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令和4年5月30日 市長定例記者会見


*手話通訳が付いた動画を市公式Youtubeチャンネルで見ることができます
市公式Youtubeチャンネル(概要欄に目次を付けています)
 
(抜粋)
 津山の春の風物詩である「春はつやま」と題した「さくらまつり」などの一連のイベントには、10万人を超える多くの方に、津山の良さを実感いただきました。また、明日、5月31日まで募集していますインスタグラム投稿キャンペーンでは、そんな津山の場面を振り返り、楽しんでいただけることと思います。
  また、先週津山文化センターで開催された「ももいろクローバーZ津山公演」や、津山市内の和洋スイーツを集めた「Tsuyamaスイーツフェスin津山城」においても、たくさんの方にご来場いただきました。
 いずれのイベントにおきましても、感染症対策を取りながら開催をさせていただきました。ご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。
 

6月定例市議会への提出議案等について

 6月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、6月6日、月曜日に開会する日程などが決定されました。
  今議会の当初に提出を予定しております議案等は、補正予算議案3件、 条例議案8件、その他議案5件及び報告案件3件の計19件でございます。
 また、追加提出議案といたしまして、補正予算議案1件、人事案件3件を予定しております。
  

 令和4年度第1次補正予算案及び第2次補正予算案の概要について

  まず、第1次補正予算案の概要についてです。
 
 6月議会に提案する一般会計第1次補正予算は、5億1,210万6千円を追加するもので、補正後の予算総額は454億8,910万6千円となっております。
 今回の補正予算では、国のコロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」の中で、生活困窮者支援として早期に事務執行する必要がある3事業を計上しております。
 なお、追加の緊急対策事業について、現在編成作業中であり、別途追加議案として提出予定です。
 
 「新型コロナウイルス感染症 生活困窮者自立支援金 支給事業」に2,845万円
 総合支援資金の再貸付を終了した生活困窮世帯等に対し、支援金を支給するもので、申請期限が令和4年8月末までに延長されたことに伴うものです。
 
 「住民税非課税世帯等 臨時特別給付金 給付事業」に3億4,233万円
 令和4年度において、新たに住民税非課税となった世帯や、家計が急変した世帯に対し、1世帯当たり10万円の給付金を支給するものです。
 
 「子育て世帯 生活支援特別給付金 給付事業」に1億4,131万円
 低所得のひとり親・ふたり親子育て世帯や、家計が急変した世帯に対し、児童一人当たり5万円の給付金を支給するものです。     
 
 続きまして、第2次補正予算案の概要についてです。

 一般会計 第2次補正予算は、29億1,858万7千円を追加するもので、補正後の予算総額は484億769万3千円となっております。
 本年度、当初予算は、2月の選挙による骨格予算としていたため、今回の補正予算は、その肉付けとして、当初予算での計上を見送っていた総合計画主要事業、総合戦略事業などの施策や補助金などの政策的経費について、私の選挙公約をはじめとする政策方針に従って計上しております。
 また、新型コロナウイルス感染症対策として、国の制度を活用する補助事業や、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用して実施する本市独自事業について計上しております。
 
 主な事業といたしましては
 「津山市スマートシティ構想策定事業」に2,495万円
 デジタル技術を活用し、便利で快適な住民生活を実現し、本市の持続可能性を高めるため、目指すべき都市の将来像を示す「津山市スマートシティ構想」を策定するものです。
 
 「交通安全対策事業」に200万円
 高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故を防止するため、踏み間違い防止装置を既存の車に整備する際に補助を行うものです。
 
 「不妊不育治療支援事業」に702万円
 一般不妊治療と生殖補助医療の一部は、本年4月から保険適用となりましたが、引き続き適用外の治療があり、経済的負担も大きいことから、不妊・不育に悩む夫婦が安心して治療を受けられるよう、費用の一部を助成するものです。
 
 「母子健康手帳アプリ子育て支援事業」に1,149万円
 母子健康手帳のデジタル化により、妊娠届や予防接種手続きを簡素化し、子どもの成長に合わせた最適な情報を提供できる母子健康手帳アプリを導入するものです。
 
 「再生可能エネルギー導入推進事業」に2,308万円
 2050年脱炭素社会の実現に向けて、本市における再生可能エネルギーの導入可能性や市有施設への太陽光発電設備等の導入に向けた調査を行うものです。
 
 「集落営農基盤強化事業」に1億172万円
 持続可能な農業経営の確立に向け、環境負荷軽減に資する農業資材やスマート機械・設備等の導入を支援し、次世代型農業への転換を図るものです。
 
 「つやま和牛ブランド化事業」に5,731万円
 つやま和牛の生産振興及び流通量の増加によるブランド化の確立を図るため、仔牛の導入や情報発信の取組を支援するとともに、安定的な出荷頭数の確保に向け、導入・肥育資金貸付事業を拡充するものです。

 「木材利用・普及啓発事業」に6,540万円
 ウッドショックにより、国内において木材需要がひっ迫するなか、住宅の新築及びリフォームの際、地域材の積極的な利用が促進されるよう、補助制度を拡充するものです。また、再生可能エネルギーとして期待される木質バイオマス発電を促進するため、林地残材の運搬助成制度を創設します。
 
 「公共交通ICカード決済化等推進事業」に6,000万円
 住民の足である「ごんごバス」の乗車率及び満足度を高めるとともに、観光需要やICT化に対応するため、ICカード決済システムの導入を補助するものです。
 
 「公共交通等事業者支援事業」に1,400万円、
 「貨物運送事業継続支援事業」に3,200万円、
 新型コロナウイルス感染症の影響や燃料費高騰など厳しい状況の中で、住民の足として、人的輸送の役割を担う交通事業者及び地域物流を支える貨物運送事業者への支援を行うものです。
 
 「地域商品券発行事業」に1億9,600万円
 新型コロナウイルス感染症の影響により、低迷する個人消費を喚起し、地域内の経済循環を促進するため、プレミアム付きの電子商品券と、ガソリン・食事などに利用できる商品券を発行するものです。
 
 「中心市街地活性化推進事業」に625万円
 持続可能な魅力あるまちづくりに向け、中心市街地活性化協議会が行う、まちづくり整備方針の策定支援や、国際ホテル跡地などの賑わい創出に向けた社会実験を行うものです。
 
 「城下地区まちづくり整備事業」に556万円
 国際ホテル跡地一帯を津山城跡のエントランスとして、住民と観光客が交流・回遊し、憩える空間に整備するため、測量設計等を実施するものです。
 
 「津山シティプロモーション戦略事業」に616万円
 発信力の高いSNS利用者層やインバウンドをターゲットに、歴史、文化、食、鉄道遺産など、本市の魅力を効率的に情報発信し、誘客促進とブランド力の向上に取り組むものです。
 
 「新型コロナウイルス感染症対策 観光需要喚起事業」に3,715万円
 新型コロナウイルス感染症により、影響を受けた観光関連産業を支援し、観光需要を喚起するため、市内に宿泊した人にクーポン券を配布するものです。
 
 「補助交通安全施設整備事業」に3億9,134万円
 小・中学生をはじめとした道路利用者の交通安全対策として、通学路の危険箇所に歩道の設置・拡幅工事や防護柵の設置を行うものです。
 
 「重要伝統的建造物群保存事業」に1億567万円
 城東・城西重要伝統的建造物群保存地区の歴史的風致を継承していくため、伝統的建造物の修理や修景の補助を行うものです。
 
 「(仮称)道の駅城東」整備事業」に3,190万円
 城東地区の国道53号線沿いで、駐車場やトイレ、観光情報等を提供し、防災機能も備える「道の駅」を整備するため、実施設計等を行うものです。
 
 「生徒指導・不登校対策事業」に470万円
 長期欠席傾向にある中学生の早期復帰に向け、別室指導による居場所づくりや、個々の生徒に応じた学習・生活支援を行う支援員を配置するものです。
 
 「小・中学校 準要保護等 児童生徒対策費」に1,044万円
 小・中学校の準要保護者に対して、就学援助で実施している給食費の支援を、現行の8割から10割に拡充するものです。
 
 「津山まちじゅう博物館 構想策定事業」に500万円
 観光客がまち全体を「博物館」と感じながら回遊できるようにするため、重伝建地区を中心に市内に点在する文化財、芸術、グルメ等を有機的につなぎ合わせた「津山まちじゅう博物館構想」を策定するものです。
 
 「防災拠点施設の公衆無線LAN環境整備事業」に690万円
 社会教育及び生涯学習の充実や災害発生時における機能の強化に向け、拠点施設である公民館23館の公衆無線LAN環境を整備するものです。
 
 「公園施設機能向上安全安心事業」に1,551万円、
 「津山スポーツセンター等グレードアップ事業」に3,150万円、
 「加茂町スポーツセンター改修事業」に7,870万円
 誰もが安心して快適に公共施設を利用できるよう、衆楽公園駐車場をはじめ、津山スポーツセンター、勝北総合スポーツ公園、久米総合文化運動公園、加茂町B&G海洋センター体育館のトイレの洋式化などを行うものです。
 
 以上、主なものについて、ご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた、第1次、第2次補正予算を、今回の6月定例市議会に提出することとしております。

 

機構改革について

  本年度からスタートする第5次総合計画 後期実施計画を、着実かつ強力に実行していくため、令和4年7月1日付けで、組織機構の一部を再編いたします。
 
 再編の内容といたしましては、現在の産業文化部を、商・工業をはじめ、地域交通、雇用等に関する業務を担う「産業経済部」と、観光や歴史・文化に関する業務を担う「観光文化部」とに分離し、それぞれに集中して取り組む体制とするものです。新たな体制のもと、ウィズコロナ、ポストコロナに的確に対応しながら、歴史・文化を活かした観光都市としてのまちづくりを進めるとともに、感染症の影響を受けている地域経済の一日も早い回復と成長に向け、より一層、取組を強化してまいります。
 
 また、同日付けで、都市建設部 都市計画課の津山駅周辺整備係と公園緑地係を統合して、新たに「都市整備・公園係」を設置し、5係体制から4係体制といたします。係を集約することで、まちづくりの重点施策である拠点性を活かした都市整備を、さらに効果的かつ効率的に進めてまいります。
 

第5次総合計画・後期実施計画の策定について

 本市においては、平成28年度からの10年間を計画期間とする「津山市第5次総合計画」の下、活力と魅力あふれるまちづくりを進めております。
 昨年度までの中期実施計画に基づいて取り組んできた事業を継続・発展させるとともに、新たな視点も取り入れ、快適で楽しく、いつまでも安心して生活できるまちの実現に向け、令和4年度から令和7年度の4年間を計画期間とする、後期実施計画を策定いたしました。
 後期実施計画では、総合計画のまちづくりの大綱に基づき、212の主要事業を掲げております。
 
 また、本市の将来に向けて今後4年間に取り組むべき重点目標として、快適で楽しい、住み続けたい街を築く安心して暮らせる地域共生の社会を築く持続可能な地域内循環型の経済を築く教育の充実で未来を切り拓く人材を築くの4つを掲げております。
 
 内容面では、新型コロナウイルス感染症がもたらした新たな日常への対応に加え、地域循環型経済といった新たな視点も取り入れるなど、現在直面する課題に対応するだけでなく、ポストコロナのまちづくりに向けた時代の要請に応える施策を盛り込んでおります。
 
 今後の市政運営に当たっては、後期実施計画の着実な実行が重要であり、住民・事業者の皆様と行政がともに手を携えて様々な課題を一つひとつ解決し、誰もが輝く拠点都市津山を築いてまいります。




 

デジタル社会の推進に向けた取組方針・個別実行計画の策定について

 令和2年度に策定した「津山市デジタル社会の推進に向けた取組方針」に基づく個別事業の取組をとりまとめた実行計画を、連携協定を締結しているNTT西日本にご協力をいただき、この度、とりまとめました。

  人口減少・少子高齢化などの従来からの課題に加えて、感染症の拡大により生じたさまざまな課題に対応するため、デジタル技術を活用しながら、「新たな日常」への対応を進め、住民が安全で安心して暮らすことができ、豊かさを実感できる社会の推進を図るため、今後、この実行計画に基づき、具体的な取組を進めていきます。

 

