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令和4年8月22日 市長定例記者会見


*手話通訳が付いた動画を市公式Youtubeチャンネルで見ることができます
市公式Youtubeチャンネル(概要欄に目次を付けています)
 
会見内容
9月定例市議会への提出議案等について
・令和4年度第4次補正予算案の概要について

JR因美線沿線における超小型モビリティ(EV)実証実験の実施について
スマートフォンを利用した図書館貸出券事業の開始について
・令和7年度全国高等学校総合体育大会津山市開催競技等について
・令和4年度全国及び岡山県学力・学習状況調査の結果について


(抜粋)
 一昨日も大雨や洪水の警報が津山地域に発表されましたが、大気の状態が不安定な時期でありますので、市や気象台から発表される避難情報や気象情報をどうぞご確認いただいて、自然災害への備えをしていただきたいと思います。

 さて、新型コロナウイルス感染症の市内の新規感染者数は、高止まり傾向となっており、また、中等症の方もおられるとのことで感染状況は重大な局面にあると捉えております。住民の皆様には、これまでの様々なご協力に感謝申し上げるとともに、「ワクチン接種」、「換気を含む三密回避」など、基本的な感染対策のご協力を、引き続きよろしくお願いいたします。
 ワクチン接種につきましては、3・4回目接種の推進など接種体制の強化をさらに進めております。また、厚生労働省からは「オミクロン株対応ワクチン接種」や「新規感染者の全数把握の見直し」などの検討が進められておりますが、これらについても詳細がわかり次第、皆様にお伝えしてまいります。

 また、うれしい知らせがありました。福島県で昨日行われた全国中学校体育大会の女子1500メートルで、本市中学校3年生のドルーリー朱瑛里さんが初優勝されました。みごとなロングスパートで素晴らしいレースをされたと伺っております。私を含め、たくさんの人に感動と勇気をもらったと、大変よろこばしく思っております。
 

9月定例市議会への提出議案等について

 9月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、8月29日、月曜日に開会する日程などが決定されました。
  今議会に提出いたします議案は、補正予算議案4件、条例議案5件及びその他議案3件の 計12件でございまして、本日、議案を送付しております。
  また、追加議案等といたしまして、令和3年度会計決算議案18件及び人事案件2件を予定しております。
  

 令和4年度第4次補正予算案の概要について

  9月定例市議会に提案する一般会計第4次補正予算は、7億8,631万4千円を追加し、補正後の予算総額は493億6,627万6千円となっております。
  今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰への対策として追加的に実施する事業や、経済対策に関する事業のほか、国・県補助事業の内示に伴う事業費調整や、補正予算措置が必要な事業を中心に編成しております。
 
 最初に、新型コロナウイルス感染症対策に関するものとして、全5事業、事業費総額1億3,108万円を計上しております。
 主な市独自事業といたしましては、「民間保育園支援事業」に906万円、これは、コロナ禍における原油価格・物価高騰に直面する民間の保育園及び認定こども園に対して、安定的な運営を支援するために、電気・ガス料金の助成を行うものです。
  「インフルエンザワクチン接種事業」に7,703万円、これは、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念される中、インフルエンザ予防接種費用助成への上乗せや対象者の範囲拡大により、インフルエンザのまん延防止を行い、新型コロナウイルス感染症に対する医療体制を確保するものです。
  「低炭素都市つやまスマートエネルギー導入応援事業」に832万円、これは、コロナ禍における原油価格・物価高騰の住民への影響を抑制し、低炭素都市つやまを促進するもので、太陽熱利用システムや電気自動車等導入経費の助成を行うものです。本事業は6月補正で予算計上しておりますが、住民の皆さんからの要望が多く、追加補正を行うものです。
  「一般畜産振興事業」に3,270万円、これは、コロナ禍における原油価格・物価高騰やウクライナ情勢の影響を受けて、飼料の購入価格が上昇している畜産農家を支援するもので、乳用牛または肉用牛を飼育する個人及び法人に対し助成を行うものです。
 
 次に、今回の補正予算において、経済対策として公共事業6事業に事業費総額1億5,600万円を計上しております。
  内容といたしましては、市民生活の基盤となる市道、農道、林道や農業水利施設などの修繕、補修を推進する「単独農業土木事業」や「道路維持管理事業」などで、住民の安全・安心を確保するとともに、内需拡大による地域経済の活性化を図り、地域経済の下支えをしてまいりたいと考えております。
 
 そのほかの事業といたしましては、「倭文診療所管理運営事業」に1,500万円、これは、現在休院している倭文診療所の空調設備の更新を行うもので、令和5年度の再開に向けて委託業者の選定等の準備も進めてまいります。
  「企業立地促進事業」に3,077万円、これは、本市への企業立地を促進し、産業の高度化や活性化及び地元雇用機会の拡大を図るため、新たに工場等を建設した事業者を支援するもので、令和3年度に操業を開始した3社に対し、奨励金を交付するものです。
  「都市景観整備事業」に702万円、これは、城東・城西地区の景観整備のため、作州城東屋敷などの瓦や建具を修繕するとともに、城東屋敷南側部分において民間提案公募型プロポーザルによる事業者への貸出を行えるよう整備を行うもので、新たな賑わい創出と活性型行革に向けた取組と考えております。
 「公民館整備事業」に6,123万円、これは、地域の生涯学習の拠点施設であり、災害時の避難施設にも指定されている佐良山公民館を老朽化に伴い建て替えるもので、令和6年度中の供用開始に向け準備を進めます。
 
 以上、主なものについてご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた第4次補正予算を、今回の9月定例市議会に提出することとしております。

 

JR因美線沿線における超小型モビリティ(EV)実証実験の実施について

  9月から11月の土曜日、日曜日、祝日に、JR因美線 美作河井駅を発着点とするEVレンタル事業の実証実験を実施いたします。
  過疎化が進む地域では、公共交通の利用者の低下や、ガソリンスタンド空白地域における移動手段の確保などが課題となっております。
  これらの課題の解決を図るため、(株)パドック、(株)DIVE、JR西日本岡山支社、津山市観光協会DMOと連携し、観光客をターゲットとしたEVのレンタル事業を実証実験として実施いたします。実証実験では、EVの普及に向けた課題のほか、レンタル事業のオペレーションや採算性などを確認し、今後の展開を検討することとしております。
  今回の取組が地域の脱炭素のみならず、JR因美線の利用者増加や観光振興につながることを期待しております。
 

スマートフォンを利用した図書館貸出券事業の開始について

 津山市立図書館では、現在のカード貸出券に加え、デジタル技術を活用した取組として、本年9月からスマートフォンを利用した貸出サービスを導入いたします。
  現在貸出券をお持ちの方が対象となりますが、このサービスは、利用者がご自身のスマートフォンで図書館ホームページからログインし、貸出券のバーコードを表示させることで、市内全ての図書館窓口及び本館にある自動貸出機での貸出ができるものです。
  また、津山圏域定住自立圏、岡山連携中枢都市圏にお住まいの方も、津山市立図書館でスマートフォン貸出ができ、お住まいにある図書館で返却ができます。
  なお、スマートフォンを利用した自動貸出機での貸出は、県北図書館初となります。
  これを機に、ぜひ図書館の利用登録をお願いいたします。




令和7年度全国高等学校総合体育大会津山市開催競技等について

 令和7年度に開催されます全国高等学校総合体育大会(インターハイ)における、ソフトボール競技の津山市開催が内定いたしましたので、お知らせします。
  中国ブロックでの大会は、平成28年度以来、9年ぶりの開催となります。
 また、具体的な競技会場や日程等については、今後の決定となります。

 

令和4年度全国及び岡山県学力・学習状況調査の結果について

【教育委員会教育長より】
 まず、小学校では、現在の学力調査の実施体制となって以降で、小学校3年生、小学校4年生、小学校5年生については、初めて国語・算数ともに全国・岡山県平均を全て上回る結果となりました。その要因といたしましては、小1グットスタート支援員の年間配置など、就学前からの小学校低学年へのきめ細かな指導や学びのサイクルでの基礎基本の徹底が図られたことと考えております。6年生については、全国平均と比べて2から3ポイント下回る結果となっており、読解力や思考力の問題に課題がありました。
  一方、中学校は、中学校1年生から3年生まで国語・数学ともに全国・岡山県平均を0.7から6.4ポイント下回る結果となりました。特に、中学校2年生の英語と中学校3年生の数学はマイナス6ポイントと、その差が非常に大きい状況となっております。
  このような結果の原因としては、中学校の授業改善が小学校ほど進んでいないこと、中学校になってからの家庭学習時間が十分に確保できていないこと、スマホ等でのゲーム等に費やす時間が長いことなどが背景にあると考えております。
 今後、結果を詳細に分析して、これまでの取組の成果を検証し、児童生徒の個々の具体的な課題に焦点をあてた取組を進めていくとともに、教育委員会と各学校で課題を共有し、取組の連携を強化していきたいと思います。
  また、2学期からは、タブレット端末を家庭に持ち帰って活用する家庭学習も開始します。予習したり学校で学習した内容を復習したり、自分が苦手な部分を遡って学習を進める等、個々のつまずき解消を図ってまいります。
 特に、本年度より全校で取り組んでいる、タブレット端末によるAIドリル「ナビマ」の効果的な活用により、日々の授業と家庭学習との連携を図りながら、児童生徒の主体的な学習を促進してまいります。
 さらには、中学校での授業改善を強化・充実するため、他自治体の好事例の収集や授業視察、各教科ごとに授業の進め方や課題への対策等について、協議・検討する教科会の充実等も進めてまいりたいと考えております。
 今回の調査結果を受けて、7月28日には、緊急中学校長懇談会を、本日午前には、対象校を絞った臨時小中学校長懇談会を開催しており、市教育委員会と各学校との課題共有や取組の連携を、今後さらに強化・充実してまいります。


 
 

 


 

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
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  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp