受水槽、高置水槽の管理と点検
ビル、アパート、病院、学校などの多くは、水道水を受水槽を通じて給水しています。このような施設では、管理が十分でないと水道の水が汚れる場合があります。このため、受水槽を設置している方は、管理基準を遵守して適正な管理をお願いします。受水槽に入るまでの水道水は水道局が管理していますが、受水槽以降はその設置者が責任をもって管理することになっています。
受水槽式給水のしくみ
3階以上の建物などで水圧が不足するところ、一時に大量の水を使用するところで、水道の水を一旦受水槽に受け、ポンプで高置水槽に送って給水します。
管理点検のポイント
受水槽・高置水槽の点検 : 毎月
- 水槽の周辺は清潔で整理・整頓されていますか。
- 水槽にひび割れや水漏れはありませんか。
- 周囲に汚染の原因となるものはありませんか。
- 水槽内に沈積物や浮遊物はありませんか。
- マンホールのふたは防水密閉型できちんと鍵がかかっていますか。
- マンホールの防水パッキンはいたんでいませんか。
- オーバーフロー管や通気管の防虫網はついていますか、またいたんでいませんか。
貯水槽水道の設置者の責任に関する事項
(水道法施行規則第55条)
- 水槽の清掃 受水槽、高置水槽の清掃を1年以内ごとに1回定期的に行い、いつも清潔な状態を保つ。
- 水質管理 毎日水の色、味、臭いなどに注意し、異常があれば水質検査を行う。
- 施設の点検と改善 水槽の状態やマンホールの施錠など施設の点検を行って、不備な点があれば速やかに改善する。
- 給水の停止 供給している水が人の健康を害する恐れがあることを知ったときは、直ちに給水を停止し、利用者や衛生行政に知らせる。
受水槽式給水の水質事故原因
- 受水槽と汚水槽が接近していたり、受水槽が地下式のため、槽のひび割れ部分から汚水が流入。長期間槽を清掃しなかったり、鉄さびや汚泥が沈積し、赤水等が発生。
- マンホールが開いたままになっており、そこからネズミやゴキブリなどの害虫が侵入。
- 受水槽の内を汚水管などが通っていて、その継ぎ手部分から汚水が流入。
- 通気孔やオーバーフロー管に防虫網がないため、ネズミや虫が侵入。
3階直結給水について
3階直結給水の条件等は こちら をご覧ください。
この情報に関する問い合わせ先
津山市 水道局
経営企画室0868-32-2110業務課0868-32-2104(庶務係) 0868-32-2106(営業係)
- 水道施設課0868-32-2107(施設配水係) 0868-32-2108(給水管理係)
〒708-8501岡山県津山市山北520
ファックス0868-22-9294
Eメールsuidou@city.tsuyama.lg.jp