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令和6年8月26日市長定例記者会見

令和6年8月26日市長定例記者会見

記者会見の様子
 

会見内容

冒頭あいさつ

今月、3日・4日に開催した「津山納涼ごんごまつり」では、過去最多となる13万4千人という多くの方にご来場いただき、ごんご総おどりや県下最大級の花火など、津山の夏の風物詩を楽しんでいただきました。
また、12日には、勝北塩手池の水中花火大会が5年ぶりに開催され、こちらも過去最多の3万人が来場されました。
そして、13日・14日には、津山文化センターにおいて、本市出身で市民栄誉賞受賞者の稲葉浩志さんのソロコンサートが行われ、2日間で1万6千800人という多くのファンの皆さまが津山を訪れてくださいました。
津山おもてなしプロジェクト実行委員会を中心に、様々な団体やボランティアの方が一致団結して、心を込めたおもてなしをしてくださり、互いに交流しながら、思い出に残る津山でのひとときを楽しんでいただけたことと思います。
そのほか、各地域の納涼祭や花火大会、地ビールフェスタなど、この夏のイベントにご来場いただきました皆さま、そして、企画・運営など、開催に携わってくださった住民の皆さま、大変ありがとうございました。
皆で一緒になって作り上げていくプロセスは、連帯感や達成感を高め、地域への愛着につながっていくことと思います。
 

1 9月定例市議会への提出議案等について

9月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、9月2日、月曜日に開会する日程などが決定されました。
今議会に提出いたします議案は、補正予算議案5件、条例議案8件及びその他議案5件の計18件でございます。
また、追加議案等といたしまして、令和5年度会計決算議案18件及び人事案件2件を予定しております。
 

2 令和6年度第2次補正予算案の概要について

9月定例市議会に提案する一般会計第2次補正予算は、8億5,896万2千円を追加し、補正後の予算総額は514億9,767万8千円となっております。
今回の補正予算は、国・県補助事業の内示に伴う事業費調整に加えて、長柄櫓石垣の復旧に向けた調査経費など、6月補正予算編成後における事情の変化等で、補正予算措置を必要とする事業について編成しています。
主な事業といたしましては、「公用車EV導入事業」に1,931万円。
省エネルギー・クリーンエネルギーを推進し、温室効果ガス排出量の削減を図るため、更新時期を迎えた軽乗用タイプの公用車5台をEV車に置き換え、災害時には非常用電源としても活用し、地域レジリエンスの向上を図るものです。
「重層的支援体制整備移行準備事業」に270万円。
住民の複雑化・複合化した支援ニーズや、制度のはざまにあるケースに対応できる支援体制を構築するため、国の移行準備事業を活用して、「相談支援事業」、「参加支援事業」、「地域づくり事業」の3つの事業を一体的に実施する重層的支援体制を、令和8年度からの本格実施に向けて準備するものです。
「アピアランスケア事業」に105万円。
がん治療に伴うアピアランス(外見)の変化に対応するため、ウィッグや補整具の購入費用の一部を補助するもので、患者の経済的負担を軽減し、就労などの社会参加を支援するものです。
「中心市街地街なみ形成事業」に600万円。
本市の玄関口といえる今津屋橋から、ザ・シロヤマテラス津山別邸までの鶴山通り沿いにある老朽化した建物に関し、中心市街地の賑わい創出やまちづくりを促進するために、改修や建築などの費用の一部を補助するもので、今回1件分を追加し、本年度2件の改修が行われる予定です。
「観光イベント推進事業」に300万円。
森の芸術祭期間中に開催される「津山まつり」を地域全体で盛り上げ、住民の連帯感や伝統行事の保存継承意識の醸成を支援するとともに、この機会を捉え、国内外に地域の魅力を広く伝え、観光誘客の促進を図るものです。
「単市道路改良事業」に5,000万円。
「道路ストック整備事業」に5,150万円。
住民生活に密着した生活道路について、交通難所の早期解消や、老朽化した舗装や道路側溝等の予防的修繕を行うもので、利用者の安全・安心を高めるとともに、将来的な維持管理コストの削減に取り組むものです。
「きめ細やかな教育体制整備事業・教師業務アシスタント配置事業」に245万円。
小・中学校に教師業務アシスタント等を配置する事業で、今回、県事業の追加と併せて、配置時間数を拡大することによって、学校現場における教育指導体制の充実を図ります。
「津山城跡保存整備事業」に198万円。
7月15日豪雨により被災した長柄櫓石垣崩落の拡大防止や復旧に向け、ボーリング調査等を行うものです。
なお、今回の補正は、当初予定していた二の丸東側排水路整備などの計画変更による減額と合わせたため、補正額としては198万円となるものです。
「公民館整備事業」に9,480万円。
地域の生涯学習の拠点施設であり、災害時の避難所にも指定されている大崎公民館を、老朽化に伴い建て替えるもので、令和7年度中の供用開始に向け、造成・建築工事に取り掛かります。
「全国高等学校総合体育大会関係費」に979万円。
令和7年7月に津山市でインターハイソフトボール競技が開催されるにあたり、会場となる勝北総合スポーツ公園や加茂町スポーツセンターの施設修繕などを行うものです
以上、主なものについてご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた第2次補正予算を、今回の9月定例市議会に提出することとしております。
 

3 ふるさと納税自治体直営寄付受付サイト「つやふる」の開設について

令和5年度の本市へのふるさと納税寄付額は約8億5千万円と過去最高を記録しておりますが、更なる寄付額増加とふるさと納税の間接経費の削減につなげるべく、新たにふるさと納税の自治体直営寄付受付サイトを開設します。
既に8月12日に当サイトをプレオープンしており、9月1日には市内事業者による約350商品を返礼品として登録し、本開設する予定です。
現在、この直営寄付サイトへの会員登録キャンペーンを実施しており、市外の方を対象に11月24日までに会員登録やふるさと納税をしていただいた方、総計100名様に市内事業者による商品を抽選でお届けします。
この機会に「つやふる」へのご登録をよろしくお願いします。
記者会見の様子
 

4 パン専門のふるさと納税ポータルサイト「パンスクふるさと納税」への参画について

株式会社パンフォーユーが、8月20日に新たに開設した「パンスクふるさと納税」では、品質を損なわずお届けできる独自特許による「冷凍パン」を全国に配送しています。
この度、津山市内のパン店が製造する「津山産小麦による冷凍パン」を本市のふるさと納税返礼品に加え、「パンスクふるさと納税」にて寄付の受け付けを開始しました。
ふるさと納税から得られる寄付金は、自治体の財源を支える重要な要因となるほか、住民サービスの向上や地域経済の活性化にも寄与するものであり、今後も積極的に取り組んで参ります。
なお、既に報道連絡を行っておりますが、株式会社パンフォーユーの矢野社長が8月29日に本市に来られ、「パンスクふるさと納税」について対談することとしております。
 

5 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」について

いよいよ「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が、9月28日の開幕まで、約1カ月となりました。
プレイベントととして、8月31日には、作州民芸館において、写真家、映画監督としてご活躍されている蜷川実花さんをお招きし、展示される作品を制作できるワークショップ、9月1日には、蜷川さんとアートディレクターの長谷川祐子さんが登壇するトークイベントが開催されます。
この時、制作された完成品につきましては、9月3日から7日まで、展示され、誰でも鑑賞することができますので、ぜひ、ご来場いただき、芸術祭の雰囲気を感じていただければと思います。
また、芸術祭開幕前日の9月27日には、Globe Sports Dome」にてレセプション、初日の28日には、衆楽園においてオープニングイベントが開催されます。
多くのお客様がお越しいただけるものと大変期待しており、受け入れ態勢の充実を図り、この芸術祭を契機として、津山市の魅力を発信し、リピーターの獲得に繋げたいと考えています。
 

6 「津山まちじゅう博物館」ロゴマークの完成について

市が進めている「津山まちじゅう博物館構想」のメインシンボルであるロゴマークが完成しました。
津山市には歴史遺産、文化遺産、自然遺産など、津山の歴史と自然風土が育んできた様々な遺産が数多く存在しています。
それらは個々に「津山遺産」と位置づけられ、それぞれの「点」と「点」をつなげることによって「線」とし、「線」と「線」が交差することによって「面」を構成する、という、まさに「津山まちじゅう博物館構想」のコンセプトをわかりやすく表現したロゴデザインとなっています。
今後は、様々な場面で積極的にロゴマークを前面に押し出し、その取り組みが「まちじゅう博物館構想」の一環であることを周知していくとともに、住民と一体となって「まちじゅう博物館構想」を進めていくためのシンボルとしたいと考えております。
記者会見の様子
 

7 津山国際ホテル跡地について

ホテル跡地については、本市の貴重な歴史・観光資源である鶴山公園の石垣を背景にした象徴的な眺望を確保し、イベントの実施や、住民や観光客が気軽に時間を過ごすことができる多目的広場として整備を進めており、9月24日に竣工式を行います。
名称は「城下スクエア」とし、「城下」は漢字、「スクエア」はカタカナで表記することといたします。
今回の整備では、日常的に住民の皆様に親しまれ、憩える空間となるよう大部分に天然芝を張ります。本市のシンボル的な場所として生まれ変わり、まちづくり活動や日常的に皆様にご利用いただくことで、まちの魅力向上や、中心市街地の賑わい創出を図りたいと考えております。
また、9月28日から開催される「森の芸術祭 晴れの国・岡山」では、ジャコモ・ザガネッリ氏の作品展示会場となりますので、多くの皆様のご来場をお待ちしております。
 

8 イオンモール津山内郵便局でのマイナンバーカード電子証明書の更新手続きの開始について

現在、本市のマイナンバーカード保有率は75%を超えており、今後、交付から5年が経過し、電子証明書の更新を必要とする方が急増することが予測されています。
このため、市役所窓口での混雑緩和に向け、9月2日から市内イオンモール津山内郵便局でのマイナンバーカードの更新手続き等を開始いたします。
平日の午前10時から午後5時まで、イオンモール津山1階の郵便局で手続きが可能になり、今月から更新該当者には、別途、ハガキでイオンモール津山内郵便局での実施についてお知らせしています。
大型商業施設にある郵便局での更新手続きの実施は、中国地方で初めてとなります。
なお、本市では、平成30年1月に日本郵便株式会社と包括連携協定を締結しており、今回の取組はその一環でも行うものであります。
 

9 津山市教育相談センター「鶴山塾」開塾40周年記念大会について(教育長)

鶴山塾は、昭和59年10月に、青少年健全育成事業の一環として、学校生活、家庭生活及び社会生活における悩みをもつ子どもや保護者等に対して、温かみのある相談、助言、支援を行うことを目的に開塾し、今年で40周年を迎えます。
そこで、10月26日土曜日の午後1時から、津山市勝北文化センターにて、「今、求められていること-子どもたちが社会の中で自分らしく生きるために-」をテーマに記念大会を開催いたします。
内容は、希望ヶ丘ホスピタルの髙山医師による記念講演、鶴山塾からの事例報告等となっています。
また、記念大会の前後には、パネル展を市役所1階ロビー及び図書館展示ホールにて行い、鶴山塾の活動の様子やボランティアの皆様の活動を紹介する予定です。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
 

10 令和6年度全国及び岡山県学力・学習状況調査の結果について(教育長)

まず、小学校では、3年生は昨年に引き続き、国語・算数で、また、4年生の算数でも、全国及び岡山県平均正答率を上回る結果となりました。4年生の国語、5年生の国語・算数は、岡山県平均正答率を上回りました。
これらの結果の要因としては、本市独自の予算措置で小学校1年生の支援員を年間配置したことにより、低学年での落ち着いた学習環境づくりが図られたこと、令和元年度から全校で実施している「学びのサイクル」により学習内容の基礎基本の徹底・定着が図られたこと、AIドリル「navima」を活用した取組の徹底に加え、普段の授業や教育活動において、書く活動を通しての振り返りの機会を設定・充実したこと、昨年度より新たに全校導入した「よむYOMUワークシート」等を活用し、各校で地道な読解力向上の取組を行ってきたことなどと考えております。
昨年度は、はじめて6年生の国語で全国及び岡山県平均正答率を超えましたが、今年度は、6年生の国語・算数ともに全国及び岡山県平均正答率を0.7から3.4ポイント下回る結果となりました。
これらの課題を改善するために、落ち着いた学習環境づくりをはじめ、基礎基本の定着に向けた取組や読解力の育成に向けた取組の更なる徹底・充実とともに、「思考力・判断力・表現力等」を高める指導体制の強化が必要であると考えております。
一方、中学校は、1年生の数学で0.3ポイント岡山県平均正答率を上回りましたが、1年生の国語と2・3年生の国語・数学・英語において全国・岡山県平均正答率を0.4から7ポイント下回る結果となりました。
特に、3年生の数学については、全国・岡山県平均正答率と比べて最大7ポイントの差が見られます。
このような結果の要因としては、小学校からの学習の積み上げや学び直しが不十分であること、中学校の授業改善の進展に学校間の差があり、基礎基本の定着及び「思考力・判断力・表現力等」の育成に課題があること、家庭学習時間が十分に確保できていないこと、スマートフォン等でのSNSや動画視聴、ゲーム等に費やす時間が長いことなどが挙げられ、過去の課題改善が依然として十分に進んでいないことにあると考えております。
このような現状を踏まえて、2学期からは、タブレット端末の効果的な活用や学び方を丁寧に指導し、個々の習熟度に応じた主体的学習を推進してまいります。
また、数学と英語については、各中学校ブロックの小中連携による教科会の充実や指導主事による重点的な学校訪問を実施し、新しい学力観に沿った授業モデルの開発・普及に努めるとともに、全校で取り組んでいるAIドリル「navima」や「よむYOMUワークシート」に加え、児童生徒が自身の学習を自動採点できる「CBT」の活用を推進し、基礎基本の確かな定着に努めてまいります。
なお、このことについては、先日22日の臨時校長懇談会において、共通理解を図ったところです。
さらに、学力向上担当者会、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)等を開催し、学力や家庭学習に関する課題を明確にし、実効性ある取組を徹底してまいります。
一方、児童生徒アンケートからは、今回、夢や目標を持った子どもたちが増え、自己肯定感も高くなっています。これらは、子どもたちが将来を前向きに歩んでいくうえで、大きな原動力となるものと考えます。つやま郷土学等の地域と連携した各学校での様々な体験学習の成果であると考えております。
今後も、学びの基盤(ベース)となる自己肯定感の醸成には、力を入れてまいりたいと思います。
記者会見の様子
 

11 津山市立小中学校への熱中症対策用品の配布について(教育長)

市内小中学校では、明日から2学期が始まりますが、今年は記録的な高温となった昨年以上に、歴史的な猛暑日となっており、9月以降も長く残暑が続く見込みとなっています。
2学期には、体育の授業をはじめ運動会など各種行事の屋外活動もあることから、この度、教育委員会から各学校へ熱中症への注意喚起の文書を発出するとともに、児童生徒の熱中症対策として、全校へ経口補水液と瞬間冷却パックを配布することとしました。

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp