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令和2年8月24日 市長定例記者会見



(抜粋)

 新型コロナウイルス感染症への対応が長期化し、依然として予断を許さない状況が続いています。
 8月22日には津山市民1名の方の感染が確認されましたが、濃厚接触者の方については陰性でありました。
 今後も、引き続き感染拡大防止に努めていただくとともに、不確かな情報に惑わされることなく、また、感染された方やそのご家族等に対する誹謗中傷は絶対にすることがないよう、冷静な行動をお願いいたします。
 これまでに感染症対策は、3回にわたり臨時の補正予算を編成し、対策を強化してまいりました。
 今回の補正予算は、追加的な新型コロナウイルス感染症対策に関する事業をはじめ、災害の発生を未然に防ぐため 早期に着手すべき事業や、公共工事の施工時期の平準化を図るための事業などを中心に編成しております。
  

9月定例市議会への提出議案等について

   9月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、8月31日、月曜日に開会する日程などが決定されました。
 今議会に提出いたします議案は、補正予算議案5件、条例議案2件、その他議案4件の計11件でございまして、本日、議案を送付しております。
 また、追加議案等といたしまして、令和元年度会計決算議案18件及び人事案件4件を予定しております。
 
 

9月補正予算(案)の概要について

   9月定例市議会に提案する一般会計第4次補正予算は、9億3,605万1千円を追加し、補正後の予算総額は599億138万7千円となっております。
 今回の補正予算では、国、県の補助事業の内示に伴う事業費の調整に加え、この際、補正予算措置を必要とする事業のほか、新型コロナウイルス感染症対策として追加的に実施する事業、災害の発生を未然に防ぐため早期に着手すべき事業、経済対策に関する事業や公共工事の施工時期の平準化を図るための事業を中心に編成しております。
 まず、新型コロナウイルス感染症対策として、全11事業、事業費総額4億4,265万円を計上しております。
 主な事業といたしましては、まず、「地域高速通信施設光ファイバ化事業」に3億5,117万円、これは、加茂地域、阿波地域の高速通信環境を整備し、学校休校時の遠隔授業、テレワークなど、「新たな日常」の基盤を構築するためのものです。
 「新生児特別定額給付金給付事業」に7,040万円、4月28日以降に出生した、国の特別定額給付金の対象とならない新生児の保護者に対し、市独自に新生児1人当たり10万円を支給します。
 「公共交通感染症対策助成事業」に800万円、住民の移動手段の維持・確保を目的とした運行継続及び公共交通機関の感染症対策を支援するものです。
 次に、今回の補正予算において、経済対策として公共事業6事業に事業費総額1億700万円を計上しております。
 内容といたしましては、市民生活の基盤となる市道、農道、林道や農業水利施設などの修繕、補修を推進する事業を中心として、「単独農業土木事業」に1,500万円、「広域営農団地農道等維持管理事業」に500万円、「農道整備事業」に1,700万円、「農業水利施設改修事業」に1,000万円、「林道整備事業」に1,000万円、「道路維持管理費」に5,000万円でございまして、住民の安全・安心を確保するとともに、内需拡大による地域経済の活性化を図り、地域経済の下支えをしてまいりたいと考えております。
 続きまして、今回、本市においてはじめてとなる「ゼロ市債」の取組みとして、合計で4,000万円を限度額とする債務負担行為を設定しております。
 これは、本年度中に入札・契約を行い、早期の工事着工を可能とするもので、「広域営農団地農道等維持管理事業」に500万円、「単市道路改良事業」に2,000万円、「道路ストック整備事業」に1,000万円、「単独交通安全施設整備事業」に500万円の債務負担行為を設定し、公共工事の早期着手、施工時期の平準化を図ってまいりたいと考えております。
 そのほかの事業といたしましては、「就職促進家賃助成事業」311万円、若者や子育て世代を中心とした移住・定住者数の向上のため、津山圏域内への就職等を機に 市内の民間賃貸住宅に入居する転入者に、家賃の一部を助成するもので、実績見込から、追加分として計上しております。
 「農業ビジネスモデル構築事業」に7,961万円、地域の農業を、持続可能で強い産業として確立していくための地域商社機能の設立、及び事業推進を図るものです。
 さらに、災害の発生を未然に防ぐための事業といたしまして、「地すべり防止対策事業」に400万円、これは、津山市西部3期地区の地すべり防止対策事業を前倒し実施するための計画概要書を作成するものです。
 「湛水防除事業」に1,000万円、老朽化した中須賀湛水防除施設の代替施設としての排水施設整備を行います。
 「緊急自然災害防止対策事業」に1,500万円、茶屋地区の市道X4019号線の冠水対策、また、家屋の浸水対策として、排水機能を強化します。
 「緊急浚渫推進事業」に550万円、これは、河川環境の整備、及び家屋浸水対策のため、河川の堆積土砂対策を行うものです。
 以上、主なものについてご説明いたしましたが、これらの内容を取りまとめた第4次補正予算を、今回の9月定例市議会に提出することとしております。
 
 

地域商社の設立について

   地域における農業ビジネスモデルの核になる機能として、関係各方面のご助言やご協力をいただきながら、検討を進めてまいりました「地域商社」をここで立ち上げたいと考えております。
 前回の定例会見で報告しました岡田裕治氏を代表者として、10月に株式会社を設立し、本格的な稼働を目指します。
 なお、今回の予算議案には、出資金6千万円のほか、国の地方創生推進交付金を財源とする事業費1,961万円を計上しております。マーケットニーズに基づく戦略的な地域農産物等の販売と併せて、観光や食品製造業など他産業との関連づけによる相乗的な効果が得られる事業と位置づけております。
 今後は、この地域商社を核とする農業ビジネスモデルを実効性のある仕組みとして動かし、農業生産者の所得向上と担い手の確保につなげることで、地域の農業を持続可能で強い産業にしていきたいと考えております。
 

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp