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令和3年11月22日 市長定例記者会見


 
(抜粋)
 新型コロナウイルスは感染状況に落ち着きがみられますが、引き続き3密回避などの基本的対策の徹底により、第6波到来を警戒いただきますようお願いいたします。
 また、コロナワクチンの3回目追加接種が来月から始まります。接種券がお手元に届きましたら、ぜひ接種をいただきたいと思います。
 さて、先日岡山県から発表がありましたが、県営久米産業団地に株式会社サーキュラーペットが立地することについての協議が調いました。今回の立地は、三井物産やセブン&アイホールディングス等から出資を受けた同社が、ペットボトルのリサイクル製造事業を行うものです。循環型社会構築の一助となり、また新たな雇用創出となります本件に期待いたします。なお、今回の立地で久米産業団地の立地率は、津山産業・流通センターとともに9割を超えることになりました。引き続き、力強く企業誘致活動を推進してまいります。
 次に、市では県道上横野兼田線バイパスとして、都市計画道路河辺高野山西線北工区を早期に整備していただくよう県へ要望してまいりましたが、11月19日に知事が最終評価を行い、来年度の新規事業化が決定しました。市としても、津山圏域の発展に欠かせないこのバイパス整備が早期に完成されるよう、事業の推進に向け県と連携、協力してまいります。

 

12月定例市議会への提出議案について

 12月定例市議会につきましては、本日10時から議会運営委員会が開催され、11月29日月曜日に開会する日程などが決定されました。今議会に提出いたします議案等は、補正予算議案7件、条例議案7件、その他議案11件及び報告1件の計26件でございます。また、追加議案等といたしまして、人事案件1件を予定しております。
 

 令和3年度第6次補正予算案の概要について

  12月定例市議会に提案する一般会計第6次補正予算は、11億38万7千円を追加し、補正後の予算総額は489億1,294万4千円となっております。 
 今回の補正予算では、国、県の補助事業の内示や確定に伴う事業費の調整に加え、職員の新陳代謝や退職等に係る人件費の調整、新型コロナウイルス感染症対策として追加的に実施する事業、補正予算措置を必要とする事業を中心に編成しております。 
 主な事業といたしましては、「新型コロナウイルスワクチン接種事業」に3億1,609万円、これは、年度内に始まる新型コロナワクチンの3回目接種への対応として、年度内の接種対象者数を21,000人と見込み、取組を進めるものです。
  これに関連し、「ワクチン接種協力医療機関等支援事業」に1,220万円、これは、新型コロナワクチンの個別接種に協力していただく医療機関に対し接種1回当たり500円、ワクチン保管用冷凍庫を管理する医療機関に対し1か月当たり20万円を市独自に支援するもので、3回目接種の実施に伴う接種回数の増加、期間の延長に対応してまいります。
 次に、「津山圏域資源循環施設組合負担金」に4,444万円、これは、一部事務組合で運営する津山圏域クリーンセンターの焼却処理能力を超えている可燃ごみを、持ち出し処理するための費用に対する負担金です。
 これに関連し、「ごみ減量・リサイクル推進事業」に400万円、これは、津山圏域クリーンセンターに搬入される可燃ごみの減量に一部事務組合を構成する4町と連携して取り組むため、分別リサイクルを推進するテレビ番組の制作・放映のほか、商工団体を通じた事業系ごみの分別・出し方ガイドブックの配布、分別看板の作成・設置、リサイクル推進委員の研修等、住民及び事業者へのごみ減量化、リサイクル推進を啓発してまいります。
 そのほかの事業といたしましては、「障害者介護給付事業費」6,983万円、「障害者訓練等給付事業費」5,474万円、「障害児通所支援事業費」1億1,566万円、これらは、給付実績に基づく扶助費の増額を計上するものです。
 「有害鳥獣駆除事業」に928万円、これは、農作物保護のために実施する有害鳥獣駆除活動に対する補助金で、捕獲頭数の増加に対応するものです。
 「農地災害復旧事業」に3,300万円、これは、今年8月の秋雨前線豪雨による農地災害16か所の復旧事業に取り組むものです。
 以上、主なものについてご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた第6次補正予算を、今回の12月定例市議会に提出することとしております。

 

財政計画のローリングについて

  本市の財政計画につきましては、毎年度、決算状況や国の地方財政計画の見通しを踏まえ、ローリングを行っております。
 昨年度は、令和2年2月に策定した「財政構造改革に向けた取組方針」に基づく取組を前提として、令和12年度に基金残高が11.5億円になる見通しをお示しいたしました。今回のローリングでは、昨年度のローリングをベースに、令和2年度決算、令和3年度決算見込み及び地方財政計画、さらには今後の財政運営に影響が見込まれる内容を踏まえ、将来の財政見通しをお示しするものです。
 主な見直しの内容としまして、まず、長期化している新型コロナウイルス感染症の影響について、本年度の感染症対策事業の実施による影響を見込んだこと、また、津山市過疎地域持続的発展市町村計画に基づいた過疎対策事業債について計画期間である令和7年度までの活用を見込んだこと、更に、今回の津山・産業流通センターの大型宅盤の分譲等今年度の企業誘致の実績見込みについて財政収支への影響を反映させたものとしています。
 取組強化期間の2年目となる財政構造改革に向けた取組を実施し、これらを織り込んだローリングの結果、財政調整基金残高は令和12年度12.6億円となり、昨年度のローリングから1.1億円増加する結果となっております。
 現在も、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況であるとともに、デジタル社会の推進に向けた取組をはじめとした新たな行政課題への対応も求められているなど、大きな財政出動を伴うことも想定されます。 
 急激に進む社会変革に柔軟かつ的確に対応するために、引き続き、本市の将来を見据えた財政運営、その下支えとなる行財政改革に取り組んでまいります。

 

新型コロナウイルス ワクチン接種について

  ワクチン接種は、11月21日現在で、市内対象者の85.53%の方が1回目を、84.54%の方が2回目の接種を終えられております。
 現在、医師会等と連携し、3回目の接種推進のため多くの医療機関にご協力をいただけるよう、接種体制の充実を進めているところです。3回目の追加接種につきましては、2回目の接種を終了してから概ね8か月を経過した方が、順に接種対象となってまいります。
 本市では、3月と4月に2回目の接種を完了した方への接種を、12月から開始いたします。このため、対象の方へ3回目のワクチン接種券を本日11月22日から発送いたします。接種券がお手元に届きましたら、対象となる医療機関等で予約を行って、接種いただきたいと思います。3回目のワクチン接種券は、今後接種対象となる方へ、毎月順次送付いたします。
 ワクチンには、感染症の発症や重症化を防ぐ高い有効性が認められておりますので、皆様にはできるだけ接種いただくようお願いいたします。
 

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp