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第13回 市長と話そう 津山(まち)づくりミーティング-地域の防災力-

第13回 市長と話そう 津山(まち)づくりミーティング-地域の防災力-

防災の知識や技能等をもつ防災士3人が、津山圏域消防組合中央消防署防災学習センターで、3月28日に市長と意見交換しました。
まちづくりミーティングの様子の写真

市長 今日は、津山市の防災・減災について、レジリエンスの高い地域としていくために防災士の皆さんからご意見を伺いたいです。
まず、皆さんの活動についてお聞かせください。
参加者 防災士の活動として、地区防災計画を作るお手伝いや出前講座をしています。防災に関する情報は多岐にわたるため、皆さんにどう伝えるのかを考えなければなりません。防災の目的は、命を「守る」ことと「繋げる」こと。そのために何をすべきかを考える手助けをしたいと思っています。
参加者 避難所で過ごす際に安心して避難できる体制づくりをしたいと考え、防災士の資格を取得しました。
参加者 市の防災士資格取得助成制度がきっかけで、資格を取得しました。私の暮らしている地区は、人口が増加傾向にあります。防災について子どもに伝えることが、先を見据えた備えになると思っています。
市長 課題や行政対応については、どのように思いますか。
参加者 災害は起こり得るものですが、なかなか「自分ごと」として考えられません。住民同士での災害情報の共有が大切だと思います。災害対応では、自分でできることは自分でするよう備えてほしいと思います。行政には行政にしかできないことがあります。
参加者 常日頃から防災意識を持つ、必ず災害は起きるんだいう前提で備えてほしいと思います。
参加者 防災では自分を守るのが一番です。自分を守ることができるから他人を守ることができる、自助から生まれるのが共助です。
参加者 防災・減災対策を「自助」、「共助」、「公助」と分けて考えず、「自分ごと」としてできることに取り組む気持ちが、防災に繋がっていくと思います。
市長 それぞれの自助を考えることが、地域の防災力を高めるということですね。
参加者 「今まで被害がなかったから」という意識が、防災に大きく影響します。家族や周りの人の助けが期待できる場合でも、みんなが被災者となる可能性があるので、まずは自分自身を守る方法を考えてみてはと思います。
参加者 防災士として地域に貢献できることが多いので、自主防災組織が申請できる資格取得助成制度を活用し、地域ごとに防災士を養成できればと思います。
参加者 防災士の資格を取った後も、防災士同士の情報共有や活動をともにするなど、意欲的な行動を続ける機会があればと思います。
まちづくりミーティングの様子の写真

市長 情報伝達の方法についてはどう思いますか。
参加者 高齢の方に、携帯電話から緊急情報を得る方法を伝える機会を作る必要があります。公共施設のWi‐Fi整備が進めば、気軽に伝える場所づくりができます。
参加者 流れてくる情報には間違ったもの、惑わすものもあるので、互いに声を掛け合えるコミュニティづくりが大切です。
市長 避難の際に支援が必要な方は、どのような備えが必要でしょうか。
参加者 地域で支援に関わる人が情報共有できているか、支援が必要な人が周りを頼っていいんだと思える繋がりをつくることが大切だと思います。
参加者 行政が地元の団体に応援を要請することも、公助の一つといっていいと思います。
参加者 地域の防災訓練に小学生が参加して、その経験を学習発表したりポスターを作ったりしています。そういった取り組みにより子どもの保護者も防災に興味を持ち、PTA活動でも学ぶ機会が作られる。こういった取り組みの繋がりにより、各世代が防災に興味を持ち考えることで、課題が見つかり解決策を話し合えるので、このような活動を広げられるといいと思います。
参加者 地域の防災マップを作成しました。このような情報をもとに家族や地域で話すことで、避難経路や避難所を共有でき、その地区に通勤している人とも情報共有できます。
参加者 普段から災害が起きた時のことを想定して対応を準備しておくためには、互いに顔のみえるまちづくりが必要になります。防災士は、住民の皆さんが「自分ごと」として対策する取り組みを、後ろから支えるような関わりができればと思います。
市長 地域の皆さんの協力もお願いしながら、継続して防災・減災に取り組んで行きたいと思います。
 

参加者の皆さんからいただいた事後アンケートの声

・災害があっても強い(安心・安全)まちというのは、今後住むうえで大きな魅力(条件)の一つになると考えています。魅力的なまちには人が集まってくると思いますので、防災の観点からも、多方面で情報共有、意見交換を交わしていきたいです。
・防災学習コーディネーターを各小中学校に早く配置してほしい。
・防災に対して、誰かがやらなければならないことを、津山市と共に取り組めたらと思っています。
・市長の防災への思いを直接聞くことができて良かったです。自分たちの新たな課題も見付けることができました。
今回参加してくださった皆さん
写真左から 千代延拓磨さん、原田純志さん、谷口市長、西村始さん

このほかの津山(まち)づくりミーティングの様子はこちらをご覧ください

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp