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令和6年6月3日市長定例記者会見

令和6年6月3日市長定例記者会見

記者会見の様子
*手話通訳が付いた動画を市公式Youtubeチャンネルで見ることができます
市公式Youtubeチャンネル(概要欄に目次を付けています)  
 

会見内容

冒頭あいさつ

大雨による浸水や土砂災害に 警戒が必要となる梅雨入りの時期を迎えたところでございますが、先般、本市が制作した1分間動画「教えて!防災リーダー 1分でわかる災害への備え」が、令和6年全国広報コンクールの映像部門で、入選いたしました。
全国広報コンクールでの受賞は、昭和60年、平成5年、平成20年に続き4度目、映像部門では初めてとなります。
防災士の資格を持つ市の職員が「防災リーダー」として登場し、方言も交えながら、「情報収集」や「非常持ち出し品」など、災害への備えについて、わかりやすく解説しています。
手作りの動画は、試行錯誤しながらの制作だったようですが、審査では、「要点を押さえつつ、情報量が多く分かりやすい。飽きさせない工夫をしながら、知っておくべき災害への備えが訴求できている」と、うれしい講評をいただいています。
動画は、市の公式YouTubeチャンネルで見えますので、ぜひご覧いただいて、いつ、どこで起こるか分からない災害への備えを自分事として捉え、一人一人が命を守るための行動へとつなげていただければと思います。
 

1 6月定例市議会への提出議案等

6月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、6月10日、月曜日に開会する日程などが決定されました。
今議会に提出いたします議案等は、補正予算議案4件、条例議案6件、その他議案4件及び報告1件の計15件でございます。
また、追加提出議案等といたしまして、その他議案1件及び人事案件1件を予定しております。
 

2 令和6年度第1次補正予算(案)の概要

6月定例市議会に提案する一般会計第1次補正予算は、12億371万6千円を追加し、補正後の予算総額は506億3,871万6千円となっております。
今回の補正予算は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、令和6年度に新たに住民税非課税等となる低所得世帯への給付金や、定額減税を補足するための給付金の支給に加え、物価高騰の影響を受けた生活者・事業者を支援する本市独自事業のほか、この際、予算措置を必要とする事業について編成しています。
主な事業といたしましては、「住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業」に3億1,082万円。
これは、物価高騰の影響が大きい低所得世帯を支援する特別給付金を支給する事業で、令和6年度に新たに住民税非課税等となる世帯に対し、1世帯あたり10万円と、その世帯に扶養されている18歳以下の児童に対して、一人あたり5万円の「こども加算」を支給します。
「定額減税補足給付金給付事業」に、8億1,118万円。
これは、令和6年度定額減税に伴い、令和6年分所得税額及び令和6年度分個人住民税所得割額では、定額減税しきれないと見込まれる方に対して、差額を補足給付金として支給します。
「省エネ促進事業」に、3,078万円。
これは、65歳以上の高齢者や障害のある方と同居する低所得者世帯に対し、住環境の向上や温室効果ガスの削減、さらに電気代等の高騰対策として、既設のエアコンを省エネルギーエアコンへ買換える際に、購入補助を行います。
「低炭素都市つやまスマートエネルギー導入応援事業」に、830万円。
これは、環境負荷の少ないライフスタイルへの変換を促進するため、エネルギー効率の高い機器や、温室効果ガス排出削減が図られる設備の取得費用の一部を補助するもので、原油価格の上昇や円安の影響など、足元のエネルギー価格等の動向を踏まえて対象件数を拡充し、地域脱炭素の推進とともに住民の家計負担軽減を図ります。
「商業振興事業」に、573万円。
これは、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に併せて本市に訪れる観光客が、展示会場以外の市内小売・飲食店やアルネ・津山等への回遊につなげるイベント開催を支援するもので、市内での消費拡大により、商業の振興を図ります。
「つやま産業支援センター企業サポート事業」に3,000万円。
これは、人口減少に伴う雇用難や賃金上昇、物価高騰によるコスト上昇など、厳しい経営環境下にある中小企業者に対して、生産性の向上に資するFAロボットや、ICTソリューションの導入支援と、新たに市内において事業を開始する事業者の創業支援の対象件数などを拡充します。
「まちじゅう博物館構想推進事業」に、200万円。
これは、8月に開催される稲葉さんソロライブに伴い、全国から来場するファンの満足度や、まちのおもてなし機運を高めるため、津山まちじゅう博物館コンソーシアムのプロジェクトの一環として、地元ボランティアチームの結成や、各種団体、事業者と連携し、会場周辺や市内でのイベント開催を支援します。
以上、主なものについてご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた第1次補正予算を、今回の6月定例市議会に提出することとしております。
 

3 津山市パートナーシップ宣誓制度の導入

この制度は、すべての人が互いを認め合い、ありのままの自分で安心して暮らしていける社会を実現するために新たに導入するものです。
制度の内容は、一方または双方が性的マイノリティである2人が、お互いを人生のパートナーとして相互に協力し合うことを約束したうえで津山市に対してパートナーシップ関係を宣誓し、市は要件を審査して宣誓書の受領を証明するものです。生計を同じくする未成年の子どもや親を家族として宣誓することも可能です。
この宣誓により法的な効力が生じるものではありませんが、制度の導入で性の多様性への理解が進み、人権尊重の意識づくりが更に進むものと期待をしております。
6月5日からは、制度骨子についてのパブリックコメントを実施し、住民の方々などから広く意見を求めてまいります。その後に制度要綱を定めて、本年10月の制度導入を目指してまいりたいと思います。
 

4 みらい戦略ディレクター新規委嘱

津山市みらい戦略ディレクターは、本市の重要課題である地域創生・経済戦略、行財政改革、教育等の分野に関し、専門的な知識、経験等を有する者から助言及び提言を得ることにより、円滑で効果的な市政運営に資するために、平成31年度から設置しております。
現下の社会情勢の変化に的確に対応していく体制を強化するため、学校法人工学院大学理事長の後藤治氏を新たにみらい戦略ディレクターとして委嘱いたしました。
後藤氏は、同大工学部教授、建築学部教授などを経て、2017年(平成29年)に同大理事長、2018年(平成30年)からは同大総合研究所教授・理事長に就任されております。
これまで培われた、歴史的建築物や、町並保存及び保存に関わる諸制度等における優れた知見を生かし、地域創生・経済戦略の分野で、今後の市政運営における助言をいただく予定です。
 

5 地域経済循環分析事業の実施

この度、一般財団法人地域活性化センターによる「地方創生に向けて”がんばる地域”応援事業」に採択され、専門機関に委託し、津山市の地域経済循環分析を行うことになりました。
分析は、株式会社価値総合研究所に委託し行うもので、分析結果を基に地域の強みを活かすなどキャッシュインを増やし、キャッシュアウトを減らす取組をつやま産業支援センターにおいて実施し、地域経済循環率を高め、地域経済の更なる成長につなげてまいります。
 

6 令和5年度ふるさと納税の実績

令和5年度の本市へのふるさと納税は、寄付人数5万308人(前年度比2.4倍)、寄付額8億5,627万円(前年度比2.2倍)と、過去最高を記録しました。
令和5年度は事業者のご協力のもと、返礼品を新たに約350品追加したほか、新規ポータルサイトを3件追加し、現在計9サイトで寄付受付を展開しています。
ふるさと納税から得られる寄付金は、自治体の財源を支える重要な要因となるほか、住民サービスの向上や地域経済の活性化にも寄与するものであり、今後も積極的に取り組んで参ります。
 

7 おもてなしプロジェクト

8月に開催されるB'zの稲葉浩志さんのソロライブをきっかけに、全国から来場する方々への「おもてなし」サービスを行うため、津山まちじゅう博物館コンソーシアムの事業として、民間主導によるプロジェクトが立ち上がります。
8月に開催されるソロライブにおきましては、市内の有志の方々が中心となって、「おもてなしプロジェクト実行委員会」を立ち上げ、ファンの満足度を高めるためのおもてなし事業を進めてまいります。
市としましては、津山まちじゅう博物館構想アクションプランにおける「人づくり」の取り組みの一環として、おもてなしプロジェクトへの側面的な支援を行ってまいりたいと考えます。
記者会見の様子

8 森の芸術祭 晴れの国・岡山

5月29日に「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会第5回総会が開催され、これまで発表されていた、津山まなびの鉄道館、衆楽園など6施設に加え、津山国際ホテル跡地、つやま自然のふしぎ館、津山城、グリーンヒルズ津山の4施設が加わり、津山市の展示施設・会場は10カ所となりました。
また、アーティストもこれまで発表された16組16名に加え、19組20名の方の発表があり、メイン会場となる津山市には、多くの著名なアーティストが訪れ、作品が展示されることになります。
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」では、国内外から多くのお客様がお越しになられると考えており、これを好機と捉え、市独自事業として、来訪される皆様にストレスなく点在するアート設置施設を循環できるバスの運行も、行う予定としています。
また、森の芸術祭期間中に行われる様々なイベント、津山市に多く残る文化遺産、鉄道遺産など津山市の魅力を積極的な情報発信を行うことで、リピーターになっていただけるよう努めたいと考えています。
 

9 改札内のバリアフリー機能を備えたトイレの新設など津山駅関連

既にJR西日本から発表されておりますが、JR西日本が整備しております津山駅の内外装リニューアルに伴い、津山駅改札内にバリアフリー機能を備えたトイレが7月中旬から下旬頃に供用開始になるとのお話をいただきました。
その他、駅舎の内装・外装につきましては、城下町をイメージしたものになるとともに、駅舎には市内の家具メーカーと連携した什器を設置する予定となっております。
また、交通系ICカード乗車券「ICOCA」対応改札機も導入され、本年夏頃には完成する予定となっております。
次に、先般5月24日、JR西日本は、JR貨物及びENEOSと連携し、今年度の国土交通省の補助金の交付を受け、岡山地区における水素輸送・供給に関する調査検討を実施するとの発表がありました。
調査の概要につきましては、お渡しの資料に記載のとおり、倉敷市水島から津山市にわたる区間において、水素輸送・供給までの事業モデルの実現性および事業性の評価を行うもので、総合水素ステーションの設置・運営に関する調査などを予定しているとのことでございます。
本市としましても、2050年カーボンニュートラルの実現と地域の活性化や暮らしの質の向上につながる取組を目指すとともに、公共交通の利用促進の機運醸成につなげてまいりたいと考えております。
 

10 サテライトオフィス「COTOYADO」学生向け割引キャンペーン

アルネ・津山3階に設置されているコトヤドには、カフェのようなオープンスペースで、職場、学校や自宅とは違った雰囲気で仕事や勉強などができるコワーキングスペースがあります。
6月1日から8月31日までの期間で、学生がコワーキングスペースを利用する場合、利用料金について、1時間あたり通常220円が110円で、1日利用の場合は、通常770円が330円で利用できる学生向け割引キャンペーンを実施します。
落ち着いた雰囲気の中で快適に集中して勉強できる環境にあり、Wi-Fiや飲み物は無料となっておりますので、この機会にぜひご利用いただきたいと考えております。
 

11 城東地区重伝建選定十周年記念誌の発行

城東地区は、平成25年8月7日に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、令和5年に10周年を迎えました。その記念として、これまでの取り組みをまとめた記念誌を発行いたします。
城東地区は、30年以上にわたり、地区のイベント「城東むかし町」に継続して取り組まれており、先月には「第3回令和作州城東むかし町」を開催するなど、重伝建に選定される以前から地域の皆様方により、主体的に町並みを保存・継承する取り組みが行われている地域です。
平成25年の選定以降は、伝統的建造物等の修理修景事業や防災対策事業等を行いながら、町並みの保存とさらなる価値の向上に、官民協力して努めてきております。
昨年度には、10周年記念事業として、記念誌の発行のほか城東地区への愛着を高めるとともに観光客へのPRのため、作州城東屋敷にて鉄道ジオラマ親子ワークショップの開催をはじめ、城東・城西地区内の伝統的建造物を示すプレートの設置を行っておりますので、ぜひ実際に町並みを歩いてご覧頂ければと思います。
今後も、重伝建地区の町並みを、市の誇りある財産として適切に保存し、後世に引き継いでいく仕組みづくりを目指してまいりますので、引き続きご協力をお願いいたします。
 

12 教育研修旅行の受け入れ等

6月5日、東京都にある、開成高校の2年生約50名が修学旅行で津山市を訪れます。
市内各所の観光施設を巡り、映像制作、謎解き制作など観光についての企画、提案をしていただけると聞いていますので、非常に楽しみにしているところです。
また、昨年11月に「観光交流における友好協定に関する協定」を締結した台湾彰化市より、中学生約20名が7月9日から11日の間、教育、文化、観光交流の目的で、津山市を訪れます。
市内中学校との交流、市内観光、植樹等計画しています。
今後についても、彰化市との縁を大切に、交流を深めるとともに、本市の歴史、文化に触れていただく教育研修旅行の普及促進に努めていきたいと思います。
記者会見の様子

13 津山サンタフェ交流事業の実施

新型コロナウイルス感染症により中断していた「津山サンタフェ交流事業」を5年ぶりに再開します。
6月10日から16日の7日間、高校生を主体とした約20名のサンタフェ訪問団が津山市に来られ、ホームステイを行いながら、市内の高等学校や地域住民と日本の文化体験などを通じた交流を行います。
今回の交流においても、津山サンタフェ友好協会が主体となり、多くの住民の皆様に参加していただく予定です。
特に子どもたちにとっては、広い視野を持つきっかけにしていただき、将来の夢や目標に繋がっていくことを期待しております。
言葉や文化の違いを超え、心と心が繋がり合うような、温かな交流を行ってまいりたいと考えています。
 

14 令和7年度全国高等学校総合体育大会

インターハイは、学校対抗で行われる高校生最大のスポーツイベントであり、本市では平成7年に空手道競技大会を開催して以来、30年ぶりの開催になります。
令和7年度インターハイでは、本市はソフトボール競技の開催地となり、令和7年7月25日から8月5日まで、勝北総合スポーツ公園、加茂町スポーツセンターを会場に行われます。
大会を通じて、より一層のスポーツ活動の普及発展に寄与することはもとより、津山市を訪れる選手や関係者の方々に、自然や文化、食、観光などといった様々な街の魅力を体感していただくとともに、まちの魅力を全国へ発信する絶好の機会ととらえています。
また、参加選手だけでなく、大会を支えるさまざまな高校生活動も重要な教育活動の一環であり、「ささえる」立場から多くを学び、インターハイを通じて、人間的成長を促すことも大変有意義なものであります。
なお、11月15日からインターハイのリハーサル大会として、両会場を使用し、第28回中国高等学校ソフトボール新人大会を開催する予定としております。

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp