• 本文へ
    • 拡大
    • 縮小
  • 背景を変える
    • 標準
  • サイトマップ

【学校保健】児童生徒の定期健康診断

  • この記事の対象年齢
  • 小学生以上

【学校保健】児童生徒の定期健康診断

 学校(小・中学校)では、学校保健安全法に基づき毎学年定期(4月から6月末まで)に、児童生徒の健康診断を実施しています。
 学校で行う健康診断は、児童生徒の発育・健康状態を正しく把握し、学校生活を送るうえで注意すべきことがないかどうかを調べるものです。問題や疑いのある者をスクリーニングするもので、病院など医療機関での診断とは違います。
 定期健康診断における検査項目は、学校保健安全法施行規則で、身長、体重、栄養状態、脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無並びに四肢の状態、視力及び聴力、眼の疾病及び異常の有無、耳鼻咽頭疾患及び皮膚疾患の有無、歯及び口腔の疾病及び異常の有無、結核の有無、心臓の疾病及び異常の有無、尿、その他の疾病及び異常の有無となっています。
 なお、検診後は学校から検診結果のお知らせをさせていただきますので、要治療、要精密検査の指示があった場合は、速やかに医療機関の受診をお願いいたしま
す。
 

体位測定

 児童生徒全員を対象に身長・体重の測定を実施しています。

  令和4年度体位調査結果[31KB PDFファイル]

四肢の状態の検診、脊柱検診

 児童生徒全員を対象に四肢の状態の検診を実施しています。
 学校医による内科検診で精密検査が必要と判断された場合は医療機関での精密検査の受検を促します。

 令和4年度の精密検査では脊柱などの変形が認められたほか、柔軟性の低下と診断されたケースもありました。
 脊柱側わん症は早期発見が重要です。ご家庭でも時々お子さんの姿勢や動きを見てみましょう。また、体の柔軟性を保つために運動やストレッチをすることも大切です。
 検診結果の詳細はこちら↓

 令和4年度運動器検診結果[39KB PDFファイル]
 

結核検診

 文部科学省により示された学校における結核対策マニュアルに準じて、結核検診を実施しています。児童生徒全員に事前問診と内科検診を行い、精密検査の要否については、学校医が判断します。精密検査の必要な児童生徒に対しては、教育委員会から医療機関での精密検査を受検するよう、学校を通じて保護者あてに連絡します。

   結核検診の流れ

1.問診による情報の把握(全学年) 健康調査票により確認
2.学校医による診察、精密検査の要否の判定 
3.学校より教育委員会へ上記内容の報告
4.精密検査の実施 (対象者は指定の医療機関で受診していただきます。費用は津山市が負担します。)
5.結果を学校へ連絡し、必要に応じた対応を行う

 

心臓検診

 児童生徒全員に学校医による内科検診を行い、小学1年生、中学1年生を対象に、心電図標準12誘導と心音図検査を実施しています。
 精密検査が必要と判断された場合は、医療機関での精密検査の受検を促します。

 令和4年度の精密検査では、心室期外収縮やQT延長などの病名が見られました。

 令和4年度 心電図心音図検査結果
学年 実施人数 有所見者 有所見者率
小学1年生

803

38 4.7%
中学1年生 764 52 6.8%

尿検査

 児童生徒全員を対象に尿検査を実施しています。検査では、蛋白・糖・潜血を調べます。
 一次検査でスクリーニングされた者は、二次検査を実施します。
 二次検査で異常が認められた場合は、医療機関での精密検査の受検を促します。

 令和4年度の精密検査では、無症候性血尿、腎炎などの病名が見られました。

 令和4年度 尿検査結果
学校種 一次検査 二次検査 要精検 精検
該当率
実施人数  糖  蛋白 潜血 実施人数  糖  蛋白 潜血
小学校 5,044 1

30

43 67 0 8 16 22 0.4%
中学校 2,394 4 48 45 95 3 9 8 21 0.9%

 (糖、蛋白、潜血はそれぞれ(+)以上の結果) 

 

歯科検診

 児童生徒全員を対象に歯及び口腔の検診を実施しています。

 令和4年度の調査では、検診後のむし歯の治療率が、小学校では半数、中学校では4人に1人程度にとどまっています。痛くないからといって放置しないで、ひどくなる前に医療機関を受診しましょう。
  検診結果の詳細はこちら↓

 令和4年度歯科検診結果[42KB PDFファイル]

この情報に関する問い合わせ先

津山市教育委員会 保健給食課