「うちのお雑煮」アンケート結果
広報津山令和4年1月号企画「うちのお雑煮」アンケート結果
アンケートには,広報津山の読者の皆さん,津山東高校食物調理科,津山市農村生活交流グループ協議会の皆さんなど,785人にご協力いただきました。皆さん,ありがとうございました。
1.居住地
居住地 | 人数(人) |
津山地域 | 530 |
加茂地域 | 41 |
阿波地域 | 8 |
勝北地域 | 44 |
久米地域 | 50 |
岡山県内(津山市以外) | 107 |
岡山県外 | 5 |
2.出身地
居住地 | 人数(人) |
津山地域 | 331 |
加茂地域 | 54 |
阿波地域 | 7 |
勝北地域 | 46 |
久米地域 | 59 |
岡山県内(津山市以外) | 179 |
岡山県外 | 67 |
未回答 | 42 |
3.年代
年代 | 人数(人) |
10代以下 | 106 |
20代 | 84 |
30代 | 105 |
40代 | 226 |
50代 | 200 |
60代 | 42 |
70代 | 12 |
80代以上 | 6 |
未回答 | 4 |
4.お雑煮で自分が1食で食べる餅の数
個数 | 人数(人) |
1個 | 141 |
2個 | 345 |
3個 | 191 |
4個 | 60 |
5個以上 | 46 |
未回答 | 2 |
5.お雑煮の餅の形
形 | 人数(人) |
白餅(丸) | 757 |
白餅(四角) | 16 |
その他 | 12 |
- その他 あんこ入りの丸餅(香川県出身,加茂地域出身,山口県出身),食べる習慣がない(沖縄県出身)など
うちの餅ばなし
- 雑煮の餅は一人何個食べるか,事前申告制です(津山地域出身30代)
- 父は20代の頃,年の数だけ餅を食べていたそうです(津山地域出身60代)
- 6年生のとき,友だちと競い,1回で13個食べ,苦しくてご飯を食べれなかった思い出があります(久米地域出身40代)
- 正月用に年末につく,つきたての熱々で丸める前の餅を食べるのが楽しみでした(津山地域出身40代)
- 薄く切った大根を器に敷いてから餅を入れると,餅が器にくっつかないので食べやすいです(津山地域出身40代)
6.お雑煮の餅の調理方法
調理方法 | 人数(人) |
鍋などでゆでる | 651 |
フライパン,トースターなどで焼く | 39 |
電子レンジでやわらかくする | 84 |
その他 | 11 |
- その他 雑煮の汁と一緒にゆでるなど
7.お雑煮の汁の味付け(主なものを1つ)
味付け | 人数(人) |
醤油 | 639 |
白味噌 | 57 |
白味噌以外の味噌 | 65 |
その他 | 23 |
未回答 | 1 |
- その他 めんつゆ,お吸い物の素,甘い小豆煮(鳥取県出身)など
醤油派 対 味噌派
- 正月早々,雑煮の味でもめます(久米地域出身30代)
- 夫婦で違うので,正月は両方味わいます(鏡野町出身50代)
- 同じ味だと飽きるので,1日はすまし汁,2日は味噌,3日はぜんざいで食べます(津山地域出身20代)
- 実家は赤味噌で味付けをしていました(津山地域出身60代)
8.お雑煮の汁のだし(複数回答)
だし | 人数(人) |
スルメ | 444 |
昆布 | 290 |
カツオ節 | 473 |
煮干し | 146 |
その他 | 53 |
- その他 ハマグリ,干ししいたけ,牡蠣,鶏肉など
年代 | 人数(人) | 割合(パーセント) |
10代以下 | 42 | 39.6 |
20代 | 45 | 53.6 |
30代 | 54 | 51.4 |
40代 | 131 | 58.0 |
50代 | 127 | 63.5 |
60代 | 30 | 71.4 |
70代 | 9 | 75.0 |
80代以上 | 3 | 50.0 |
未回答 | 3 | 75.0 |
だしの思い出
- 津山に来て,年末年始になると,スーパーにスルメが山積みになるのが不思議でした(広島県広島市出身50代)
- だしを取ったスルメを,食後にもらい,兄弟で噛みながら遊んでいました(津山地域出身50代)
