頑張る女性の健康を応援します(子宮頸がん編)
若い女性に増えている子宮頸がん
子宮頸がんの発症のピークは40代ですが、最近、10代後半から20代という若い世代の発症率が増加しています。 子宮頸がんの原因の多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)で、性的接触によって感染します。HPVはとてもありふれたウイルスで、一度でも性的接触があれば男女問わず誰でも感染する可能性があります。自覚症状がないから気づきにくい
子宮頸がんは、子宮の入口付近にできます。症状には、生理に関係のない出血、悪臭を伴う茶色いおりもの、下腹部や腰の痛み等があります。しかし、子宮頸がんの早期はほとんど自覚症状がありません。これらの症状が現れた時には、かなりがんが進行している場合がありますので、速やかに医療機関を受診して下さい。
予防には子宮頸がんワクチン接種、子宮頸がん検診が効果的です!
HPVに感染しても、多くの場合は自然に消滅しますが、感染が続いたり繰り返されると、前がん病変(がんになる手前の状態)になり、さらにその一部ががんになります。
そのため、子宮頸がんワクチンを接種しHPV感染のリスクを下げること、がん検診を受け、がんと前がん病変(がんになる手前の状態)を発見することが大切です。
子宮頸がんワクチンを接種しましょう!
津山市では、小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子を対象に、子宮頸がんワクチンの接種費用を助成しています。対象年齢の方はぜひ、ワクチン接種をご検討下さい。
20歳になったら1年に1回は子宮頸がん検診を受けましょう!
HPVワクチンでは感染を予防できない型のウイルスがあるため、定期的にがん検診を受けることが重要です。津山市では市内在住の20歳以上の女性に受診していただけるように実施しています。子宮頸がんは早期であれば、90%以上が治癒すると言われています。自覚症状なく、気づきにくい病気だからこそ、20歳になったら1年に1回はがん検診を受け、子宮頸がんを早期発見することが大切です。〈子宮頸がん検診について〉
子宮頸がん検診では、問診、視診、医師が採取した細胞による細胞診、内診を行います。
問 診:問診票に妊娠及び分娩歴、月経の状態、不正性器出血等の症状の有無、過去の受診状況等を記載し、医師からの質問に
答えます。
視 診:膣鏡を入れて、子宮頸部を観察し、おりものの状態や炎症の有無を確認します。
細胞診:ブラシやヘラなどで子宮頸部を優しくこすり、細胞を採取します。
内 診:片方の指を膣に入れ、もう片方の手でお腹を押さえて、はさみながら触診し、子宮の形や大きさを確認します。
〈津山市の子宮頸がん検診〉
集団検診:決まった日時に、津山すこやか・こどもセンターや各支所で受ける検診です。
医療機関での検診:ご都合に合わせて日時と医療機関を選んで受診できる検診です。
※医療機関で受診できる期間は6月1日~翌年1月31日までです。
ご予約は受診を希望される医療機関へお願いします。
子宮頸がんは予防できるがんです。
あなたの幸せとあなたの大事な人の幸せを守るために、1年に1回は子宮頸がん検診を受け、自分の体を守りましょう!
この情報に関する問い合わせ先
- 津山市 健康増進課
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- 直通電話0868-32-2069
- ファックス0868-32-2161
- 〒708-8501岡山県津山市山北520
- Eメールkenkou@city.tsuyama.lg.jp