と呼ばれ 広島県 岡田 伸子
 疲弊する語彙を集めて西東忌 岡山県 沢 紅子
 立冬のひなたに鳥籠が不安 東京都 楠本 奇蹄
 外郎は女郎とちがう冷たさよ 宮城県 熊谷 山里
 蛇立てば教育勅語を諳んじる 茨城県 神谷 たくみ
 山際はすでに明るき夕立かな 埼玉県 永松 東興
 好きな娘に好きな娘がゐし三鬼の忌 鹿児島県 永井 貴士
 似て非なる海鞘と心臓手榴弾 東京都 平松 尚樹
 桃の香の匂ふ津山に来りけり 愛知県 小川 弘

この情報に関する問い合わせ先

津山市教育委員会生涯学習部 文化課
  • 直通電話0868-32-2121
  • ファックス0868-32-2147
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520 東庁舎3階
  • Eメールbunka@city.tsuyama.lg.jp