• 本文へ
  • 文字サイズ
    • 拡大
    • 縮小
  • 背景を変える
    • 標準

令和元年6月10日市長定例記者会見



(抜粋)
 先般、5月17日に川崎地内新兼田橋の水道管本管破裂事故が発生しました。原因は老朽化による可能性が高く、現在、6月末を目処に 口径150ミリ以上の橋梁添架管など132箇所について緊急点検を実施しているところです。
 市民の皆様にはご迷惑とご心配をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。
 さて、先日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会より、聖火リレーのルートが発表されました。来年5月21日に美作地域を通過し、市内では聖火の到着を祝うセレモニーを行うことになっております。とても喜ばしいことであり、聖火リレーが成功裏に終了しますよう全力を挙げて取り組んでまいります。
 

6月定例市議会への提出議案について

 6月定例市議会につきましては、本日、10時から議会運営委員会が開催され、6月17日に開会する日程などが決定されました。
 今議会に提出いたします議案は、補正予算議案1件、条例議案4件及びその他議案3件の 計8件でございまして、本日、議案を送付しております。
 また、追加で送付する議案といたしまして、人事案件1件を予定しております。

 

6月補正予算(案)の概要について

 6月議会に提案する一般会計第1次補正予算は、6億8、687万9千円を追加し、補正後の予算総額は489億5、387万9千円となっております。
 今回の補正予算は、地方創生交付金事業や国・県等の予算に対応した補助事業等で、当初予算編成後の状況に応じて、早期に着手すべき事業を中心に編成しております。
 主な事業としましては、本年10月からの消費税改定に合わせ、3歳未満の子がいる世帯及び住民税非課税者に対し、2万円で2万5千円の商品が購入できるように商品券を交付する「プレミアム付き商品券交付事業」に6億7、589万円、森林環境譲与税により創設した「つやま森づくり・木材産業活性化基金」を活用し、植林や間伐などの林業体験や、枝打ちや下草刈り等のノウハウを学ぶ「林業の担い手サポート事業」に113万円、義務教育の未修了者や、中学校卒業者、外国籍の人など学び直しを希望する方々を対象に、週1回3時間程度、教員のOBなどにより学習指導を行う「公民館等を活用した夜間学び直し推進事業」に170万円、全国の史跡等の石垣修理に携わる技能者や技術者等が、石垣の保存と活用にかかる情報や課題を共有するため、調査報告やパネルディスカッション等を本市において行う「全国城跡等石垣整備調査研究会開催事業」に130万円を計上しております。

 

 警戒レベルを用いた避難情報の発令について

 この度、中央防災会議のワーキンググループがとりまとめた報告を踏まえ、本年3月29日に避難勧告に関するガイドラインの改正が行われました。
 本市としましても、今後、避難情報を発令する際には、市民の皆様が、防災情報を理解しやすいように、5段階の警戒レベルに分けて発令し、避難のタイミングを分かりやすくしました。
 具体的には発表・発令する警戒レベルは、数日中に警報クラスの大雨などの可能性がある場合は警戒レベル1、大雨や洪水の注意報は警戒レベル2として気象庁が発表し、避難場所や経路の確認を呼びかけます。
 本市では、高齢者など避難に時間を要する人が早めに避難する警戒レベル3、避難勧告や避難指示で速やかに対象地区全員の避難をする警戒レベル4。さらに、実際に災害が発生した場合には、警戒レベル5として災害情報を発令し、市民の皆様に命を守る最善の行動を呼びかけてまいります。
 出水期を迎え、梅雨前線などによる大雨も予想されますので、市民の皆様におかれましては、気象情報にご留意いただき、避難情報の発令時には、警戒レベルに応じて、適切な避難行動をとっていただきたいと思います。

 

地方創生推進交付金事業について

  本市では、地方創生推進のため、「次世代中山間活性化モデルの構築事業」などの3事業を継続実施しておりますが、今年度から新たに「城下町の風情を色濃く残す津山市中心市街地活性化事業」を開始することとなりました。
 本事業は令和元年度から3年間の事業であり、概算事業費は2億7千万円、国の交付金の交付率は2分の1となっております。
 主な内容としては、「中心市街地でのまちづくりコーディネーターの配置によるビジネス創出プラットフォームの形成」、「全国城跡等石垣整備調査研究会全国大会」の開催など、歴史・文化資源の活用による賑わいの創出」、「城下・城東・城西地区相互の回遊性やアクセス向上の調査」などとなっており、今後、具体の動きを進めていくことになります。

 

 津山市の公共施設等の利活用に関する民間提案制度に基づく活用策の募集開始について

  この度、本制度により、廃園後の幼稚園の中で、高田幼稚園と公郷保育所、また、公園等の利活用策などの提案募集を開始するものです。
 この制度は、本市が保有する公共施設等で、施設整備や運営面において更なる利活用を図るため、民間事業者から広く、独創的で実効性のある提案を募集し、相互協議の上採択し、事業化する制度です。
 提案内容については、知的財産として取り扱い、情報や協議経過等を保護した上で、協議結果によっては、提案事業者と随意契約を締結することができるとしており、この点が大きな特徴の制度となります。
 広く民間事業者の皆様からの自由な発想による活用策のご提案をいただき、市民サービスの向上や利用者増につなげてまいりたいと考えております。
 
 

津山市立地適正化計画の作成について

 本市では、急速に進む人口減少社会に対応し、将来を見据えた持続可能なまちづくりを進めるため、立地適正化計画を作成いたしました。立地適正化計画は、コンパクトでまとまりのある都市構造への転換を図り、日常生活に不可欠な都市機能を維持するため、住宅や医療・福祉などの都市機能増進施設の立地に関する基本的な方針や、これらを誘導する区域及び誘導するための施策を示したものであり、官民が一体となってまちづくりに取り組むための指針となるものであります。
 計画の運用開始は本年8月1日を予定しておりますが、運用開始後には誘導区域外における一定の開発行為等に対して届出が義務づけられることから、広く周知を図るため本日公表することといたしました。
 本計画も含め、将来に渡り、住み続けたい津山の実現を目指したいと考えております。

 

津山地域版「農業ビジネスモデル」について

  昨年7月の機構改革で農林部を新設し、地域の基幹的な産業である農林業の更なる振興を図るための調査検討を進めてきたところでありますが、ここで、津山地域版「農業ビジネスモデル」について、その全体像をお示ししたいと思います。
 まず、このモデルが目指すのは、「持続可能で強い農業の実現」であります。
 実現のための3つの柱には、解決すべき課題でもある「生産者の所得向上」と「担い手の育成と確保」、そして、何より「持続可能で実効性のある仕組み」とすることを掲げております。
 モデルの全体像としましては、「生産から消費までの好循環サイクル」を生み出すための仕組みとして、「既存の助成制度を維持・拡充」するとともに、「農産物直売機能の域外(関西圏)への新設」、「付加価値化や地域商社機能の構築による販路開拓など」の出口戦略、そして、若手農業者の育成や新規就農など担い手不足への対策にもつながる「スマート農業実証」などを組み込み、順次、具現化を図ってまいります。
 なお、具現化にあたっては、地域金融機関や民間事業者による事業参画と支援を受けながら進めていくこととしており、今年度中には、モデルのいくつかを形にしたいと考えております。

 

新規学卒者等の地域内就職促進に向けた取組みについて

  昨年に引き続き、2回目となる「つやまエリアオープンファクトリー2019」ですが、来る7月26日、27日の2日間、津山圏域1市5町で構成する津山市定住自立圏エリア内で開催します。
 このオープンファクトリーは、小中学生から高校生までの子どもたちを対象としています。
 津山圏域の工場や会社を楽しみながら知ってもらうことで、将来の就業や定住化につなげる取組みです。津山圏域内54社の工場や企業の見学ほか、ものづくり体験メニューを用意しております。
 なお、プレイベントとして、6月19日に津山高専の学生を対象とした企業見学会を開催します。
 次に、新規の取組みとなります「学生のためのつやまオープンジョブ」についてです。
 8月22日に開催するこのオープンジョブとは、県内外の大学、短大、専門学校、高専等の学生を対象にして、「気軽で」・「楽しい体験」をテーマに、本格的な就活を前に、魅力あふれる地域企業を知っていただこうという取組みです。業種によって、5つのコースを設け、それぞれ2社を訪問し、企業の理念や概要の説明をいただいたり、仕事体験や社員の方との座談会を行う予定です。
 この取組みを通じて、地域企業の魅力を知ってもらい、つやまインターンシップや就活セミナー等の就活イベントへの参加につなげながら、新規学卒者による地域内の就職促進を図ってまいりたいと考えています。

 

津山市立図書館「flickr(フリッカー)」活用状況について

 津山市立図書館では、津山市の過去と現在の写真をデジタル情報の形で収集し・広く活用していただく目的で「flickr」を利用した公式ページを平成31年3月1日に公開いたしました。これは、県内初の取り組みであります。
 「flickr」はアメリカの会社が運用する写真の共用サイトで世界中に利用者がおられます。そこで日本語とともに英語のキーワードをつけて、海外からの検索にも対応できるようにしております。
 現在公開している写真は、鶴山公園の桜や城東地区、阿波の布滝など津山の風景を中心に119点です。公開して約3ヶ月で、2万4千回以上閲覧されており、世界に向けて津山の魅力を発信しています。
 公開している写真は見て楽しむことはもちろん、ポスターやチラシの作成など自由に使うことができます。どなたでもご利用できますのでぜひご活用いただきたいと思います。
 デジタル・アーカイブ「flickr」の公式ページは津山市立図書館のホームページからリンクしています。今後、津山市がオープンデータとして公開する写真等の画像データは随時津山市立図書館「flickr」公式ページで公開し、津山の魅力の発信に努めてまいります。
 
 

人間ドック受診費用助成について

  本年度も6月から、特定健診・高齢者健診を実施しております。対象の方には個別に通知を差し上げております。
 また、今年度から、津山市国民健康保険にご加入の40歳から74歳の方で人間ドックを受診された方に対し、受診費用の助成を開始しております。
 市民の皆さまが健康で暮らすためには、毎年健診を受けていただくことが大切です。生活習慣病を早期発見し重症化を防ぐなど、ご自身や家族の将来のために、毎年特定健診や人間ドックを受け、早期治療や生活習慣の見直しを通じて、健康維持に繋げていただきたいと考えております。
 

この情報に関する問い合わせ先

津山市 秘書広報室(広報)
  • 直通電話0868-32-2029
  • ファックス0868-32-2152
  • 〒708-8501岡山県津山市山北520
  • Eメールkouhou@city.tsuyama.lg.jp