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第5回審議会の様子

 

日時 平成27年7月6日(月曜日)10時00分から

場所 津山市役所 2階 大会議室

 

早いもので、第5回審議会となりました。

前回の基本構想がどのように変わったか楽しみですね 

活波鶴丸くん(かっぱつるまる 左)と、さくら姫ちゃん(右)、そして事務局の3人が、第5回審議会の案内してくれます(^^)

 


 

諮問書の提出

 さくら 一番最初に前回から協議している基本構想について、市長から杉山会長さんに諮問書を手渡している。ところで諮問ってなに?
 鶴 丸 少し難しい言葉だけど、諮問っていうのは、専門家(有識者)が集まる会に、意見を求めることなんだよ。公的機関ではよく使われる言葉かな・・・

  
 

  
 さくら これから諮問書の内容について市長さんから説明がありますよ。
 

市長あいさつ 

    
(宮地市長)
 本格的な人口社会を迎え、この難局の下で、私に与えられた課題は、市民一人ひとりが可能性を見出すことができるまち、夢と希望を持って咲き誇ることができるまちをつくること、と考えています。そこで、第5次総合計画の名称を「津山開花宣言」とし、市民の皆さんの一人ひとりの想いを花になぞらえ、10年後に、彩り豊かに咲き誇るまちをイメージしていきたいと考えております。

 基本理念は「彩りあふれる花開く 津山の創造」とし、可能性があるまち、挑戦できるまち、という意味をこの言葉に込め、夢と希望を乗せ、市民との協働による持続可能なまちづくりを進めてまいりたい、と思っています。花を咲かせるには、土壌がしっかりとし、水と適切な肥料を与えることが肝要で、芽が出て、葉が出て、花が咲き、花の後には種がとれ、また次の機会に種をまき、また一段と大きな花を咲かせる、この一連の流れを、今、地方に求められている好循環につなげ、そんな思いを「津山開花宣言」という言葉に託し、本日、諮問させていただきたいと考えております。
 
 これまでの4回にわたる審議会でいただいた貴重なご意見・ご提言は、基本構想案に、できる限り盛り込ませていただいていますが、今後の審議の中で、皆さん方のご意見をいただき、夢と希望を感じることのできる総合計画を策定していきたいと思います。
 重ねてのご協力をよろしくお願いします。
 
さくら 10年後の津山市が花いっぱいなイメージで、夢が膨らむキャッチフレーズだね。
鶴丸 宮地市長は「彩りあふれる花開く 津山の創造」を掲げて、津山市に大きな花を咲かせることをイメージしながら基本構想を策定したみたいです。
   10年先に市民の皆さんが彩り豊かに、夢と希望があふれていれば最高ですね。

 

会議資料

  01 第5回審議会 レジュメ[44KB PDFファイル]
 02 配席表[6KB PDFファイル]

 基本構想 諮問書[3KB PDFファイル]

 資料1 市民ワークショップ報告書[355KB PDFファイル]
 資料2 基本構想(案)[267KB PDFファイル]
 資料3~5 策定にあたって・主要指標・時代の潮流と課題[224KB PDFファイル]
 資料6 基本構想イメージ図[151KB PDFファイル]
 資料7 前回提示した基本構想との違い[8KB PDFファイル]
 資料8 総合戦略との関係[19KB PDFファイル]
 別紙1 今後のスケジュール[9KB PDFファイル]


 

会長あいさつ

 (杉山会長) 
 前回、非常に活発なご議論をいただき、それを踏まえて今回の案ができたものと考えています。本来は、お約束したように、事前にお配りして、お目通しをいただいた上で、この会に出席していただくべきだったが、時間が取れず、今日の資料配布となりました。
 事務局からは、できるだけ丁寧に、意図を説明させていただくので、よろしくお願いします。




 


報告事項(1)市民ワークショップの実施結果について

鶴 丸 前回の審議会で口頭説明した市民ワークショップの実施結果のまとめができたみたいです。

 
資料1 市民ワークショップ報告書[355KB PDFファイル]

 
 

(事務局) 
 資料1をご覧ください。
 前回もお示ししましたが、4つのテーマに絞りワークショップを属性(年代・男女)に分けて深堀をしていきました。テーマを掲げ、属性を分けて実施したことで、価値観を共有でき、どのグループも活発な議論行うことができました。どのグループにおいても、共通するキーワードは「助け合い」、「支えあい」、「連携・協力」そして「次の世代のため」というキーワードが印象的でした。詳細については、資料ご覧ください。


(委 員)
 参加者ですが「子育てしながら働きやすい津山」は、市で抽出された方が3名、これは女性ということですか?同じ会議室で「仕事づくり、人づくり」の方は7名となっているが、これは同じ会議室で行ったということですか?


(事務局)
 会議は雇用労働センター1階中会議室を借り、半分半分に分かれて行いました。本委員ご指摘の通り、「子育てしながら働きやすい津山」については女性4名の参加でした。当初、各班全部7名ということでしたが、当日4名が欠席され、市の職員を含めて4名となりました。「仕事づくり」は7名参加いただき、内1名が市の職員で、職員も同じ年代の30代の男性が参加して議論していきました。


(委 員)
 男性、女性を分けた理由は?「子育てしながら」というのは男性も当てはまる方がいると思うし「仕事づくり、人づくり」も女性にも当てはまる方がいると思うのだが、分けた理由があるのであれば教えてください。

(事務局)
これまで懇談会やインタビュー調査などでも、出産・子育てに関しては一番の係わりがある女性・世代も20~40代の女性にしぼってお話をお聞きしました。他の班でも、仕事づくりだとしても仕事づくりだけのお話をお聞きしているわけではなく、子育てについてのご意見もお聞きしております。テーマの都合があって、まとめには掲載していないが、子育ては協力して行わなければならないし、まさに課題となっているところであり、ご意見はお伺いしているとご判断していただきたいと考えています。


(委 員)
 ワークショップの参加者の人数が、ここの(審議会の)メンバーより少ない。非常に少ないメンバーだったことが残念な感じがします。私たちも参加した方がよかったのではないかとさえ思います。皆さんお忙しい中ではあるが。それでも色々な貴重な意見があったと思います。事務局として、どういう話があったかということを、羅列的に書かれ、一人ひとりのご意見を大切にされていることは分かりました。
 しかしこの中で、今まで考えてもみなかった今回の総合計画に盛り込むべき新しい視点の意見があるのか、かみ砕いたご報告をお聞かせ願えますか。


(事務局)
 まず人数についてですが、ワークショップは、参加いただいた方に深くご議論いただきたいということが、大きな目的です。その中で、今回、6名、7名といった人数を設定させていただいたのは、それ以上人数が増えると、どうしても議論に参加できる人とできない人が出てきたり、話があっちこっちに行ってしまうということが懸念されるということからです。本来であれば、もうあと何グループか設定して、同じ様なテーマでご議論いただくと、もっと議論が深まったと思いますが、期間・時間の都合上、今回はご了解いただきたい。
 いただいた視点ですが、例えば子どものためということについては、複合施設という意見が特徴的なものではなかったかと思っています。仕事づくりについては、高齢者の方に集まっていただいて、リゾートタウンを作ってはどうか、という視点をいただいたのも、これまで行政の方ではあまり考えていなかったと思います。公共交通については、各地域で元気なお年寄りがいる、使ってください、協力しますよ、といった意見が結構多数ありました。最後の地域づくりについては、これはこれから国の方でも立地適正化計画といったことがあると思うが、市民の皆様もいち早くそういったことに気づいておられ、地域で連携していく必要がある、とか、公民館・廃校になった学校などを使って、何か取り組みができないか、というようなことは印象的でした。
 各項目で一つずつになりましたが、新しい視点をいただけたのはそういったところだったと思っています。


さくら たくさんのご意見と新しい目線があり、市民のみなさん本当にありがとうございました。
鶴 丸 将来の津山市への想いがあふれてますね(^^)


 
 
 

協議事項 (1)津山市第5次総合計画基本構想(案)について

鶴 丸 いよいよ本題の基本構想(案)の協議だ~前回からどのように変わったか楽しみだ
さくら はじめに市長さんが言われてたように、夢と希望が感じられる基本構想にしたいね


  資料2 基本構想(案)[267KB PDFファイル]
 資料3~5 策定にあたって・主要指標・時代の潮流と課題[224KB PDFファイル]
 資料6 基本構想イメージ図[151KB PDFファイル]
 資料7 前回提示した基本構想との違い[8KB PDFファイル]
 資料8 総合戦略との関係[19KB PDFファイル]





(事務局) 
 資料2をご覧ください。
 前回、基本構想の骨子案をお示しして委員の皆さまから様々なご意見をいいだきました。そのご意見を踏まえ、前回の骨子案に大幅な修正を加え、今回、基本構想(案)として市長から諮問をさせていただきました。

 
 前回との違いについてご説明をさせていただきます。まず資料7をご覧ください。
 
 計画の名称ですが、「津山開花宣言」を加えております。この意味合いについては、市長が申し上げたとおりでございます。次に、前回、基本構想に入っていた「時代の潮流と課題」については、前書きの部分に移動しております。そして、前回お示しした「基本理念」、「めざすまちの姿」、「まちづくりの推進方針」ですが、どのように関連するのか非常にわかりにくいというご指摘をいただきまして、「まちづくりの推進方針」を削除し、「基本理念(めざすまちの姿)」としてまとめております。
 
 基本理念として「
彩りあふれる花開く 津山の創造」として、めざすまちの姿は「~市民一人ひとりの想いがかなう 夢と希望の花が咲き誇るまち~」としております。

 次に、前回の審議会で、人口減少にいかに歯止めをかけるか、という多くのご指摘をいただきました。そのため「人口減少社会への挑戦」という項目を加えております。また、前回の「目標年次」「目標人口」を一本化して「目標人口」として標記をしております。
 次に、前回「まちづくの大綱」をお示しましたが、その大綱に施策の方向性を明記し、「開花プログラム(まちづくりの大綱)」としております。前回の「大綱の推進方策」についても、この「開花プログラム(まちづくりの大綱)」に含まれております。
 最後の「6土地利用の考え方」ですが、前回は前置きに記載しておりましたが、基本構想内に加えさせていただいております。
 以上が、前回との比較・修正点となっております。

 続きまして、資料6をご覧ください。
 前回からの修正を踏まえまして、イメージ図を作成しております。より分かりやすく基本構想をお示していおりますので、ご覧いただければと思います。

 資料3から資料5については、基本構想の基礎的な考え方や、主要な指標、時代の潮流と課題を前置きとしてお示ししており、前回から修正を加えております。
 


資料2は基本構想案をお示ししております。
 P1の基本理念については「彩りあふれる花開く 津山の創造~市民一人ひとりの想いがかなう 夢と希望の花が咲き誇るまち~」として、前回ご指摘をいただきました「津山」、「創造」などの言葉を入れさせていただいております。また、人口減少社会への対応につきまして、本文には「本市の特色である歴史・文化・自然など多くの地域資源を見つめ直し、磨きあげることで、新たな魅力を加え、着実にまちの創生を進めていきます。そして、可能性と挑戦を胸に、市民一人ひとりが生きがいを持つことができ、想いがかない、夢と希望の花が咲き誇る津山を創り続けます。」という記述に修正をしております。
 また、「人口減少社会への挑戦」の項目を加え、人口減少社会にどのように対応していくのか記載をしております。

 次に、「目標人口」につきましては、人口推計において10年後は9万2千4百人になると予測されております。これを踏まえて、人口減少に歯止めをかけるための施策を展開することから、9万5千人を確保していきたい、との思いから目標を設定させていただいております。
 続きまして、P3からの開花プログラム(まちづくりの大綱)ですが、これにはまちづくりの施策の方向性を記載しています。分野別に5つのプログラムを構成しております。前回は施策を箇条書きしておりましたが、今回はそれぞれのプログラムに目標を設定し、その目標を達成するための取組みについて文章化をしております。
 次に、P5の開花プログラムの推進方策についてですが、こちらは横断的視点から開花プログラムを実践するための行政の推進方策を記載しております。前回ご指摘をいただきました、まちづくりは、行政と市民とが一体となっておこなっていくものであり、市民はサービスを享受するだけではなく、自らが参画していくべきなどの視点を記載しております。
 P6からは「土地利用の考え方」を記載しております。前回は標題のみでしたが、都市構造・都市軸の考え方、土地利用方針をまとめております。
 
 
 ここで、目標人口の詳しい説明と、総合計画と総合戦略との関係について、ご説明をいたします。

 まず、目標人口ですが、人口減少社会を迎える中で、本市では出生率の低下、若年層の市外流出が続き、津山市の独自推計では、2065年には4万9千人と5万人を割る数値となっております。その中で、10年後の2025年の目標人口を9万2千人とお示ししております。この目標人口の設定については、自然人口増減の指標として合計特殊出生率を、また社会人口の増減として純移動率を用いながら推計を行いました。
 出生率については、本市におけるここ20年間の出生率の推移は、平成7年の1.72が一番高く、以後1.5から1.6台を推移しています。このことから10年後の出生率目標を1.72と設定しました。最新の出生率が平成25年1.62であることから、この1.62が10年間続くと仮定した場合と10年後1.72を比較した場合は、平均して1年間に約40人、10年間で400人の出生数の増加となります。
 
 次に社会人口増減の純移動率の設定ですが、人口問題研究所の試算においては、平成32年2020年の移動率が一定程度収束するという前提で推計がされておりますが、さらにそれに10%の上乗せを行いまして移動率の改善を図っていきたいと考えています。

 これらのことから、平成37年2025年の目標人口を9万5千人としてお示ししております。この目標人口の達成に向けては、子育て環境整備、質の高い教育環境の提供、雇用や住宅施策、魅力あるまちづくりを進めるとともに、20から30歳代の市外流出の抑制と、移住定住策の展開による定住人口の増加を図っていき、長期的な出生数の向上をつなげていきたいと考えております。
 

 続きまして、総合計画と実際の事業内容を示す総合戦略との関係につきましてご説明いたします。
 資料8をご覧ください。総合計画と総合戦略についてお示しをしております。
 総合計画で今後行います基本計画や実施計画の中に盛り込まれる予定となっておりますが、総合戦略は、平成31年度までの計画期間として①しごとづくり ②ひとの流れ ③結婚・出産・子育て  ④広域圏等のまちづくり の4分野を中心に、人口の自然増減・社会増減の現況(人口ビジョン)を踏まえ、本市の人口減少の克服と地方創生への好循環を生み出す施策の方向・事業を盛込む予定としております。
 

 以上、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。


(会 長)第5次総合計画の基本理念を「津山開花宣言」とし、その下に基本計画があり、実施計画に落とし込み、最終的に総合戦略に落とし込むという流れであると理解しました。前回の審議で色々なご意見をいただいたものを汲み取っていただき、こういう形で再度ご提案を事務局よりいただきました。ご審議をお願いします。









(委 員)出生率が低下している中で、10年後を1.7とした根拠を教えてください。
(事務局)
 人口減少が進み、出生率は確かに低下しており、大変厳しい状況です。過去20年の出生率を見ると、平成7年の1.72が最高であり、以後、1.5や1.6の数字を繰り返しています。10年後の出生率の目標を1.72と設定したが、1.6に0.1を積み、そして平成7年の1.72が一番高かったのでそこまで上げるということで、頑張って1.72を設定しました。年間に40人、10年間で400人の出生数を増加させる努力をしてまいりたいということで、こういう設定といたしました。


(委 員)
 希望としては理解するが、どうやったら本当に若い者が子どもを生むのか、実現できると感じられる、納得できる根拠が必要ではないでしょうか。今、1.72を上回っているのなら分かるが、既に下回っており、「産みやすい」「育てやすい」という、ちょっとしたことでも、そうなるものがなければならないのではないかと考えます。

(事務局)
 一番目標としなければならないところで、生みやすい環境を作ること、もう1人生みたいと、そしてそれがかなうような施策や環境を整えていくことに、これから実際取り組んでいくことになります。それがこれから先作っていく実施計画の中に入ってくる事業となっており、今は、これがあるから出生率が上がるんだ、という事業をお示しできないのですが、出生率を上げていくための施策、取り組み、事業をこれから組み立てていき、後ほどお示しできると思っています。

(委 員)
 ワークショップもまとまりがよすぎるし、もっと無茶苦茶を言う人がいてもいいと思います。その中から事務局が、まとめていけばいいのではないかと考えています。メンバーは素晴らしい人ばかりだろうと思いますが、汚れた話も必要ではないでしょうか。


(委 員)
 「人口減少社会への挑戦」、「目標人口」について、堅い話をしていると思います。10年先の、夢があるところを打ち上げていかないと、市長も「開花宣言」という、未来は明るいぞ、というものにしたというところで、現状維持が関の山、それに2~3000人上乗せしようというのでは、堅すぎるのではないでしょうか。「挑戦」という言葉を付けるのであれば、「人口増加地域への挑戦」であるとか、「人口減少」を使うのであれば、その「克服」であるとか、もう少し、若い人が帰ってきたいなと、Iターン、Uターンでも、津山に帰ってきて住んだら、非常に夢があるんじゃないかと、思うような基本理念を立ち上げないと、現状維持よりちょっと、努力目標として3000人ほど乗せようか、というのは、基本構想、基本理念の中に、あまりにも夢がないんじゃないかと思います。



(委 員)
 市長さんがいつも言われている「市民目線」や「ざっくばらんに意見をお聞きする」という姿勢を考えると、ちょっと硬い出来上がりになっているような感じがします。もう少し柔らかい、ソフトな部分が入ってもいいのではないでしょうか。また、「開花プログラム」の中に「福祉」という言葉がないので、できれば高齢者のことも考えていただき、その中には入っているのかもしれないが、具体的に、市民の方がどなたが見られても分かるような言葉が欲しいな、と思っています。「開花宣言」というキャッチフレーズを作られたので、全国から津山に来られた方が、ここに住んでみたい、ここで生活してみたい、と思われるような、例えば「愛のまち、花咲くまち、津山」といった、優しい、柔らかい言葉がいいのではないでしょうか。少し硬いイメージになっていると思います。


(事務局)
 「開花プログラム」ですが、「福祉」「建設」といった、ストレートにこの分野だと分かる言葉は、今回は使わず、例えば開花プログラム2「健やかで安心できる支え合いのまちづくり」、ここに福祉の分野を込めています。そういった身近に受け取れるような言葉を使って中身を表現させていただきたいと思い、それぞれのプログラムに名前を付けています。
 基本理念をもっと柔らかく、優しい言葉で、というご意見は、女性ならではのものとしてご理解できますが、「花が開く」という言葉、「花」を使ったということで、優しい、そして市長の、市民を大事にしたいという日頃からの思い、市民一人ひとりがそれぞれの花として、これから希望を持って進めるように、10年後は、厳しい時代でも、そうやって最後には咲き誇れるんだ、という思いを、強く込めさせていただいた表れとなっています。


(委 員)
 ワークショップの報告を拝見した感じを申し上げると、人数などのご意見もあったが、内容は、今、社会や地域で色々意見が出ていることを、明確に、簡単に、項目も随分揃っているし、よくまとめられているな、意見も十分出ているな、という感じがしています。基本構想を具体的に、という意見も出ているが、具体的なものは、基本計画、実施計画に、どう盛り込むか、ということになるわけであり、そこでまとめていただければ結構かと思っています。


(会 長)
 基本理念は大きな考え方ということで、前回ご提案時は抽象的で、津山市でなくても、他のまちでも使えそうだ、という意見が多かったが、今回は、「開花」という津山らしい表現になっているのではないでしょうか。出生率については、0.1くらい高めるということだが、出生率の向上よりも、津山市にとっての問題は社会減であり、しかも岡山市に人口を取られている現状があります。私の記憶が正しければ、毎年700人くらい取られているはずです。そこで、いかに職場づくりをちゃんとやっていくのか、ということをやらないと、0.1くらい子どもの数が増えても、なかなか津山市の人口は増えていかないから、そのため、産業基盤の充実などをしっかりしていかなければならないと思います。

(委 員)
 基本理念から目標人口の記述があって、最後の結びが目標人口となっているが、地方創生であれば、数字を出さなければならないのだろうし、先ほど、目標人口であればもっと夢のあるようなものを、というお話もいただいたが、今の世の中、これから10年で、数を争う時代ではないと思います。数は数として、目標人口を出してもいいとは思うが、質が問題で、例えば、いくら人口が増えても、生活保護者が増えたら何にもならないわけだし、これから津山の問題とすれば、高齢者が増え、既にキャッシュアウト、相続などの問題で津山の外に出て行っている時に、企業誘致に結び付けていくなど、具体的な絵に入っていくにしても、所得構造の高いものを引っ張ってこないと、付加価値の高い、求められるものを作っていかないといけないのではないか、と考えています。
 単に数だけではなく、どういう質を求めていくのか、目標人口を持ってくると「人口減少社会への挑戦」も、人口を減らさないためにはどうすればいいか、ということしかないし、理念の文章も、質を転換していくということを考えると、少し弱いのではないか、書き込まれていないのではないか、と思いますが、いかがでしょうか。


(事務局)
 確かに数の方が重く問題となっているような書きぶりとなっていると思います。今後、人数ではなく、これから高齢者が増える中で、子どもがどんどん減っていくということで、支える側がどんどん減っていく、そういう人口構成のバランスも問題となってくるし、そういったことから、内容的に、どういった社会、どういった経済状況の中で、皆が暮らしていけるか、というものを作っていくことも、大変大切になってくると思います。
 津山市が、これから、人口減少社会に入っても、持続可能なまちを維持していけるということが、一番大きな目標となってくると思います。委員がおっしゃった視点は、確かに重要な視点であるので、そういうものは必要であると考えています。


(委 員)
 そうであれば、そこからどんな社会を作っていくのか、というのが基本理念ではないでしょうか。そこが欠落しているのではないでしょうか。今おっしゃったようなことを目指していきましょう、というのが基本理念であって、それを受けて、色々な目標や施策が入ってくるのではないかと思います。
 現在、策定中なので、後付けでもいいが、もう一度そこに戻って、夢を膨らまさなければならないのではないでしょうか。どんな10年後の社会をつくっていくのでしょうか。


(会 長)
 ご指摘はその通りであり、前回よりは今回の方が、そこに近づいてきているのではないかと思います。ワークショップ1の提案⑤「市役所の窓口(申請・届出など)の順番を、小さい子供連れや、ベビーカーなどの人を『優先』とする」「特に、混雑時などに、配慮をお願いしたい」「民間事業者にも働きかけてもらいたい」というのは、まさに文化です。
 小さなことかもしれないが、こういうことが、津山市は、銀行でもスーパーでも、子どもさんを見かけたら、ぱっと優先できる、そういうまちになってもらえると、ひょっとするともっと人が増えるかもしれない。多分、そういうことを目指していかなければならないのだと思います。具体的には、総合戦略や実施計画で、落とし込んでいただけたらと思います。

(委 員)
 全体の基本構想イメージ図(案)の中で、開花プログラムの他に、「土地利用の考え方」があるが、これは大綱の中のそれぞれに含まれるものではないかと思いますが、あえて「土地利用の考え方」が6に入っているのは、どういうことで独立しているのか、教えてください。


(事務局)
 「土地利用の考え方」については、確かに、津山市のまちづくりの方向性を目指すものなので、大綱の中の一部にも入っています。ただ、今後、津山市が、どのような都市の構造を作っていけばいいかということを、ここで、全体的な流れと考え方をお示しするために、一つ項目を立てました。その中で、都市構造のことや、土地利用の方針というものを、あえてここで説明を入れさせていただいています。


(委 員)
 あえて土地のことだけをここに出すのは分かりづらいのではないでしようか。先ほどから話が出ている人口減少や、高齢者福祉のことを表に出すのであれば分かるが、土地利用だけが独立して出てくるというのが、少し分かりにくいと思います。


(事務局)
 自治体の要素は、人口と土地です。人口減少に取り組むという項目が一つ、それから、土地をどのように活用して、どんな考え方で行くか、ということをお示しさせていただいているのが、ここになります。
 中身については、人口減少が進む中で、コンパクトでまとまりのある都市構造への転換というのが一つありますが、住みたいところに住み続けられるために、どういった拠点を、どのようにつなげていくか、といったことも、この中に盛り込ませていただいています。


(会 長)資料2の8ページをご覧いただくと、津山市は合併により、非常に広大な市域をカバーしており、全地域に対して、公平に取り扱わなければなりません。人口減少の中で、一番やらなければならいのは、簡単で、コンパクトシティです。それを極端にやり過ぎると、他の地域に対するバランスが崩れていきます。ご指摘の通りかもしれないが、地域のバランスを考えて、この中心地だけではないぞ、ということを見せるために、ここに入れているのではないかな、と理解しています。岡山市もそうだが、地方都市は全部こういう問題を持っており、ヨーロッパのように、長い時間、100年、200年で、人口減になったところは、結果としてコンパクトシティができているが、日本のように急激に減少、少子高齢化になると、うまく調整していかないと難しいということなのだろうと思います。日本は、色々な面で過渡期と言えるのではないでしょうか。

(委 員)
 皆さんがおっしゃる話は非常に理解できるのですが、先ほどの委員さんが言われたとおり、質というところを考えると、このまちを構成している組織であり人でありモノが健康体で、よしやっていこう!と生き生きとしていれば、そのまちというのは、恐らく少々のことではくじけないまちになるのではないのかなと思います。その部分が、この中にどう反映されるのか分からないです。
 例えば、子どもの問題がここにあった時に、子どもの自主性とか、個性を活かしていく、という、非常にいい言葉だが、逆に言うと、わがままな子どもを育てるともとれるわけです。それは、保護者であり、教師集団であり、そういう方々が、今までできていなかったことをやった上で、子どもの個性とか自主性というなら分かるのだが、その負の部分を、今まで、そのまちが持っていた課題を解決しなければならない部分を置いておいて言われるとちょっと違うかもしれないと思います。
 人口と質という部分に関わるのであれば、それでいいのだが、私とすると、何かこう置き去りにしていいのかな、という、ちょうど安保闘争が、60年安保、安田講堂で起きたような、ああいう時代が今、ちょうど似ていると思うので、何かしら不安な部分が、何か納得できるものをお示しいただければありがたいのですが・・・。


(事務局)
 先ほどの委員のご意見にもありましたが、人口の量だけでなく、そこに住む市民の質と言われておられました。
 さきほど前回の審議会のご意見を伺って、市長が同じような趣旨のことを言わせていただきましたが、人が一定程度いないと、やはりまちに活力がない、ということです。人口減少に歯止めをかける、これは当然です。だけど、そこに住む人が、いかに、自分たちのまちは自分たちで作っていくかということを、そしてもちろん、個人の幸福を追求するということ、この両面を、たとえ人が減っても、両方を両立させなければならない、これが自分の使命です申し上げました。
 そのことが、今回、基本理念の「彩りあふれる花開く 津山の創造」と「市民一人ひとりの想いがかなう 夢と希望の花が咲き誇るまち」、つまり、個人個人、人を大事にしたいという思い、それには、それぞれの市民の皆さんがご自分で活躍する、あるいは個人の幸福追求だけでなく、地域を作ってやろうという主体性も含めて、この中に入っています。目標人口を掲げているのは、あくまで津山市の全体として、これだけに歯止めをかけて、逆に、92,000人台に落ち込むだろうと言われているものを、人口のグロス自体も、量自体も、確保したい、その中には当然、市民が幸せに生きていく、あるいは満足量を増やしていくということを含めて、考えいます。
 先ほど説明の中で申し上げたが、基本計画をご相談させていただく時には、市民の満足量を上げることを念頭に置いていったらどうだろうか、ということも考えています。一定の人口規模があれば、それだけでまちに活力を生みますが、それだけではいけない、という委員の皆さんのご指摘は、十分汲み取っていきたいと思います。


(委 員)
 市内にはアパートや借家がたくさんあり、そこに住んでいる方がかなりいます。若い夫婦がかなり占めていると思いますが、そういう方々が、子どもを産んだ瞬間に、もうちょっと条件がいいから、周りの地域に家を建てようということをよく聴きます。津山の地に家を建てるよりも、周りの方が条件がいいということがあるようで、基本計画の中に、よそよりも、津山市に住む方が有利なんだよ、ぜひ津山に建ててください、固定資産税5年減免などをしているところがあり、津山も一定程度していると思うが、津山の方がもっと有利だぞ、というものは何かありませんか。
 当然だが、子どもを産んで、4人になった瞬間に、よその地域に出られては、津山の子はどんどん減ってしまいます。他の地域も、何とかして津山から来てもらおうというような形で、全力でやっていると思うので、津山は、いかにして外に出さないか、津山の方が魅力的だぞ、というものを何とかして作っていただきたいと思います。
 それは、若い人に知らせて、皆が分かるようにしていただきたい。他の土地に建ててしまった後で、実は津山の方がこんなによかったんだよ、と後から知ったのでは意味がない。若い方々、これから家を建てようという方々に、ぜひそういう津山の有利な条件、もしくはこれから作るであろうそういうものを、示してもらえれば、大変いいのではないでしょうか。


(事務局)津山に住むと有利になると、住宅に関しては、津山産、県産材を使うことと連動しているが、新築する際に、3世代同居、あるいは転入してこられて18歳未満の子どもさんがおられる世帯には、県補助の上に、津山市独自の補助があります。7月1日から運用を始めたが、今、問題となっている、空き家を購入して、津山市に転入したいという場合については、改修の助成金を出すことにしています。住宅についてはそうだが、委員おっしゃったように、津山が、より子育てをしていくのに有利になる、あるいは、こういうことがあるから、津山に住んで家を建ててみよう、という気持ちがわくような、住宅や子ども・子育ての制度や事業を、実施計画の中で考えていきたいと考えています。

(委 員)
 地方社会は、人間関係が豊かだったり、それがいいことだったり悪いことだったりすることもあるが、いい側面で言えば、関係の豊かさや助け合いは、非常に重要なことです。その他、自然環境や、旧津山市のことになるがある程度の拠点として便利なものがたくさんある、という津山の強みがあります。それを開花させていこうということだが、人口が減っているということ、会長から先ほどあった、700人ほどが岡山の方に、ということもあり、弱みもあります。
 さきほどの委員のお話は、強みと弱みという観点だと思いますが、強みよりも弱みの部分が、最終的には、人口減となり、負のスパイラルに陥ってしまう危険があるということで、日本国内、地方都市は、大騒ぎなっているのだと思います。
 強みを活かして、開花させていかなければならないし、弱みを克服していくために、施策をしていかなければならないということが、重要になってきます。全体としては、人口減を阻止する、充実した地方社会を作る、ということでまとめられたのだな、ということで、前回の議論が大変反映されたのではないかと思っています。
 目標人口については、前向きでいいのではないでしょうか。結果的に10年後にだめだったら責任を問われる、ではなく、そこを目指して皆で頑張っていこうよ、というリーダーシップを、総合計画として、津山市が持つことが重要ではないでしょうか。
 そういう意味では、挑戦してほしいと思います。負のスパイラルではなく、若い人が残りたいと思う地域にしてほしい。そういう願いは皆さん共通だと思います。そのためのチャレンジをする上において、せめてこの10年間と同じ減少率、このままではもっと減少することを認めています。色々と数字の説明があったが、挑戦というのだから、挑戦していけるような数字にしてほしいと思います。感覚的なものを含めての感想でした。


(事務局)
 皆さんが第一感思われたこと、95,000人と聞くと、違和感があったのではないでしょうか。私たち行政の職員も、一つの目安を、内部で相当議論しました。そのポイントは、10万人という人口目標を示せるか否かでした。10万都市というのと、9万人というのでは、やはり都市のイメージが違うので、この辺りの議論を相当やりました。先ほども口頭で数字を挙げさせていただきましたが、まず、出生率を上げる、ということが、なかなか難しい。
 コンマ1上げることでも、年に40人程度しか見込めないし、子育て支援策をたくさんしてもそうです。人口移動、転出を食い止め、転入を増やす、移住者を含め、Uターン含めて増やす、ということだが、年にどのくらいの人数を確保できるだろうか、というところで、現在、二百数十名程度という試算です。これは、今もやっていますが、色々な施策を総合して、どこまでできるか、という辺りで、10万とか、あるいは97,000とか96,000とか言いたいのはやまやまだが、一生懸命努力して、3000人程度増やすのが、努力目標として掲げるにしても、その辺りが限度ではないか、ということで、非常につらいが、今回、挑戦するという意味で、事務局として提案させていただいています。
 ちなみに、過去10年間で8000人程度減っている、次の10年間では1万人程度減少するであろう、というところを、7000人程度の減少に、歯止めをかけたいということで、ご提案させていただいています。


委 員)
 資料2の7ページだが、エリアを3つ作ってくださったのは、ゾーンを設定してほしいと考えていたので、ありがたいと思います。
 市街地の中は、商業をされていた方が主になっており、田園エリアは、お勤めをされていた方が、これから高齢化していきます。その外側の、特に合併地区は、森林や田んぼを、日々お仕事された方がおられます。これらをひっくるめて一つのことで考えるのはとても大変なことなので、3つのエリアに分けてくださっているのは、大歓迎だな、と思っています。
 国民年金の方、厚生年金の方、そういった方も全部ひっくるめて考えるのは、もう不可能なので、これから津山としては、そういったものを分けて考えながら、優しくまとめていただくようにしていただけたらと思っています。


(会 長)
 経済学的には、近隣窮乏化政策は、短期的には近道だが、長期的には成功しません。バランスをとりながら進めていく必要があります。教育においても、勉強や体育、パティシエになりたいなど、それぞれの個性を伸ばすことが重要です。経営学的には、一番やってはいけないのは、やりたくないのにやらせることが一番だめだと思います。
 従って、津山の一人ひとりの花が、色々な花が咲けばいいのではないかと強く思います。それを一点で、桜がきれいだから、皆桜で咲け、と言われても、そんなことをやっていては、津山市はつぶれてしまいます。津山の得意なところに一転突破で集中していかないと、10年後の津山は作れないのではないかと思います。
 前回、乱暴なことも申し上げたが、民間の広告代理店が考えたような言葉遣いなど、うまくまとめていただき、ご努力に大変感謝しています。これが一番大きなフレームになり、ここから一つ一つ集中して、どこかに津山らしさを作り上げていくところに、選択と集中で、これから進めていかなければならないのだろうと思っています。
 委員の皆さんにも、たくさん貴重なご意見をいただいたことに感謝を申し上げます。




さくら あっという間の審議会だったね。みなさんの熱さにやけどしそうです(^^)
鶴 丸 10年後の津山市が大きく開花していることをみんな望んでいて、大切にしているから熱くなるのだと思います。基本構想が少し見えてきたので、なんだか明るくなってきたよ。



 

その他

(1)今後のスケジュールについて
 
   別紙1 今後のスケジュール[9KB PDFファイル]
 
  
今後のスケジュールについて説明し了承。また、基本構想案のパブリックコメントを実施することも報告し了承されました。
   
 

(2)次回開催日について
 
   次回 平成27年7月27日(月)10時00分
   場所は東庁舎E302会議室になります。 
 
6.閉    会






鶴丸さくら  委員の皆さん、大変おつかれさまでした!市民一人ひとりの想い(花)がかなう 夢と希望が咲き誇る津山市となるようみんなでがんばりましょう!!!

 

 

 

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