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第2回審議会の様子

 

日時 平成27年1月13日(火曜日)10時00分から

場所 津山市役所 2階 大会議室

 

第2回の審議会も、活波鶴丸くん(かっぱつるまる 左)と、さくら姫ちゃん(右)、事務局の3人が案内してくれます(^^)

 

 

 

 

 

 

会長あいさつ

 

さくら まずは、杉山会長のあいさつだよ。

(杉山会長)

 今年は未年で、群れをなして平和に過ごせる年です。昔、私はニュージーランドに住んでいました。ニュージーランドは、人口300万人、羊が8000万頭と言われていましたが、最近は変化して鹿を飼っています。鹿肉の方が肉の値段が高いためもありますが、羊を全て買ってくれていたイギリスがEUに加盟し、輸出ができなくなりました。これも生きていくための選択だろうと思います。
 本審議会も、将来の津山市を決める重要な会であり、真剣、かつ、活発なご議論をいただきたいと思います。
 特に、留意していただきたいのは、総花的にならないようにすることと、10年、20年という長期的な視点が必要であるということ。
 この2点に注意しながら、ご議論いただくようお願いします。


鶴 丸 会長さんは、選択と集中が大事だと言われています。お金を分散させるのではなくて、長期的に重点的に投資できるような計画を作る必要があると考えられているみたい。

 

協議事項(1)人口等将来推計結果について

鶴 丸 今回の審議会の協議事項の目玉である人口等将来推計結果について、事務局から提出がありました。

 資料  人口等将来推計結果

 

事務局 津山市の30年後・50年後を見据えた10年間の計画をつくる上で、とっても大切なものが「人口等将来推計」だと思っています。この資料を審議会はもちろんのこと地区別懇談会や分野別懇談会等に示していき市民と一緒に協議をしていきたいと考えています。

 

事務局 表を見ていただければわかるとおり、2065年の50年後には、津山市の人口は5万人を切り、特に年少人口は現在の1/4と激減するという非常にショッキングな推計となっています。昨年5月の日本創成会議の発表以降、人口減少問題が大きくクローズアップされてますが、本市においても、人口減少問題を、最重要課題として取り組んでいくことが、極めて重要であると考えています。
 そのための基礎資料として、このたび推計結果を公表しました。

 


鶴 丸 津山市の人口が1/2になっちゃうの~???ホントにショッキングなニュースだ。日本創成会議の資料を裏づけるような資料になってしまったね・・・僕たちも津山市の将来を真剣に考えないといけない・・・
 あっ!杉山会長さんから意見があるみたいだよ。


(杉山会長)   長期予測は難しいものですが、人口推計は比較的外れないので、この推計結果は真剣に受け止める必要があります。出生率の向上は、人口維持のために必要だが、津山市は、全国平均より高く、流出に着目するべき。資料にもあるように、岡山市に非常に多く流出しているが、すなわち、今は都市間競争の時代であり、現状では、津山市は岡山市に負けているということ。
 第5次総合計画策定に当たり、都市間競争の視点を持つ必要があり、経営学の競争戦略論の大家であるマイケル・ポーターが、競争に勝つためには、3つしかないと言っているので紹介します。
 1点目は、「コストで勝つ」。つまり、津山市に住むと、住宅や教育など、生活費が安いので、他市に比べて、豊かな生活ができる、といったこと。
 2点目は、「差異化」。他の都市とは違う魅力を、いかに作り出せるか。
 3点目は、「どこかに集中するか」。総花的に予算や資源を配分するのではなく、集中させる。

都市間競争に勝ち残るために、この3点について、どうしていくべきか、ということを、本審議会において、ご議論いただきたいと考えています。


さくら だんだん核心に近づいているからみんな真剣で熱くなってます。他の委員さんも話があるみたいだよ~(^^)


(委 員) 大変深刻な推計結果であり、人口減少にどう取り組んでいくかが、第5次総合計画の中心的な課題になると思う。推計結果について、他の地方都市と比べ、特徴はあるのか?


事務局 年代別の人口移動で示されているように、全年代を通じて流出(マイナス)しているが、特に多いのは、高校卒業時であり、理由は進学・就職によるものと思われる。流出した方に、帰ってきてもらうためのUIターンなどの対策が必要。また、岡山市への流出も多く、都市間競争の視点が重要。他都市との差別化を図り、独特の魅力を見出し、発信していきたいと考えています。




委 員) 自分は、20年前に、33歳で、神戸から津山に戻ってきた。その際、市内に就職先がなく見つからないままで、帰郷後、岡山市内で仕事を見つけ津山から通勤していた。やはり、津山からの流出の原因を考え、対策すべき。現在、神戸で短大に通っている娘が、津山に戻って就職すると言っているが、決心するまでは、かなり葛藤があったようだ。自分がまちづくり活動をしていることもあり、娘は、津山や地元の魅力を感じて、津山が好きだと言っているが、一般的にはどうか。
 なぜ、皆さんの息子さんや娘さんが、市外で就職するのか。親が津山の魅力を感じ、伝えなければ、子どもには伝わらない。若い世代、特に女性が、なぜ津山に魅力を感じないのか、この会でも議論していきたい。

(会 長) ご指摘のとおり、津山市の魅力の向上と、産業基盤作り、すなわち「職」を作ることが重要。鳥取、岡山、広島各県の、県外からの転入者数を見ると、岡山県の次が、鳥取県。あまり大きな差はなく、岡山県以上の努力をしているのだろうと思われる。津山市も努力しなければならない。



(委 員) 小学校区を基本とした単位で提示した理由は。産業面からの全市的な取り組みとのバランスもあるのではないか。



事務局 今週末から開催する地区別懇談会において、市民の皆さんに、市全体と同時に、お住まいの地域の今後について考えていただく資料としていきたいと考えています。複数の市町村が合併した市であり、それぞれの地域の特徴を把握することも必要と考えました。

さくら 委員さんからいっぱい意見が出てるよ。

鶴 丸 今後は、地区別懇談会や分野別懇談会等でどんな意見が出るか楽しみだね。杉山会長さんが採決に入っているよ。無事に原案どおりの承認が得られたみたいです。


 

 

報告事項(1)津山市第4次総合計画のまとめ(中間まとめ)について

鶴丸 第1回の審議会で委員さんから依頼されていた「第4次総合計画」のまとめを報告してるよ。第4次総合計画は現在も進行中だから「中間まとめ」ということだね。

 提出した資料
 資料① 第4次総中間まとめ(本文)
 資料② 第4次総中間まとめ(社会環境変化年表)
 資料③ 第4次総中間まとめ(地域別事業一覧)
 資料④ 第4次総中間まとめ(分野別事業一覧)
  
 ★4次総総括シート 大綱Ⅰ(子育て支援と健康福祉の充実)
 ★4次総総括シート 大綱Ⅱ(人づくりと文化の振興)
 ★4次総総括シート 大綱Ⅲ(産業振興と雇用の創出)
 ★4次総総括シート 大綱Ⅳ(美しい自然と快適空間の形成)
 ★4次総総括シート 大綱Ⅴ(安全なくらしと都市基盤の整備)
 ★4次総総括シート 大綱Ⅵ(まちづくりの推進方策) 


さくら たくさんの資料だね・・・よくわからない・・・事務局さん助けて~

事務局 簡単にいうと、第4次総合計画は、平成18年から平成27年までの津山市の指針となるものですが、それを現在までの出来事や事業内容等をまとめたものを提出しました。第4次総合計画を前期(18~20年度)・中期(21~23年度)・後期(24~現在)に分けて報告をしてます。できるだけわかりやすくしたつもりですが・・・多くの資料なのでゆっくり読んでくださいね。


さくら 少しずつだけど読んでいきます・・・・(^^;) 委員さんから質問が出てるよ


(委 員)計画策定後、見直しや修正はあったか?
(事務局)随時見直しを行い、その際、事業を精査し、追加や変更を行ってきました。


(委 員)合併の評価に関する市民意識調査を行ってはどうか?
(事務局)調査については、現時点では予定していませんが、地区別懇談会等を通して、意見を聴いていきたいと考えています。


(委 員)環境保全・上下水道の実施率が低い理由は何か?
(事務局)ハード事業の場合、国庫補助金等が伴わない場合や、入札により落札額が抑えられる場合などがあるためです。
(委 員)具体的にはどういう事業か?
(事務局)下水道事業や街路事業が考えられます。
(委 員)下水道事業は,財政圧迫要因となるため、むしろ健全なことだと思う。



(委 員)農林業の項目が少ないと感じるが、旧町村地域は農林業のウェイトも高く、住民意識にも影響が大きい。6次産業化を考えても、農林業は欠かせないのでは?
(事務局)昨年策定した「津山市成長戦略」において、農林業もエンジンの1つと位置づけています。このことを踏まえて第5次総合計画に位置付けていきます。



(委 員)子育て、健康福祉が、最大の課題。県の方でも、今後、取り組んでいく課題としている。道路よりも、子どもを増やすことが、一番重要であり、予算も集中した取り組みが必要だと考えます。




(委 員)人づくりについて、津山にとって必要な人材育成という視点を持ち、一般論でなく、具体化していくべき。


(会 長)笑顔と渋い顔や、〇◎など、評価を、分かりやすい形で示すよう、第5次総合計画では工夫してほしい。全体で約1000億円、年に約100億円の事業費であり、その内の、例えば5億円は子育てに集中させる、といったメリハリが必要。

 




鶴 丸  委員さんの知識や熱意には頭が下がるよ。いろんな意見が出てるけど、皆さん事業の集中投資をするべきだという意見が多く出てるみたい。次の報告に移っていくみたいだよ。



 

 


 

報告事項(2)市民意見反映の取組みについて

鶴丸 報告事項の2番目として、どうやってみなさんの意見を聞いていくのか事務局が報告してます。

 
 ア 地区別懇談会の実施について 
     資料 地区別懇談会の資料と日程(予定)
 
   イ 分野別懇談会の実施について
   資料 分野区別懇談会の資料と日程(予定)



さくら 地区別懇談会は、市長さんをはじめとた特別職、各部局の部長、事務局が、各地域をまわって市民の皆さんのご意見やご提言を伺うんだね。分野別懇談会も、子育てや教育、経済・雇用、まちづくり、農業・林業、健康・福祉のいろいろな専門分野の団体さんにご意見・ご提言を聴くんだね。

鶴 丸  さくらはよく勉強しているなぁ~そのとおりだけど、たくさんの地区を短時間で回らならなければならないから大変だね。




 ウ グループインタビュー調査の実施について  資料 グループインタビューについて

さくら 事務局さん・・・このグループインタビューって何ですか?よくわからない・・・・

事務局 グループインタビューは、無作為抽出した市民の方をグループ別(属性別)に分けて、事務局がインタビュー形式で10年後の津山市の方向性について聞いていくものです。各グループは6~7名程度として5グループぐらいを予定しています。この調査のねらいは、本音を引き出し、市政の課題や潜在的ニーズを掘り起こすためです。

鶴 丸 じゃあ、この調査は非公開となるのかな?

事務局 さすが、鶴丸くん。参加者のプライバシー保護等の観点と、参加者の本音をより引き出すために、冒頭のみ公開とし、会議は非公開とします。

さくら なんとなくわかったけど・・・結果を楽しみにしておきますね。




 エ ワークショップの実施について  資料 ワークショップについて

さくら  またわからんものが出てきたよ~さっきのグループインタビューと同じじゃないの?
事務局 これは、人口等の推計分析結果、懇談会等の結果をふまえ、テーマや分野を絞って、意見聴取を行います。市役所の若手職員と市民の皆さん(いずれも1グループ5~7名程度とし、3~5グループ)で分野ごとに分かれてワークショップを行います。課題を共有したうえで、総合計画の目玉(重点)となる戦略的かつ具体的な政策や事業を導き出すために実施していく予定です。




 オ 転出入者アンケート調査の実施について
  資料 アンケートの実施について    アンケート


さくら  これはわかるよ~津山市に転入して来た人や、転出される方にアンケートをとるんでしょ~
事務局 そのとおりです。市役所に手続きに来られた方にご協力いただいて、人口の流出入の実態を把握し、計画策定の基礎データとするものです。
ご協力よろしくお願いします。


さくら 協力したら、いいものがあるの?
鶴 丸 こらぁ~さくら~ずうずうしいぞ~(##)

事務局 さくらちゃんのご希望にそえるものがあるんですよ~今回は、東洋繊維興業株式会社さんのご厚意で「ランナータオル」を1000本いただいています。転入の方には「ようきんちゃったタオル」、転出の方には「またきんちゃいタオル」として、ご協力いただいた方へ贈呈しています。東京マラソンでも活躍した1本1000円くらいするタオルなんですよ。

さくら すご~い~社長さん太っ腹~。
さくら
鶴丸事務局 東洋繊維興業さん、本当にありがとうございます。皆さんもアンケートにご協力ください。



 カ 総合計画策定のための市民意見募集について

事務局 これは、特に資料はないのですが、市民の皆さんからご意見・ご提言を募集します。郵送・Eメール・FAXなどで様式も任意です。意見を募集するのは、
 ①人口減少社会に向かい、50年・30年後を見据えた10年後の津山市はどういうまちであってほしいですか?
  ②①のために、何が必要ですか?
  ③①のために、重点的に取り組むべき施策は何だと思いますか?
  ④①のために、行政は何をすべきだと思いますか?
  ⑤①のために、市民は何をすべきだと思いますか?
 などです。今後、ホームページでも募集していく予定ですので、どしどしご応募ください。年齢・性別は忘れずに書いてくださいね。できれば住所・氏名・職業も書いていただければ嬉しいです。


さくら しかし、ア~カまでの取組みで、たくさんの人の意見を聴いて計画に反映させていくんだね。市長さんの「市民目線」の考えがよくわかる取組みだね。

(会 長) 地区別や分野別の懇談会は、非常に意義ある取り組みだと思います。市民一人ひとりが、市長になったつもりで、10年後の津山市について議論し、個人の利益に走らないようにしていただきたい。直面している大きな課題、人口減少への対策を、真剣に考えないと、いつまで経っても何も変わらない。しっかりと検討していきましょう!

さくら鶴 丸 会長さん、了解しました(^^)微力ですが、しっかり考えていきます。みなさんと一緒にがんばります!!!


 

 

今後のスケジュール

 (会長) 第3回の審議会を、平成27年3月23日午前10時から市役所大会議室で開催する予定としていますが、よろしいか?
鶴 丸 特に意見はないみたい。そのまま承認となりました。

事務局 それでは次回は、平成27年3月23日午前10時から市役所大会議室です


事務局  このあと報道関係者の方に人口推計の説明を行いました。皆さんに人口推計の結果を知ってもらって、津山市の将来について一緒に考えてほしいです。


  





鶴丸さくら事務局    委員の皆さん、おつかれさまでした! だんだんと計画策定に向けての動きが出てきたいるので、みんなでがんばりましょう!!!

 

 

 

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