災害時に役立つアウトドア
災害時に役立つアウトドア
いざというときのために,普段からの備えが重要です。今人気のキャンプで活躍する道具の中には,災害時に役立つものもたくさんあります。
広報津山令和3年7月号から9月号で,災害時に役立つアウトドアについて紹介しました。
アウトドア用品の専門店で,MADE IN TSUYAMAプロジェクトの商品開発にも取り組む株式会社ニッチで教えてもらいました。
*掲載している道具などは参考例として紹介してもらったもので,市が推奨するものではありません
紹介してくれるのは,アウトドアサポートグループリーダーの河本きみえさんです。
アウトドア用品は,楽しいときにも,困ったときにも役に立ちます。
キャンプなどを楽しみながら,いざというときの備えについて考えてみましょう。
vol.1衣食住の「衣」編(広報津山令和3年6月号)
レインウェア(かっぱ),防寒着
自然に囲まれたキャンプ場の天気や気温は変わりやすいので,夏でも軽くて小さくなるレインウェア(かっぱ)や上着を準備しましょう。災害時に避難するときなどは,動きやすいよう両手を空けておくことが基本です。
撥水性や保温性があるアウトドア向けのレインウェアが役立ちます。
小さく収納できます
非常用のアルミシート
反射熱で体温の低下を抑える非常用のアルミシートは,寝袋の中に入れる,シートの上に重ねて敷くなど,キャンプでも1枚あると便利です。災害時は防寒のほか,避難所などでの目隠しや光が反射するため救難サインなどにも使うことができます。
小さいので常備薬などと一緒に携帯できます
vol.2衣食住の「住」編
テント
簡単に組み立てできるテントは,日よけや風よけなどキャンプ以外でも活躍します。避難所では,着替えや授乳時の目隠しにもなり,個人の空間を確保できます。
使用するときは,広さなど周囲の状況を確認しましょう。
寝る・座る
折り畳んで収納できるマットレスは,固い地面や床の上でも体への負担を和らげ,快適に過ごすことができます。畳んで枕にすることもできるので便利です。
小さく収納できる寝袋や簡易ベッドなども役に立ちます。
左下のマットレスは,折り畳んで枕に使ったり,切り離して分け合ったりすることができます。
右下のものは,袋から出して放置するとふくらみます。
トイレ
忘れがちですが,水が使えないと困るのがトイレ。携帯用トイレがあると安心です。
懐中電灯など
停電への備えも大切です。電池式や充電式など,さまざまな機能のものがあります。
電池の場合は,残量の確認や予備電池の準備もしておきましょう。
太陽の光で充電できるものもあります。
vol.3衣食住の「食」編
あると便利な熱源
停電したとき,カセットコンロなどの熱源が役に立ちます。鍋の中に収納できたり,折り畳んだり,小さくなるアウトドア用のものがあると便利です。
水は必須
飲料水は,1日1人当たり3リットル,最低でも3日分は準備しておきましょう。携行できる大きめの容器があると,役立ちます。
ローリングストックで上手に備蓄
インスタント,レトルト,缶詰などは,普段の食事で消費・買い足しを繰り返しながら一定量を蓄える「ローリングストック」で備蓄しましょう。いろいろな味や種類があるので,自分好みのものを選ぶことができます。
トマトジュースとパスタなど,組み合わせや調理の工夫によって,さまざまな楽しみ方ができるので,ローリングストックで食べるときに試してみましょう。
水を注ぐだけでできるご飯や,袋の中に生米を入れてゆでるとご飯が炊ける袋などもあります。
いろいろな人が過ごすキャンプ場では,避難所と同じで,周りの人に迷惑を掛けないなどマナーに気を付けましょう。
また,ゴミは持ち帰るなど,決まりを守って楽しみましょう。
取材協力
株式会社ニッチ
津山市一方146
電話番号 0868-35-3921
津山市の防災情報のページ
*津山市防災ハザードマップ*指定避難所など
この情報に関する問い合わせ先
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