たばこについて
受動喫煙をなくそう!
2020年4月に改正健康増進法が全面施行され、多数の利用者がいる施設、旅客運送事業船舶・鉄道、飲食店等の施設において、屋内原則禁煙となりました。たばこの煙には、以下のものがあります。
〇主流煙:たばこを吸う人が吸い込む煙
〇副流煙:たばこの先の燃えている部分から立ち上る煙
〇呼出煙:たばこを吸う人が吐き出した煙
そして、他人の喫煙によって発生した副流煙や呼出煙を吸い込んでしまうことを受動喫煙といいます。
たばこの煙には、約5300種類の化学物質が含まれていて、その中には約70種類の発がん性物質が含まれています。
副流煙には発がん性物質やニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙の数倍も含まれています。
加熱式たばこ
加熱式たばこ(アイコス、プルーム、グロー等)の主流煙には、多くの種類の有害化学物質が含まれるものの、ニコチン以外の有害化学物質は少なかったと報告されています。しかし、長期使用に伴う健康影響は明らかになっていません。また、有害化学物質の量が少ないとしても、たばこの煙にさらされることについては安全レベルというものがなく、喫煙者と受動喫煙者の健康に悪影響を及ぼす可能性が否定できないと考えられています。加熱式たばこを吸う際も、周囲の人への配慮を忘れないようにしてください。電子たばこ
電子たばことは、香料などを含んだリキッド(溶液)を加熱して、発生するエアロゾル(蒸気)を吸入する製品です。海外では、ニコチンを含むものが流行していますが、日本では、医薬品医療機器等法により、ニコチンを含むリキッドの販売には許可が必要です。
また、ニコチンの有無にかかわらず、電子たばこによっては、健康に影響を及ぼす可能性のある発がん性物質などを発生するものがあると報告されています。
津山市の現状
津山市で令和4年度に行った健康基礎調査の結果では、喫煙率は15.1%(男性:27.2%、女性:6.8%)でした。
また、受動喫煙のあった人の割合は42.7%でした。
受動喫煙により、脳卒中や肺がん、虚血性心疾患等にかかりやすくなり、乳幼児突然死症候群発生の危険因子となります。
みんなで望まない受動喫煙をなくしていきましょう。
詳細は下記をご覧ください。
岡山県受動喫煙防止条例について
「なくそう!望まない受動喫煙」Webサイト
禁煙について
禁煙すると健康改善効果が期待できます。禁煙は何歳であっても遅すぎることはありません。ご自身のため、周りの人のため、禁煙をはじめてみませんか?
具体的な効果として、禁煙後早ければ1か月経つと、せきや喘鳴などの呼吸器症状が改善します。
また、免疫機能が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。
さらに禁煙後1年たつと肺機能が改善し、禁煙2-4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約3分の1減少します。
(参考:厚生労働省e-ヘルスネット)
自分の力だけで禁煙することが難しい方は、禁煙外来もあります。
禁煙外来では、禁煙治療を受けながら禁煙に取り組みことができます。
保険適用になるためには要件がありますが、市内にも禁煙外来はありますので、ぜひお問い合わせください。
禁煙外来(岡山県ホームページ)
この情報に関する問い合わせ先
- 津山市 健康増進課 保健指導係
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- 直通電話0868-32-2069
- ファックス0868-32-2161
- 〒708-8501岡山県津山市山北520
- Eメールkenkou@city.tsuyama.lg.jp