第3期教育振興基本計画の策定について

【教育委員会教育長より】
 本年3月、第3期となる津山市教育振興基本計画を策定し、公表いたしました。
 この計画は、教育基本法の規定に基づき策定するものであり、この度、本市においては、令和4年度から令和7年度までの4年間を計画期間としております。
 
 計画の策定にあたっては、津山市教育大綱に目指す人間像として掲げている「自立」「つながり」「郷土愛」の3つを踏まえ、それぞれの基本目標を設定し、目標を達成するための具体的取組を示しております。
 
 主な取組としましては、ICTを活用した授業や、津山の歴史や文化・伝統を学ぶ「つやま郷土学」の推進を新たに盛り込んでおります。また、不登校や長期欠席などの対策やグローバル化を見据えた英語力の向上に積極的に取り組む内容となっております。
  さらに、具体的な施策や今後の方向性等を、学校・家庭・地域にしっかりとご理解・ご協力いただけるよう、様々な機会をとらえて情報発信を行うとともに、計画で設定した目標値の達成状況について、毎年度、点検・評価を行うことで、計画内容の着実な実施に努めてまいります。

  なお、同計画については、市広報6月号に内容を掲載するとともに、テレビ津山及び公式ユーチューブチャンネルでも紹介する予定ですので、あわせてご覧ください。

 


 

「(仮称)道の駅城東」の整備について

 城東地区の「道の駅」については、城東地区西部の林田町から勝間田町までの国道53号沿線で、地域外から活力を呼び込む「ゲートウェイ型道の駅」を、道路管理者と共同で整備することとなりました。

  この整備により、重伝建地区などの歴史的観光資源との連携強化を図り、地域の観光や文化など多様な情報を広く発信することで、城東地区から中心市街地へと周遊を促進し、地方創生と観光振興の加速に繋がることと期待しております。
 また、防災設備なども併せて整備することで、災害発生時の防災機能の強化も図れるものと期待しています。
 
 今年度は、道の駅基本計画の策定を進めるとともに、現地調査などに着手することとしており、地域の皆様のご意見を伺いながら、国や関係機関と連携して取り組んでまいりたいと考えております。


 

大和ハウス工業株式会社との事業連携協定の締結について

 去る5月27日、大和ハウス工業株式会社と津山中核工業団地内の産業用地について企業誘致に関する事業連携協定を締結いたしました。
 この用地は、トヨタ自動車が所有していた用地でありますが、この度、大和ハウス工業が取得し、産業用地として、再分譲を計画しているものです。
 
 本市では、昨年、津山産業・流通センター及び久米産業団地に相次いで企業の立地が決定し、両団地ともに90%を超える立地率となり、面積規模の大きい産業用地が不足しておりましたが、当該用地を官民が連携して企業誘致を進めていくことで、地域の雇用創出や地域産業の活性化を図ってまいります。


 

新型コロナウイルスワクチンの4回目接種開始等について

 ワクチン接種は、5月25日時点で、市内対象者の84.46%の方が1回目を、83.90%の方が2回目を、また66.45%の方が3回目の接種を終えられております。
 
 津山市では、5月25日から、4回目のワクチン接種を開始いたしました。4回目の接種の対象となる方は、3回目の接種から5か月を経過した、60歳以上、または、18歳以上で基礎疾患を有するなど、重症化リスクが高いと医師が判断された方です。
 接種券につきましては、3回目の接種から5か月を経過した、18歳以上の方全員へ、順次、送付することとしております。
 なお、今回は対象とならない方にもお送りしておりますので、届いた接種券は、大切に保管をお願いいたします。接種券がお手元に届きましたら、対象となる方は、医療機関等で予約を行って、接種いただきたいと思います。
 
 現在、感染状況は高止まりとなっております。住民の皆様には、ワクチン接種や3密回避などの感染拡大防止対策の徹底を、引き続きお願いいたします。今後も接種を希望される対象者の方々が、速やかに接種いただけるよう体制の充実に努めてまいります。
 
 また、出水期を迎え、大雨や台風など自然災害への備えが必要な時期となりました。災害発生等の緊急時には、つやま災害情報メール等で情報提供を行ってまいりますが、住民の皆様には、平時から、ハザードマップや避難場所の確認など、災害に対する備えをしていただきたいと思います。

 

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp