津山市で好きを仕事にしている方にお話をうかがいました。
建具職人
現状ではドア作りの一工程しか携わっていないですが、
5年後には全工程、10年後には自分しかできない仕事をやっていたいです。
木が好きな人、有岡さん。
家を建てたいと思ったのは、設計をやっていたお父様の影響も大きかったようです。
そもそもは大学で建築の勉強をしていました。その後、製材業に就いて木を加工することの難しさを感じて、もう少し上手に作りたいというふうに考えが変わってきました。日本の在来工法で家を建てたいという思いもあり、津山市で木材の加工をする企業を調べていた中で、グッドデザイン賞を獲っていたりですとか、将来性を考えて今の会社で働いています。
木を相手にしたこの仕事の環境はいかがですか?
接客業とかと違って、仕事中の笑顔が少ないです(笑)。難しい顔になってしまうことも多いです(笑)。
ただ、自分のやり方次第で素直にまっすぐな部材がとれたり、ちょっとやり方が悪いと曲がってしまったりと、素直に自分のやり方が出てくるので、自分の技術力っていうのはものを見ればすぐわかります。
自分の技術は、多少向上しているのかなというところもあるんですけれど、木材の縮んだり伸びたりだとかは、技術も研究もまだまだ進んでいない部分です。
現状ではドア作りの一工程しか携わっていないですが、5年後には全工程、10年後には自分しかできない仕事をやっていたいです。