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第4回審議会の様子

 

日時 平成27年6月4日(木曜日)10時00分から

場所 津山市役所 2階 大会議室

第4回審議会の内容を案内します~

活波鶴丸くん(かっぱつるまる 左)と、さくら姫ちゃん(右)、そして事務局の3人が、第4回審議会の案内してくれます(^^)

今日から本格的に基本構想の話題が出てくるので楽しみですね~ 

 



 

委員の交代 

さくら 議事に入る前に、団体の役員交代で、新たに審議会委員になられました方々をご紹介されていますよ。
 
  
  津山市小学校校長会、土居会長の後任の、居森宏治 様

 津山市医師会、松尾会長の後任の、薄元亮二 様
   (薄元氏は医師会副会長だが、6/5から松尾会長に代わり会長に就任する予定。)

   津山市中学校校長会、野々上会長の後任の、本郷泰洋 様

鶴丸 以上の方が、審議会委員として就任されました。よろしくお願いいたします。

 
 

会議資料

 00 H27.6.4 審議会レジメ[4KB PDFファイル]
   01-1   配席表[6KB PDFファイル][6KB PDFファイル]
   01-2   委員名簿[6KB PDFファイル][6KB PDFファイル]
  資料1 地区別および分野別懇談会参加者に対するアンケート調査結果[129KB PDFファイル][129KB PDFファイル]
  資料2 グループインタビュー調査まとめ[45KB PDFファイル][45KB PDFファイル][45KB PDFファイル]
  資料3 職員ワークショップ実施結果[5KB PDFファイル][5KB PDFファイル]
  資料4 転出入アンケート結果報告[616KB PDFファイル][616KB PDFファイル]
  資料5 インターネット・アンケート調査まとめ[233KB PDFファイル][233KB PDFファイル]
  資料6 基本構想骨子案(H27.6.4、審議会)[228KB PDFファイル][228KB PDFファイル]
  資料7 基本構想イメージ図 (H27.6.4)[365KB PDFファイル][365KB PDFファイル]
  資料8 総合計画策定スケジュール[6KB PDFファイル][6KB PDFファイル]


 

会長あいさつ

さくら 杉山会長の挨拶があります。いつもの顔ぶれが並んでいますから安定感は抜群ですね

(杉山会長)

 本日は基本構想をご審議いただくこととなります。次の10年をどのように作っていくかは、なかなか大変で、様々なステークホルダーの方々の、納得をいただけるものでなければならないのだろうと思います。一方で、そうは言っても、津山らしい独自性を作っていきたいと考えています。今まで審議した中で、津山市民の良識を強く感じています。「未来のために」してほしいという思いが強く出てきています。
 そういったことも踏まえながら、津山の10年をどう作っていくのかということについて、基本構想を、しっかりご審議いただきたいと思います。

鶴 丸 今日から基本構想を審議することとなるみたいだよ。今までのことを踏まえながら、津山の未来のためにしっかり審議していきたいね。


 

 

報告事項(1)地区別及び分野別懇談会参加者に対するアンケート調査結果について

鶴 丸 平成27年1月から開催していた地区別・分野別懇談会の参加者に行ったアンケートの調査結果のまとめができたみたいです。たくさんの記述があって目移りしちゃうよ~

 資料1 地区別および分野別懇談会参加者に対するアンケート調査結果[129KB PDFファイル]

 

(事務局) 資料1をご覧ください。
 P1~3まではすでにお示ししていますが、P4以降に自由記述のところをまとめましたので、ご報告いたします。
 内容については、ご覧いただければいいと思いますが、P4の設問9の(2)「
10年後の津山市のあるべき姿を実現するために必要な施策」では、若者の働く場確保と定住化施策、 働く場の確保と働きやすい環境づくり、が1.2位となっており、3割を越えた結果となっています。P7ページ以降は詳細な意見を載せていますので、ご覧ください。



さくら たくさんの記載があり、市民のみなさん本当にありがとうございました。
鶴 丸 定住施策や働く場の確保など、将来の津山市への想いがあふれてます(^^)


 
 
 

報告事項(2)グループインタビュー調査結果について

さくら グループインタビューを行ったんだね!どんなかんじかなぁ?

 資料2 グループインタビュー調査まとめ[45KB PDFファイル]

(事務局) 資料2をご覧ください。
 属性を分けて市役所からのインタビュー形式でご意見を抽出していきました。
 開催日は、
平成27年3月14日(土)・15日(日)に、20~40代女性が6名、50代女性が8名、60代以上男性5名、女性3名の計8名に参加していただき実施しました。
 
 詳細は資料2をご覧ください。


さくら 少人数でとても中身の濃い、充実した時間が過ごせたみたいです(^^)
鶴 丸 普段の生活で実感していることが、各年代によって少し違って興味深い意見が多いよ
  
 
 

報告事項(3)職員ワークショップの実施結果について

鶴 丸 職員の方のワークショップも実施したんだね。説明をお願いします~


 資料3 職員ワークショップ実施結果[5KB PDFファイル]

(事務局) 資料3をご覧ください。
 
今回、職員だけのワークショップも開催しています。懇談会等の中で、特に関心度の高かった「子育て」「雇用」「人づくり」について、若手職員のワークショップを実施し、現状や課題を整理し、それぞれの立場から率直な意見交換を行う中で、取り組むべき施策や事業の方向性を論議していきました。
 
 子どもを産み育てやすい環境づくり(子育て班)」、「働く場をつくる取り組み(働く場班)」、「次代の人づくり(人づくり班)」の3分野に、各7名の
職員をバランスよく配置して実施しております。

 詳細については、資料3をご覧ください。


 

  
  

(委  員)ワークショップで出た具体的な意見も資料として提示いただきたいのですが。

(事務局)今回は概要版となりますので、次回は詳細をまとめて後日お届けできると思います。

(委  員)どうやったらこれを実現できるかという具体的な方策が示されていない。

(会 長)今回は調査結果の報告であり、具体策については、今後、基本計画や実施計画で作っていくものと考えています。今回の第5次総合計画策定の手法の特徴として、できるだけ市民の声を丁寧に聞き、集約していくということがあり、非常にきめ細かく調査されているので、ご理解いただきたいと思います。

鶴 丸 職員の方もいろいろな意見を出し合って策定に活かしていくんだ。

さくら 調査は大変だけど、いろんな意見が集約されているよね。 
 

 

報告事項(4)転出入者アンケート調査結果報告について

鶴 丸 今度は、市役所で転出入される方に、窓口アンケート調査をしているんだね。いろいろな角度からのご意見があるんだなぁ~

 資料4 転出入アンケート結果報告[616KB PDFファイル]


(事務局) 資料4をご覧ください。
 この調査は、
津山市の転出入者の属性や移動の理由などについて、その実態を把握し、第5次総合計画策定等の基礎資料とするために実施しました。
 調査対象及び方法は、津山市役所及び支所の窓口で住民票の異動(転出入)手続きをした方に、アンケート調査への協力を依頼し、同意いただいた方に、その場で調査票に記入してもらいました。
  調査期間 は、平成27年1月14日(水)~平成27年4月17日(金)となっております。
 回答者数は997名で、回収率は、住民票の異動者数(転出入者 3,078名)で除して、32.4%となっております。


詳細については、資料4を見ていただきたいと思います。
 

(委 員)32.4%の回答率が低いように感じるが、転出入手続きの窓口では、どのような対応をしていたのか。

(事務局)窓口での転出入手続きの中で、職員から丁寧に説明し、ご理解をいただいた上で調査にご協力をいただきました。東洋繊維さんのご厚意でご提供いただいた機能性タオルをお礼として差し上げ、回答率の向上への工夫を行いました。

(会 長)転出入手続きなど忙しい中での協力依頼であるため、回答率があまり高くならないものではないかと推察します。



さくら  ご協力をいただいた市民のみなさん、大変ありがとうございました。
 

 

報告事項(5)インターネット・アンケート調査結果報告について

さくら インターネットでアンケート調査をしたのかな?事務局さん、説明をお願いします。


 資料5 インターネット・アンケート調査まとめ[233KB PDFファイル]

(事務局) 資料5をご覧ください。
 この
調査は、地区別懇談会、分野別懇談会、アンケート調査(懇談会参加者に対して実施)、グループインタビュー調査を実施した結果、市が組むべき課題として示された「雇用」「子育て」「交通」について、実情とニーズを把握するとともに、「津山市が今後目指すべき姿」や「整備していく環境」についての9つの施策に対し、「利用意向」「独自性」「推奨意向」を調査しました。
  調査の対象者として、無作為に抽出した1,000名の市民に対し、インターネットによるアンケート調査の実施をお願いし、承諾いただいた174名のうち128名(男性54名、女性74名)に回答いただきました。
  調査手法は、アンケート調査用フォームURLを送信し、インターネットを活用したアンケートを実施しております。
  調査期間は、平成27年4月17日(金)から4月27日(月)となっております。

 内容・考察については、資料5をご覧ください

 



鶴 丸 課題を絞った調査となっているね。各課題の方向性を探る参考資料となりそうだよ。
さくら どんどん資料がそろっていくね。しかし、膨大なデータでうもれそう・・・



 

報告事項(6)市民ワークショップの実施結果(速報)について

(事務局) 
 5月23日、24日に各2グループずつ実施し、テーマごとで自由な発言をいただきました。
 調査の目的は、
行政サービスの受け手側である市民の生の声を聞き、意識や現状を把握することで、真の市民満足の向上のためのニーズを調査し、施策の方向性を見出すことです。地区別懇談会等で、市民から計画に反映する必要があるという意見が多く出された人口減少対策について、「子育て・働く場の確保・魅力づくり」をキーワードに、具体的な施策例などを導き出すことも併せて行いました。
 23日は、30~40代の女性にて、「子育てしながら働きやすい津山」をテーマに、また、30~50代の男性にて「仕事づくり・人づくりできる津山」をテーマとしてご意見をいただきました。
 24日は、60代以上の男性・女性にて「便利で使いやすい公共交通がある津山」として、また、20~60代の男性・女性にて「地域で支え合う津山」をテーマとしてご意見をいただきました。

 内容・詳細については、後日、報告をさせていただきます。



(会 長)これだけ丁寧に市民のご意見を多方面から集めたということは、あまり例がないと思います。その分、膨大な資料となっているが、これらを踏まえ、基本構想や基本計画などに組み込んでいくかが重要となります。


鶴 丸 会長が言われるように、この膨大な資料をどのようにして策定に活かしていくか楽しみだよ。

さくら 今日は、基本構想の骨子案の協議があるから、どんな案や意見がでるか楽しみだね(^^) 






 
 

協 議 事 項(1) 津山市第5次総合計画基本構想骨子案について

鶴 丸 これからは、基本構想の骨子案について、みんなで協議をしていくみたいだよ。
さくら 委員のみなさん。よろしくお願いします。
 
 資料 資料6 基本構想骨子案(H27.6.4、審議会)[228KB PDFファイル]
    資料7 基本構想イメージ図 (H27.6.4)[365KB PDFファイル]


(事務局) 基本構想の骨子案についてご説明をいたします。
 本日お示しする骨子案については、たたき台として、皆様方からご意見をいただき、来月の第5回の審議会にて、基本構想の諮問へとつなげてまいりたいと思っております。
 
 それでは、最初に、資料7をご覧ください。
 基本構想の全体のイメージ図としてお示ししております。一番上にあります「計画の策定にあたって」「計画指標」「市民の声」「土地利用の考え方」の4項目から基本構想を導き出す手法をとっています。そこから、「基本理念」「めざすまちの姿」を掲げ、それを実現するために「まちづくりの推進方針」に基づいて、「まちづくりの大綱」をとりまとめております。この基本構想をもとに、一番下にあります「基本計画」「実施計画」につなげていく予定となっております。
 
 この基本構想については、理念や方向性を取りまとめたものとなっております。すべての施策・分野がとりこめるように網羅したため、やや総花的なとりまとめとなっておりますが、市民の方のご意見を踏まえた形で重点的に取組む施策については、前期・中期・後期として実施計画に盛り込んでいきたいと考えております。

 それでは、骨子案をご説明いたしますので、資料6をご覧ください。
 P1の「1 計画の策定にあたって」から「3 計画の構成と期間」までは、計画の趣旨、名称、期間を明記しております。特に、計画策定の趣旨では、「
本計画策定にあたっては、本市の将来の厳しい人口推計を示し、市内全域での地区別懇談会や分野別懇談会を開催するとともに、市民満足量調査を実施するなど、幅広く市民の意見を聴き、計画に活かすよう努めました。」として今回の計画策定の特徴的な手法を記載しております。
 
 P2の「4津山市の現況」から「Ⅲ 土地利用の考え方」につきましては、本日は記載しておりませんが、次回の審議会ではお示ししてまいりたいと考えております。
 次に「Ⅳ基本構想」では、「1 時代の潮流と課題」といたしまして、本日の我が国を取り巻く社会情勢や時代の変化など、9分野に項目化し、現在どのような社会的な課題があり、今後どのように取組んでいくか、項目によっては津山市の状況に即して記述をしております。
 
 次に、P5をお開きください。
 「2 基本理念」といたしまして、「地域の力を活かす みんなが主役のまちづくり」というフレーズを記載しております。こちらについては、急激な人口減少社会が到来しており、津山市が将来にわたって持続可能なまちづくりをおこなっていくために、地域の力であります資源・人材・特色を活かしながら、新たな魅力を創り出していく、という視点が必要であります。また、すべての市民が互いを尊重し、ささえあい、市民一人ひとりが主役となり、生きがいをもって暮せるまちづくりを進める必要がある、という認識のもとに、このような理念を提案させていただいております。
 「3 めざすまちの姿」といたしましては、「笑顔かがやく 活力みなぎる 希望あふれるまち」といたしております。
 そのめざすまちの姿を進めるため、「4 まちづくりの推進方針」としまして、「つくる つなぐ つかむ 津山」というキャッチフレーズを設置しております。
 「つくる」には、人を育み、雇用の場をつくり、活力がみなぎり、安全で安心な地域づくりを進めます、という生産的な意味をこめております。
 「つなぐ」には、歴史・文化・自然を次の世代に継承していくとともに、人と人、人と地域をつなぎ、連帯感があり、絆が深まるまちづくりを進めます、という継続的で結束的な意味を込めております。
 「つかむ」には、市民の多様なニーズや社会環境の変化をつかみ、時代を先取りした効果的な政策を実行するとともに、まちの魅力を市の内外に広く発信し、人のこころをつかみ、訪れたい、住んでみたいと感じてもらえるまちづくりを進めます、という戦略的な意味を込めております。3つの動きを車輪のように回転させて
、「笑顔かがやく 活力みなぎる 希望あふれるまち」を実現させていこうとするものです。
 この「つくる」「つなぐ」「つかむ」はつやまの「つ」にちなんだものとして、また英語標記では、すべての言葉に「C」が頭文字になるということでゴロも良いということで、将来の津山市を形作っていくために能動的でアクティブな意味をもっているということから、この言葉を選定しております。
 
 次に、「6目標人口」については、将来人口推計にいかに上乗せできるか、現在検討中でございます。

 続きましてP7の「まちづくりの大綱」については、5分野あります。

 (1)の「子育て環境の充実と人と文化を育むまちづくり」については、人口減少社会に対応するため、将来の津山市を支える人材育成に力点を置き、子育て・教育分野を一体的に取り組むことで、結婚・出産・育児までを継続した支援を進めるとともに、子どもの確かな学力と社会を生き抜く力を身に付けることができる教育の推進、結婚から出産、育児までの支援により安心して子育てができるような環境づくり、生涯にわたり自主的に学べるように、文化・芸術やスポーツを楽しむ環境の整備、歴史文化資源の活用と保存への取り組みなどを掲げさせていただいています。

 (2)の「健やかで安心できる支え合いのまちづくり」については、高齢者が生きがいを感じながら、生涯元気で暮らせる環境の整備、障害のある人が、自立した生活を送ることができるよう、地域社会への参加促進、地域医療や救急医療体制の充実、適切な医療・福祉サービスを提供、生活習慣病予防や食生活習慣の改善のため、健康管理、食育の推進、人や地域のつながりを大切にし、市民が生きがいを持ち暮らせる、支え合いのまちづくりの推進、などを掲載していく予定としております。

 (3)の「雇用の創出とにぎわいのあるまちづくり」については、人口の社会減少の原因となっております雇用の場の創出のために、特に減少幅の大きい20~24歳の若者の地域企業への就業促進の企業への人材確保の推進、農地や森林の多面的な機能の維持、担い手の育成、付加価値の高い農林産物の生産、農商工連携、地産地消や6次産業化の推進、次の世代につなげる地域資源の活用を図ることのできる農林業の振興の推進、観光産業の育成や広域的な観光振興の取り組みなどを掲げております。
 
 (4)の「豊かな自然環境の保全と快適にくらせるまちづくり」については、住みよい環境と豊かな自然を共に享受できるまちづくりの推進、多様な生物、森林や水などの自然環境の保全、エネルギーの地産地消や効率的な活用、資源循環の推進による低炭素都市の実現、公園環境の整備と緑地の保全、下水道の整備、上水道の適正な維持管理による安定的な供給体制維持を掲げております。
 
 (5)の「災害への備えと都市機能の充実したまちづくり」については、市民が安全で安心して暮らせるように、消防体制の充実、自主防災・防犯組織の育成・支援、交通安全意識の高揚などの取組み、防災・減災、計画的な道路ネットワークの整備など安全で良好な居住環境の確保、地域の拠点をつなぐ公共交通の利便性の向上の取組み、空港津山道路などの広域幹線道路の整備とJR各線の利用促進などを掲載する予定としております。


 次に、「8 大綱の推進手法」については、大綱に掲げるまちづくりを実践し、効率的な都市経営を推進していくために、行政として取り組んでいく手法となっています。
 (1)共創・協働によるまちづくり
 (2)市政情報の発信とシティ・プロモーションの推進
 (3)行財政改革と情報化の推進
 (4)広域行政の推進と定住自立圏の実現
 の4項目を掲げて推進していく予定としております。
  
 以上、基本構想骨子案についてご説明をさせていただきました。委員のみなさんの忌憚のないご意見をよろしくお願いいたします。



(会 長)手法としては、まず分析により、人口減少というショッキングな将来像を示した上で、丁寧に市民の意見を拾い集めてきました。マクロの厳しい状況を踏まえて、事務局から、どうしていけばいいか、という基本構想案の骨子が示されたと思います。
 岡山市は、LRTを活用したまちづくりに取り組もうとしており、先進地であるアメリカのポートランドに、関係者が視察に行って研究をしています。また、ポートランドは「キープ・ポートランド・ウィアード」を標榜しており、「ウィアード」は「変な」という意味であり、ポートランドは、変なまちでいい、独自性がある方がいい、ということを唱えています。
 津山は元々「とま」という名前で、森忠政が「津山」という名前に変えたと伝え聞いています。森忠政の意向は、山の中にある、高瀬舟が往来する、非常に豊かなまち津山。津山とは、山の中の港、ということだと思います。非常に厳しいマクロの予測データの中で、何をしていけばいいのか、忌憚のないご意見をいただきたいと思います。



(委 員)まず取り組むべき事は、非常に厳しい人口減少に対処するため人口流出の阻止だと考えます。それを前面に掲げるべきだと思います。基本理念の「地域の力を活かす みんなが主役のまちづくり」は、今まで審議してきた人口減少社会や選択と集中ということから考えると、少し話しが違うと思います。第4次総合計画の時には、市町村合併に伴う高齢化が問題であり、自立や共助が重要ということになったのだと思うが・・・基本理念のスローガンも耳障りは良いが、意味が分からない。差し当たって、人口が減っているのを止める必要があると思うし、ここの部分をスローガンとするべきだと思います。もう少し、みなさんで話をしてほしいと思います。


(委 員)先ほどの委員さんと私も全く同じ思いで、とてもいい意見だと思います。前回の最後でも、そのようにまとめられた委員の発言がありました。非常に重要な意見だったと感じていますが、人口減少が今回の総合計画の課題であり、資料の提示もあったため、それを軸に進んでいくのだろうと考えていました。目標人口を掲げているのは、今後、その目標達成のために何をするのかという論理で議論していくという意味で評価しますが、10年後の課題が予想できていたのに総合計画審議会委員は何をしていたのだ、と言われることがないようにしなければならない、と思います。それから、今回の丁寧に行った懇談会参加者のアンケートを見ても、97%が重点化を求めています。この結果は、市民の意思として重いものであり、重点化は、重要な論点だと考えます。先般の市議会議員選挙でも、人口減少対策、重点化を掲げていた候補者が多かったと記憶しています。それは市民の意思がそこにあり、賛意が得られると考えたためだと思います。そういう点から、もう少し重点化が図られてもいいのではないかと思います。



(会 長)民間であれば、売上が落ちると、厳しいリストラ案をつくります。行政はどの時点でそれをやるべきなのか。夕張のように破産状態になれば、やらざるを得ないのだろうが、津山市の場合、長期的に厳しい状況になることがほぼ見えている以上、まったくそこに触れないのはいかがなものか。どこかでやるべきではないでしょうか。なかなか大変だと思いますが・・・



(委 員)何を目的にこの総合計画を策定しているのかわからない。きれいごとでできるなら簡単に日本一のまちになれる。私は、子どもを増やすのが最も大事なことだと思います。「人口減少を考える」など、一般的な人に伝わる、津山は変わっているんだな、と感じてもらえるような打ち出し方が必要ではないだろうか。



(事務局)ありがたいご意見をいただいています。事務局も人口減少の打破が最大の課題であることは認識しておりまして、きめ細かく市民意見を聴取する中で、人口減少、少子高齢化や経済の縮小にどう立ち向かうか、という視点をもって策定に取り組んでいます。一方で、総合計画は市の最上位の計画であります。ベースには人口減少対策があるのですが、人口減少の中でも社会が機能し、維持できるために、どのように市の姿や経営を変えていくか、ということも併せて示していかなくてはならない。第5次総合計画においては、地方行政は、360度を向いた総合行政であり、11万人の市民全てに光が当たる書きぶりをしています。また、現在、この審議会とは別に、人口減少対策に特化した「総合戦略」も策定しており、これは総合計画の下位計画となります。しかしながら、この総合戦略が総合計画の最大の特色となってくると思っています。総合戦略を含んだものが総合計画となります。課題は浮かび上がってきていますが、事務局はそれ(総合戦略)を含んだ総合計画としていきたいと思って提案をさせていだたています。皆さま方からみて、分かりにくいというご意見もいただいたので、今後、工夫をしていきたいと思っています。


(委 員)「全ての市民」という言葉に関わる部分で気になるところがあります。P1では「市民の多様なニーズを把握し」とあるが、わがままなニーズでもいいと捉えられる可能性があります。P3の「職員の政策形成能力の向上」とあるが、職員としてやるべきことがたくさんあると思いますが、数百人の集団で11万人市民を動かすという内向きな考えなのか。私たちは、公共市民と呼んでいるが、一般市民であっても、政策形成能力や合意形成能力がなければ生きていけない時代になってくると思います。この言葉は内向きにいい言葉だと思いますが、若干この書き方は気になります。
 それから、「家庭・地域社会の教育力の低下」とありますが、教育力は家庭と地域以外でも根幹をなしている部分があると思います。そこが明記されていないということは、その両者が悪いのか、ととらえられてしまう可能性があると思います。決してそうではないという認識はありますが、気になる文章となります。

 また、「価値観の多様化を社会全体が受け入れ」とあるが、私は、たとえ人口が半分になっても食っていける津山市でありたい。その時に、市民一人ひとりが、平等に情報を共有し、未来に向かうアクションプランを持とうという理念がないと、所詮行政が作ったもの、今までと何ら変わりのないものができるのではないか、と思います。

 いい文章ではありますが、市民全員でやろうよ、皆に責任があるよ、ということになれば、今までにないものになるのではないでしょうか。ただ、それが責任転嫁のようにとられると、行政の怠慢と捉えられかねないので、その辺のバランスは微妙だとは思います。

(委 員)基本つまり土台がしっかりしていれば、上部がどうであっても大丈夫だと思います。基本とは何かということをよく考えてやってほしい。

(委 員)TPPについて、「厳しい状況になることが予想されます」と記述されているが、他人事のように言っていても始まらない、と思います。この地域の力で、打開できる道筋を考えていかなければならないし、逆風の中でも、津山が持っている財産を活用して、はね返していけるような付加価値を、どのように付けていくか。泣き言ではなく、前を向いた、何らかの提言を出していかなければならないのではないでしょうか。他人事ではなく、我々がやっていくんだ、という総合計画でなければまずいのではないか、と思います。

(委 員)私の50年ぶりの同窓会で、帰省してきた同級生に「津山って、銀座でもない、城下町でもない、なんか妙なまちになった」、「昔はしっとりと落ち着いた津山らしいまちだった」と言われショックでした。遠く離れたところから久しぶりに見ると、そのように見えて感じられたかなと、寂しく思いました。全国でどこでも同じまちである必要はない。津山らしい独自性のあるまちにしたらいいと思います。


(会 長)私も津山に育ててもらって一番つらいのは、駅を降りてさびれた寂しい風景を見ると、涙が出るほどつらい。綺麗な美しいまちであってほしいと強く思います。

(委 員)人口減少を強調すると、不安や心配ばかりが先行し夢も希望もない。当面の10年を考えるには、50年先を見据えるより、目先の視点も必要ではないでしょうか。道州制など、地方行政の今後の変化も考えて、策定していくべきだと思います。また、吉井川を中心とした空間をどう作るかも重要であり、出雲街道の歴史や文化を踏まえれば、交流の拠点としてどのようなるのかを考えるべきではないでしょうか。
 それから、津山城の復元に、長期的な市民運動として取り組むべきだと考えています。

(委 員)タイムスケジュールとして、この案は修正は可能なのでしょうか。議論しても反映されないのであれば意味がない。
この内容では、40年前から言われていることと同じであり、また全国どこのまちでも同じことが言われています。それよりも、10年先の津山市はこうあるべきだ、ということを、多少偏っても、我々が議論したということが残せる時間があり、基本構想の修正が可能なのでしょうか?


(事務局)スケジュールですが、次回、本日のご議論を踏まえて修正した基本構想案を諮問し、次々回に諮問案をご審議いただき、その次の回に最終決定していただくように予定しておりますので、修正は可能です。

(会 長)まだ修正できるということですので、しっかり議論をしていきたいと思います。

(委 員)子どもを増やすこと、子どもの親の仕事を確保すること、そういう人たちが高齢者を大事にすること、これに尽きると思います。

事務局)非常に厳しいご意見をいただいていますが、当たり前のことが当たり前に出来る行政は難しいのが現実でございます。いろんな制約があります、財政、人的な面、経済や情報のグローバル化など、内外的要因による様々な制約があります。美しい言葉で並べていると思われるかもしれませんが、当たり前のことを、行動指針や目標に掲げざるを得ないのが地方行政です。少し説明の言葉が足りてない部分もありますが、基本構想の下に、柱を立てて、基本計画を策定し、その最も太い柱として、人口維持が出てきます。人口維持は、最も単純ですが、最も難しく簡単にはできません。だからこそ国も自治体も苦しんでいると考えています。基本構想では、1つのことだけを前面に出すことはできないので、基本計画から実施計画の中で、選択し、集中し、優先させていくと記載していきます。そのための意見を多くいただいたので、参考にさせていただきたいと思います。

委 員)先日、京都で「当たり前」や「慣れ」が一番怖い、という法話を聞いてきました。熊本の産婦人科で、患者が全国から来る例をテレビで紹介していましたが、当たり前のことをしていたのではそうはならない。今は、当たり前ではないことをしていかなければならないのではないか。当たり前のことをしていたのでは、当たり前のことにしかならないのではないか。

(委 員)先ほどのお話は、一般的に市の政策としては普通のことなのかもしれないが、国が人口減少対策の大臣まで設けて取り組んでいることも明らかであり、都会だけの取り組みでは解決できないと思います。特に津山市は、県北で大きな役割を果たしており、衰退してはまずい。自然も豊かであり、全国の人の役に立てるものを、必ず生み出すことができると思います。今や、一般的なことを書いている状況ではなくなったと認識しているが、市としてはどういう認識なのか?できることなら、殻を破ってやっていただきたい。


(事務局)ご指摘の点は強く認識しています。基本構想は目指す姿であり、政策を思い切って集中するとか、従前にないやり方をする、異次元の改革をする、これらは手法・手段であると認識しています。今、ご指摘いただいているのは目指す姿であり、地方は総合行政であるので、一部だけを強く書くというわけにはいかないので、このようにさせていただいています。決して、危機感がないわけではないので、それは書きぶり等で工夫していきたいと思います。


(委 員)失礼ながら言い逃れにしか聞こえない。私たちがここに集まっている理由は、人口構造が変化し人口減少する中で、どうやって津山市がやっていけるのか、を考えるためだと認識しています。会社でも、若い人が入らず、高齢者ばかりになると会社は動かない。生産性はどんどん落ちていき適正なサービスができなくなる。これから高齢者ばかりの世の中になってしまうことを考えると、今のいい方は、言い逃れして、市民に丸投げしているとしか見えない。市民の公募委員として、市民に丸投げされても困るし、若い世代、働き盛り世代を増やし、人口構造を変える努力、方策が必要であり、それを理念の中にも書き込むべきだと思いますので、ご考慮いただければと思います。





(委 員)これまでの発言には、基本計画に関する発言も多いのではないかと思います。今日は、基本構想を、どういう方針で振興を図るかという見出しであり、若干の修正は必要だと思いますが、ここに書かれた骨子案の表現で十分だと考えます。




(会 長)私は皆さんよりも若干早めに資料をいただき、以降ずっと、夜も寝ないで一生懸命考えてきたのですが、簡単に素晴らしいアイディアが出てくることはないと思います。
 
 しかし、今日の皆さんの議論を聞いていると、方向としては、もう少し踏み込んでほしい、ということが1点。
 
 2番目に、人口減少を踏まえた方向にしてほしい、という強い希望があります。
 ぜひ、この2点は組み入れていただきたい。
 
 ここに示されている基本理念
「地域の力を活かす みんなが主役のまちづくり」は、どうやってやるかという推進手法であって、これが基本理念ということはありえない。つまり、大綱の推進手法の1番目と全く同じであって、基本理念はそういうものではないと思います。
 
 個人的な意見として、基本理念は、津山創生など、津山という文字を明確に入れて、津山をどうやって創生するか、をテーマにすべきだと思います。委員さんからも出ていましたが、目指すまちの姿も、どこのまちでもいいものになっていて望ましいまちの姿ではない。これから10年間、市民の方々に話すのであれば、津山らしいもの、個人的には、例えば「美しい文化都市津山」といったものなど、「津山」という言葉をぜひ入れていただきたいと思います。
 まず、基本理念や目指すまちの姿を見直した上で、それに基づいて、まちづくりの推進手法を修正いただき、大綱、基本計画に持っていっていただきたいと考えます。
 
 もう一度結論を申し上げますと、これだけのデータをいただき、しかも、市民はわがままを言われず、とにかく未来の津山を作って下さい、というのが大多数だと感じています。
それを活かしたような基本構想や基本計画にもっていくべきだと思います。当然、現実に形にするためには、できないこともあるのだろうとは理解していますが、
大多数の委員の意見はそういうことだったと思います。
 
 そういった方向性で修正していたたげませんでしょうか?
 また、修正したものを、事前に委員に配布して、意見をまとめて審議会に臨めるようにしていただきたい。




さくら みなさん、明日の朝まで協議できるような勢いと熱さだね(^^;)今日は、とりあえずここまでかな・・・(;-;)
鶴 丸 それだけ基本構想に対して、みんなの想いが強いってことだよ。審議会はたくさん議論する場だから、市役所の案をたたき台にして、より良いものができると信じています。会長さんを始め委員の皆さんのご協力をお願いします!




 

その他

(1)今後のスケジュールについて
 
   資料 今後のスケジュール[6KB PDFファイル]   
   今後のスケジュールについて説明し了承。
   
 

(2)次回開催日について
 
   次回 平成27年7月6日(月)10時00分
 
6.閉    会






鶴丸さくら  委員の皆さん、大変おつかれさまでした!津山市への熱い思いが伝わる審議会でした。次回は、修正された基本構想骨子案が出てきますので、みんなでがんばりましょう!!!

 

 

 

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