- 子どものとき,だしを取った後のスルメを食べるのが好きで,祖母に「この子は酒のみになるでぇ」と言われていました(勝北地域出身50代)
- 夫の実家では,子どもが醤油味の雑煮を食べないので,鶏ガラから取ったラーメン風のスープの雑煮を作っています(久米地域出身40代)
- 県南の海沿いでは,ハゼでだしを取るそうです(倉敷市出身50代)
9.お雑煮の具(複数回答)
内容 | 人数(人) |
かまぼこ | 608 |
ほうれん草 | 603 |
かつお節 | 521 |
ねぎ | 295 |
ニンジン | 226 |
ブリ | 194 |
大根 | 147 |
せり | 127 |
ハマグリ | 124 |
鶏肉 | 98 |
しいたけ | 98 |
ごぼう | 97 |
ゆりね | 72 |
エビ | 59 |
小松菜 | 50 |
里芋 | 19 |
その他 | 160 |
- その他 スルメ,白菜,海苔,伊達巻き,豆腐,ちくわ,具なしなど
さまざまな具
- 自分の家のお雑煮が一番おいしい。決め手は「ブリ」かな(真庭市出身40代)
- 両親が結婚して,父の実家の新見市の「ブリ」「ハマグリ」が入るようになりました(津山地域出身40代)
- 餅をおいしく食べるには,具が少ない,だしのうま味がしっかりとした,実家や祖母の雑煮が一番です(津山地域出身30代)
- 各自の皿に7種盛り,味付けした汁と餅を椀に入れ,具をのせながら花カツオと食べます(津山地域在住60代)
- 生まれは北九州で,具をおせちから取って入れていました(加茂地域出身50代)
- ニンジンは元旦のみです(津山地域在住60代)
- 実家ではおせち料理を食べた後の締めとして,肉や魚介類は入れず,さっぱりとした雑煮を食べます(千葉県千葉市出身50代)
10.お正月に食べる料理にまつわる思い出
日本各地のお雑煮
- 香川県出身の妻の実家で,ご当地の白味噌・あん入り餅の雑煮を食べたところ,意外とおいしかったので,家の雑煮を変えてもらいました(加茂地域出身40代)
- 広島は,カキ・ブリ・アナゴで,カツオ・昆布のすまし仕立てです(広島県広島市出身50代)
- 出雲市ではお雑煮に似た形でぜんざい(人によってはこれを雑煮という人もいる)を食べます(島根県出雲市出身30代)
- 神奈川県で食べた焼いた角餅をすまし汁に入れた雑煮が忘れられません(津山地域在住60代)
- 沖縄では雑煮を食べる習慣がなく,中身汁(豚の内臓を使った汁物)やイナムドゥチ(豚肉を使った白味噌ベースの汁物)などの郷土料理を食べることが多いです(沖縄県出身20代)
- 学生の頃,寮の仲間とそれぞれの地元の雑煮を作り合って食べていました。地域差を感じた良い思い出です(津山地域出身20代)
思い出いろいろ
- つるし柿を食べた後,茶を飲み,その後,雑煮を食べます(勝北地域出身50代)
- 数の子ばかり食べ,父親に怒られました(津山地域出身50代)
- 子どもの頃初めて手伝った,たたきゴボウは,力任せにつぶして,歯応えのないものに(勝北地域出身40代)
- 大みそかには家族みんなでおせち料理を作りながら,一日中台所で過ごしていました(加茂地域出身50代)
- なかなか母の味が出せず,50歳になって母から雑煮の作り方を習いました(久米地域出身50代)
- 雑煮は実家と婚家の味の合作です。子どもたちには母の味かな(加茂地域出身50代)
- おとそを家族順番に回す儀式があり,おせちも田作りは「田んぼが作れますように」など願い事を言いながら食べていました(香川県小豆島町出身50代)
他にもたくさんのエピソードをお寄せいただきました
お正月に食べる料理にまつわる思い出[147KB PDFファイル]広報津山令和4年1月号もご覧ください
美作大学短期大学部栄養学科教授 藤井わか子さん,津山市農村生活交流グループ協議会の皆さんにご協力いただき,アンケート結果のほか,次の内容を紹介しています- 雑煮の始まり
- 日本各地の雑煮事情
- なぜ津山で海産物?
- 津山のお母さんに聞いたスルメだしの取り方
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